話題爆発!東大阪八尾ウォーカーを作った人にインタビューしちゃいました!

   

ついに発売されました、東大阪八尾ウォーカー2015。前回が2010とあって、満を持しての発売で、12月の発売日には小阪駅前でも販売され、栗林書房も大繁盛でした。

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ということで、恒例の「東大阪本を作った人にインタビュー」は株式会社KADOKAWAの山田孝一さんと近藤智樹さん。忙しい合間を縫い、東大阪八尾ウォーカーを囲んで、気になるアレコレを聞いてきました。
読者の皆様も、是非東大阪八尾ウォーカーを片手に。臨場感たっぷり内輪ネタ満載でお届けします。

01

今までの「東大阪八尾ウォーカー」を読みながら、座談会形式で

― 今日はお忙しい中ありがとうございます。
山田 昨日が別の仕事の校了だったので、今日はちょっと余裕ありますよ。
近藤 のんびり仕事していましたから問題ありません。
― では、遠慮なく質問しちゃいます。ぶっちゃけて、売れてますか?
山田 いきなりですね(笑)おかげさまで。無茶苦茶ってことではないですが、手応えはいいですね。
― なんせ4年ぶりですもんね。今回のコンセプトはなんでしょうか?
山田 過去2回(2007年、2010年)は名店紹介だったんです。なので今回は「新しいお店」です。
― 確かにここ1年から1年半くらいにできた勢いのあるお店がたくさん載ってます。
近藤 週ひがさんに情報提供いただいたお店もありますね。
― ちょっとはお役に立てたかな(笑)

山田孝一さん。東大阪人のアイデンティティを本にぶつけてくださいました。

山田孝一さん 東大阪人のアイデンティティを本にぶつけてくださいました。

日本中が注目する近畿大学

― 山田さんは東大阪に住んでいらしたんですよね。
山田 近畿大学出身なんですよ。大学進学と同時に住み始めました。
― それで近大の特集企画(P56)があるんですね(笑)
山田 それもありますが、近畿大学は全国的に注目されていますから。近大マグロもメディアによく露出してますしね。
― 「すわん(P60)」がガッツリ載ってるメジャー誌ははじめてなんじゃ?
山田 他でも取り上げてますよ(笑)
― 近藤さんも近大の取材に行かれたんですよね。
近藤 学内を歩いて移動したのですが、広さにビックリしました。「まだ着かないんだ」て思ったりも(笑)
― 確かに街中にあるキャンパスなのに大きすぎるかもですね。山田さんはどちらに住んでたんですか?
山田 初めは大蓮です。
― あれ?近大から遠くないですか?
山田 そうなんですよ。なんせ九州から出てきて、土地勘がなかったので。3年の時に友井に引っ越しました。
― なるほど、大学から近すぎず遠すぎず、便利ですね。駅から遠いけど。
山田 実は、東大阪に住んですぐは馴染めなかったんですよ。
― 18才の少年に東大阪の濃さはなかなか理解できませんよね(笑)
山田 でも、住めば都。段々好きになってきて。上司に今回の企画を通すときも時も「大丈夫、僕が言うから間違いないです」という気持ちで。通しやすかったですね。
― どっぷり東大阪に漬かってますやん(笑)

02

近藤智樹さん 今回週刊ひがしおおさかと最もやりとりをしてくださいました。

東大阪ってどんなところなんだろう?

― 近藤さんは、神戸出身なんですよね。オシャレな神戸市民から見て、東大阪ってどんな街ですか?
近藤 正直に言うと、今回の仕事をするまで東大阪になんのイメージもなかったんですよ。
山田 存在は知ってたの?
近藤 それはもちろん(笑)仕事をしながら山田が「こんな雰囲気で〜」とか「こんな店があって〜」とか教えてくれて。それでイメージを膨らませていました。
― 「駅を降りたら世紀末…」みたいなイメージ持ってたとか?
近藤 まさか(笑)取材に向かう電車の雰囲気が「なんか違うな」とは思いましたね。
山田 鶴橋の焼肉の匂いがしたからじゃない?
近藤 それもあるかもですが、いいとか悪いとかではなく。「違う」って思いましたね。
山田 東大阪って、もともと三市(布施市、河内市、枚岡市)が合併したこともあり、キーステーション(中心駅。八尾市の近鉄八尾駅、大東市と住道駅など)が無いんですよ。いい意味でも悪い意味でも凹凸がないというか。
― よく「平たい」って言われますね。
山田 駅を中心に、お店が集中している場所があって。でも東大阪は市全体に広がっている。それが一番の特徴ですね。

04

取材時にタイミングが悪くてナンを食べられなかった近藤さん

東大阪八尾ウォーカー2015に込められた想い

― 確かに他の街角ウォーカー(地名のついたウォーカー)は、新しい商業施設が出来たとか駅が改装されたとか、そんな話題が中心に来ますよね。
山田 東大阪にそれがないなら、東大阪を網羅しよう。そう思って作ったんですよ。
― うん、確かに隅から隅まで。
山田 「近鉄奈良線ばっかりや」と言われがちですが、JR学研都市線も近鉄大阪線も、地下鉄中央線・近鉄けいはんな線もちゃんと入ってるんですよ。
― 週ひがは徳庵が大好きなので、Le Show(P34)が入っていてかなりうれしかったです。
近藤 あと、今回はじめて地域メディアの方にページを作ってもらって(P54)、面白いページになりました。
― 瓦版ですね。
近藤 ドーナツとかナンとか、僕達わかりませんからね。あと、カレーパンが美味しかった。
山田 美味しかったって言ってたね(笑)
― 取材時にも鳴門屋のラグカレー買ってはりましたよね(笑)
近藤 本当にビックリしたんですよ。「ウマ!」って。あと、瓢箪山のドーナツ屋さん。
山田 僕も買ってきてもらって食べたんですが、ほんと美味しかった。レベル高いですよ。
― 激戦区って書いてよかった(笑)

05

学生時代のバイト先が週ひが代表の知り合いだった山田さん

地元へのこだわり

― 地元の人が作ったなって思えるのが、次世代の職人(P62)。これって他の地域ではされてませんよね。
山田 はじめてなんですよ、この企画。やっぱり東大阪八尾らしさを出したくて。となると、モノづくりのまちです。それなら、今までにないモノづくりをと。
― 実際に上手工作所(P62)やグラステイラー(P64)が、かっこいい写真で載ってると感慨深いですね。
山田 皆さんよくしゃべってくださいましたし取材に協力的で、助かりました。
― 他にも生駒山特集(P74)。東大阪の学校の校歌には生駒山が必ず出てくるし、ハイキングや遠足の定番。
山田 実は僕、ラッキーガーデン(P74)で畑を借りているんですよ。
― そうなんですか(笑)
山田 野菜を作っていて。こんないいとこ、いつか特集したいと思ってたんです。
― 東大阪人の生活、遊びを直に知ってる。
山田 大学入ってから13年お世話になりましたから。今でも近鉄に乗ったら懐かしいというか、帰ってきた気分になります。良いことばかりじゃなかったんですが、この仕事で少しでも恩返しできたかなと、思っています。
― 恩返しどころか、これで東大阪は大きな借りができました。いい本をありがとうございます。

記事:前田寛文 @MaechanYK
写真:mihorobot

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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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