キーマ×欧風！おいしさ2倍「あいがけカレー」な関係

「ヤドカリ」ってご存じですか？バーや居酒屋の営業時間外を借りて出店する「宿借り」店舗のこと。今日ご紹介するのは東大阪・長瀬駅すぐのヤドカリ店。昼はカレー店、夜はバー2つの顔をもつ「レモンハート」です。

名物「あいがけカレー」(650円)

■おすすめカレーリサーチ
「レモンハート」へ来たらまず押さえておくべきは「あいがけカレー」。キーマとスタンダードの2種類のカレーがかかった、ぜいたくな逸品です。
キーマは豚と牛のあいびき、ナス、ピーマン、ニンジン、タマネギなど具沢山。対するスタンダードはタマネギをあめ色になるまでトロトロに煮込んだ欧風です。
具がぎっしりでボリューミーなキーマと、ほどよい甘辛さが日本人の好みに合うスタンダード。2つ同時に味わえるなんて感動！食欲もおいしさも2倍です。

ポーチドエッグとレーズンが、味をまろやかにしてくれます。ライスはターメリック。ん～、いい香り。

■昼はカレー、夜はバー
「お酒にも合うようなカレーを作りました」と話すのは、「昼の部」カレー店店主の杉井さん。「夜の部」バー店主築山さんと交代でお店を切り盛りしています。

「昼の部」カレー店店主の杉井さん(左)と、「夜の部」バー店主の築山さん(右)。

店内はスタンディングスタイル。カレーもお酒も立って楽しむ！

バーが創業6年目を迎えた今年3月、常連客だった杉井さんが「昼の部」を開始。バーのスタイルを活かし、立って食べられるカレーを始めました。
中には昼からカレーをさかなにお酒を楽しむお客さんもいるのだとか。なるほど、それで「お酒にも合うカレー」なんですね。

■マスターはウイスキーマニア！？
「バーめぐりの趣味が高じてお店を持ちました。海外のバルのようなスタイルに憧れ、スタンディングのスタイルに」と話すのは「夜の部」担当の築山さん。「自分が好きなものを」とお酒を並べていくうちにウイスキーがどんどん増え、棚には100本以上がずらり。
「昼の部」のカレーが「夜の部」ではミニカレーとして出されることも。お酒とカレーの共演を楽しんでみて。