インターンの中村です。
1月28日(土)の入替戦にまでもつれ込んだ今シーズンの近鉄ライナーズ。トップリーグ昇格を狙う九州電力キューデンヴォルテクスとの戦いは、ホーム花園で行われました。
絶対に負けられない戦いに選手はもちろんのこと、ホーム花園の近鉄応援団もいつも以上に力が入ります。

澄み渡った青空に映える生駒山。街全体で応援しているかのよう。

キッフオフ直後から、ライナーズは相手ゴールライン側まで近づき、突破を試みますが、九州電力のデフェンスをなかなかこじ開けることができません。
しかし右に左にボールを展開し、連続攻撃を仕掛けると前半13分15アンドレ・テイラーがデフェンス2人をうまくかわし、中央やや右付近にそのままトライ。Gも決まり7-0とライナーズが先制点をもぎ取ります！

ディフェンスをするりするりとかわす15テイラー。

このトライを皮切りに、ライナーズはどんどん攻めていきます。24分には、このシーズン力を入れてきたスクラムの強さを見せつけ押し込むと、こぼれたボールを9金哲元がすぐさま拾ってトライ。14-0と順調にスコアを重ねていきます。
32分にもモールドライブで2永下がトライを決めると、ここでライナーズ応援団からは、「もう一本」コールが。

強靭な、完成されたスクラム。

それに応えるかのように、前半39分、7辻が積極的に仕掛け前進。フェーズを重ね、じりじりゴール直前まで迫ります。6トンプソンから再び7辻へオフロードパスが通ると、そのまま飛び込んでトライに成功！
Gも危なげなく決まったところで前半が終了。ここまでで26-0と九電に付け入る隙を与えません。

後半も調子を上げていきたいライナーズ。後半11分、モールでのトライに成功し33-0に。攻撃の手を緩めません。

やったぞ、ラトゥイラがトライ！

後半19分にはテイラーがこの日2本目のトライを決めます。難しい角度のGも12野口がしっかり決めスコアは40-0に。
さらに、もう一本のトライを加え、ここまでで7本とトライ量産します。九州電力は試合終了間際に意地の攻撃を見せましたが、ライナーズのデフェンスを崩すことはできず試合終了。

この後、華麗にハンドオフしてトライ。さすがテイラー。

ライナーズは完封勝利！スコアは47-0と、改修前最後の花園にふさわしいプレーを見せてくれました。試合終了後、選手たちがスタンドへ挨拶へ行くと、応援に駆けつけたライナーズファンたちはスタンディングオーベーション。熱い声援で選手たちを祝福していました。

スコアボード下にも、多くのファンが。握手にサインに大忙し！

「今シーズンやってきたことの成果は見えてきた、それプラス僅差の試合を勝ちきれるようにしていきたい」と試合後の会見で、来季の豊富を語った坪井監督。

もう次のシーズンを見据えた戦いは始まっていました。今後も、今日のようなプレーを見られることを期待しましょう！来シーズンもライナーズから目が離せません。

改修前の最後の花園で、集合写真。