週刊ひがしおおさか 最終更新日2007.11.01
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10月28日は東大阪市市長選挙です
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市政日記 2007.10.29 感想戦
 28日に投票された市長選挙の結果自民公明の推薦を受けた野田義和氏が当選し、市政を率いていくこととなりました。市長のリコールと言う市政の混乱はこれでひとまず集結した形で、今後野田新市長の訴えていた「財源を確保した市政」がどのような形で実現されていくのかが今後の焦点になります。
 その一方、投票率は42.0%。前回の市長選は36%と言う数字ですから、それと比較すると上がっていることになりますが、全国的にも話題になった市長選で過半数を割ってしまったことは今後府議選、国政の補欠選となればまた一段と下がってしまうことが予想されます。低投票率は今に始まったことではありませんが、その背景には今回各陣営が行った中傷合戦が関係しているように思えてなりません。
 今日は市長選におけるネガティブな選挙活動について考えてみたいと思います。

選挙日前日共産市政を批判して市内を歩き回る男性3人組
 「長尾さんでええやんか」と「ええやんかでは、無責任!」

 共産党員である長尾前市長がリコールされたことにより行われた今回の市長選挙。告示は21日でしたが実際にはそれよりもかなり前から選挙戦はスタートしていたと言っていいでしょう。
 まずは9月末の市議会議員選挙です。このとき初めて市長がリコールされていたことを知った方も多かったと言うくらい、共産系の候補者が
「不当なリコール!」「前代未聞!」と喧伝していました。
 その影響がもろに出る形で共産党の議席が4増加。自民党と公明党の議席は2ずつ合計4減ってしまいます。この時点で長尾市長再選に大きく針が振れたと言っても過言ではないでしょう。
 そして市長選挙があと2週間に迫った頃から、各家庭の郵便受けに山のようにビラが入るようになります。
 最初のうちは長尾前市長の失政内容や、同和利権の実態を暴露するような物が多かったのですが、段々と候補者を人格攻撃をするようになり、告示後には野田義和氏個人の女性問題を中傷する怪文書まで出回る始末です。そして選挙前日にはあちこちで長尾前市長と共産市政を個別攻撃しながら練り歩く謎のグループ(上記写真)が市内の至る所で見かけるようになりました。これでは市民が投票意欲を失ってしまっても仕方がありません。

 本来地方自治とは「民主主義の学校」と呼ばれ、自分に一番身近な代表を選ぶ場としてもっとも関心の高い行政区分でした。ところが社会の情報化が促進され人々が情報を得る手段が多様化すると、結局テレビや新聞を代表とするマスコミが大量の情報を発信し、マスコミが発信する情報以外は市民に届かないと言う状態になっています。もちろん普段市議会の議題や市役所の動きなどは全くマスコミから発信されません。

 不祥事が何もない市長のリコールは前代未聞です。それが市議選の選挙結果に影響を与えたのは確実です。しかし市長選では少なくとも結果としては「リコールやむなし」という判断を市民がしたことになります。
 実際に不信任にはそれなりの事情があったのかもしれません。もし市議会で今何が起こっているのか市民が知っていたら、市長の市政運営がもっと市民に届いていたら、市民は「リコールは不当」と感じ、選挙結果は全く違っていたかもしれません。もちろん逆もまた然りですが、権利を使った人が半数にも満たない選挙を「市民の声」と叫んでもむなしさが響くだけです。
 結局のところ、我々市民には市の首長を適切に選ぶ材料を用意されていないのです。適切な判断どころか間違った判断をする材料すら与えられていません。その結果が今回も続く低投票率につながっているのではないでしょうか。
 4年後の市議選及び市長選の頃には、少しでも必要な情報を得た状態で選挙に臨むことを期待したいと思います。
市政日記 2007.10.09 市長のリコール
 去る9月8日東大阪市議会は長尾前市長に対する決議をしました。所謂市長のリコールです。長尾前市長もそれを受け入れ10月28日に市長選挙が行われます。
東大阪市長長尾淳三君の不信任に関する決議(東大阪市議会)

<以下引用>
長尾淳三市長は実現不可能な多くの公約を掲げて当選したが、その実現を信じ一票を投じた多くの市民の期待をことごとく裏切ろうとしている。また、就任後、 市長は議会におけるこれまでの審議経過を無視し、防災機能を併せ持ち、職員削減など合理化のできる上下水道局庁舎の建設中止をはじめ、市が行う数多くの事 業について、独善的な市政運営を進めてきた。また、ものづくりのまち東大阪にぜひとも必要な集合工場建設にも失敗した。
<引用終わり>

 就任からたった一年。東大阪市の市議会が空転しているのは多くは無い新聞からの情報で知っていましたが、それにしても住民の直接選挙によって選ばれた市長がリコールされるというのは相当なことなはずです。長尾市長および共産党が
「市長のリコールとは汚職やスキャンダルなど、市長自身の大きな不祥事が明るみに出た時点で行われるのが通例。いったい長尾市長にどんな不祥事があったのか?」
と街頭で主張しているのにも納得してしまいます。現に私の周囲でも「生まれてこの方共産党に投票したことは無かったが、今回限りは」と先の市議選で意思表示された方も多かったです。
 しかし市政のことに少し詳しい人からは「長尾市長の言っている・行おうとしていることは実現不可能なことばかり。そんなことばかり主張して実際にやらなければいけないことは一切しなかった。」とよく聞くのも事実です。
 私たちは残念ながら東大阪市で何が起こっているのか詳しく知りません。長尾市長の行おうとしていることは辛うじて知ることのできる範囲ですが、それがどれほど実現不可能なことなのかはわかりません。
 先の10月1日から郵便制度が民営化されました。それに伴って私たちは少なからず郵政民営化の是非について議論し判断することができました。
 しかし同じくらい私たちにとって重要な「東大阪市内における集合工場建設」については議論を私たちは行うことができません。なぜなら私たちはそれに関する情報を持っていないからです。
 こんなことを書くと「議事録も閲覧できるし、市政だよりにも市政のことは掲載されている。議会を膨張することだって可能だ。」という人がいるかもしれませんが、そのすべてに目を通して自分なりの判断ができる余裕のある人が現実的にどれくらいいるのでしょうか。

 今私たちに必要なのは、日常的に東大阪市について知ることができる仕組みです。東大阪市で何が起こっているのかを要約しわかりやすく解説する代弁者が必要とされているのです。その代弁者がいないからこそ、私たちは東大阪市の将来について考えることができないのです。
 このホームページでは現在東大阪市で何が起きているのかをできるだけわかりやすくお伝えししようと思います。政治だけにとどまらず経済や暮らしについて日常的に東大阪市の情報が流れ、日常的に東大阪市の将来について考えることができるようになれば、東大阪市は良いか悪いかは別問題として変わることができるはずです。
週刊ひがしおおさか 編集長ヨテムク
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