松沼博久

1952.9.29生
79-90西武
297試合
112勝94敗1S
975奪三振
防御率4.03
●タイトル
新人王(79)最多奪三振(82)

 79年ドラフト外にて西武に入団。同時に弟の松沼雅之も入団したため兄弟選手として有名で登録名は「松沼兄」、愛称は「アニヤン」。
26歳でプロデビューと完成されてプロに入りし、野村克也とコンビを組んで一年目から大活躍。ピタッと制止した状態から腕が下からでる流れるようなゆったりとしたフォームで、今ではほとんど見かけなくなった本格的なアンダースロー。
速球140と少し、変化球も左右に少しずつ曲げる球しか持っていなかったが、アンダースロー特有の浮き上がりながらホームベース付近でナチュラルに変化する速球で三振の山を築いていった。
 デビューした79年は西武にとっても一年目の年にあたる。後の王者・常勝西武もデビューは開幕12連敗と散々な内容。この連敗を止めたのがプロ4試合目の先発となった松沼で、この年16勝10敗奪三振134防御率4.03で新人王を獲得している。
以後西武の主力投手として活躍し、12年間で二桁勝利が6度。82年には10勝9敗防御率2.83、152奪三振で奪三振王。球団初のリーグ優勝、日本一に貢献した。以後常勝西武先発投手の柱として、セリーグの打者の前に立ちふさがった。
 真面目で決して前に出てこない性格の松沼は、東尾修、森繁和、工藤公康の陰に隠れながら過ごし、90年「若手と競い合う力はなくなった」と引退を表明した。
ロッテコーチ、解説者を経て現在西武の投手コーチ。
 

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