レロン・リー

1948.4.17生
77-87ロッテ
外野手
右投左打
1315試合
4934打数1579安打
283本塁打
912打点
33盗塁
打率.320
○タイトル
本塁打王(77),打点王(77),首位打者(80),ベストナイン(77,80,84,85)

リーブラザーズ

 レオン・リーの兄。
メジャー時代は実力がありながら出場機会に恵まれず、ロッテと契約。アメリカでの通算成績は614試合で打率.250、31本塁打。その彼が一年目に打率.317、34本塁打、109打点の大活躍で二冠王。80年には打率.358で首位打者のタイトルを獲得。ロッテ中軸打者として11年間活躍し続けた。
 タイプとしてはアベレージヒッターに近い中距離打者。基本的にはグランドすべてに打ち分けて、つまり気味でも日本の狭い球場と外国人のパワーでホームラン。といった、日本で最も成功するタイプの助っ人外国人である。
 ただ、そのバランスが極度に高いレベルで保たれていた。シーズンを通してヒットを打ち続け、11年間で通算打率.320。これは張本や若松をしのいで歴代一位の記録である。
 
 ただ、決して待遇面で恵まれていたわけではない。成績に見合わない低年俸はもちろん、住居から川崎球場の汚いロッカールームまで、日本人と溶け込んでいるにもかかわらず球団からは冷遇された。
 87年。日本に来てはじめてスランプを経験。それを理由にロッテを解雇されてしまった。
それ以降かつては優勝争いを何度も経験し、日本一にもなったあのオリオンズは低迷を続け、今に至る。

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