本来試合は21日に行われる予定でした。しかしニュースでもお伝えしたとおり、激しい雷のため試合は中止。代替試合を23日に行うことになりました。
雨の中ご苦労様です。 |
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気を取り直して、23日。この日はキレイに晴れて、汗ばむような気候。解説の村上晃一さんも「東花園から歩いたけど、汗かいた」って言ってます。
本当にいいお天気で、家に帰ったら「焼けた?」と言われるくらいでした。だから試合が始まるまで暑かったこと。
しかし一番大変なのはもちろん選手です。大雨の中待たされて中止。ヤマハの選手達はさらにホテルを2日間延泊して、練習は花園を使用して調整しました。
それと同じくらい大変なのはヤマハファンの皆さん。21日試合は中止ですから、応援バスでいったん磐田まで帰り、それから今日また来られたんだとか。 |
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と言うことで、ヤマハファンの皆さんでーす!遠路はるばるご苦労様でーす。
近鉄ファンとヤマハファンは試合前エールの交換をしていました。とっても泥臭い感じで(笑)
いやぁ、おじさん心が洗われるような気分です。 |
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と、なごやかムードはここまで。佐久間選手のブログでもスローンHC(ヘッドコーチ)が
「この一戦の勝敗によって、我々の目指すものが変わってくるはず。」
と仰ってるんだとか。
そーですよ!ここで勝てば、上位争いに加わることができます。降格争いとかじゃなくて、トップ4(プレーオフ進出は4チーム)は無理にしても6位に入って日本選手権に出場できるかもしれませんもんね。まだ3節ですが(笑)
スタメンは右の通り。先週のコーラ戦と変わりません。一方のヤマハは厳重注意の五郎丸君がなんと14番で出場(大学時代は15番のフルバック)。あと、元オールブラックスのキャプテン、ルーベン・ソーンも5番で先発。ただ残念なことに正SO(スタンドオフ)大西将太郎は先週アキレス腱を負傷しており、今週はお休み。 |
近鉄
ライナーズ |
ヤマハ発動機
ジュビロ |
| 1 石田大起 |
1 高木重保 |
| 2 重枝孝二 |
2 加藤圭太 |
| 3 成昂徳 |
3 山村亮(C) |
| 4 袋井隆史 |
4 石神勝 |
| 5 ルーク・トンプソン |
5 ルーベン・ソーン |
| 6 佐藤幹夫 |
6 久保晃一 |
| 7 赤井大介 |
7 本間俊治 |
| 8 タウファ統悦 |
8 木曽一 |
| 9 金チョルウォン |
9 佐藤貴志 |
| 10 重光泰昌 |
10 大田尾竜彦 |
| 11 四宮洋平 |
11 中園真司 |
| 12 ジェフリー・イエロメ |
12 マレ・サウ |
| 13 アンドリュー・マイレー |
13 グラント・マッコイド |
| 14 角濱嘉彦 |
14 五郎丸歩 |
| 15 坂本和城 |
15 松下馨 |
| 16 塩見圭大 |
16 北川喬之 |
| 17 中村勇輔 |
17 野中大輔 |
| 18 ルアタンギ侍バツベイ |
18 八木鉄兵 |
| 19 ルア・ロコツイ |
19 デーリック・トーマス |
| 20 佐久間隆 |
20 岡健二 |
| 21 ジェームス・ヒルゲンドルフ |
21 三角公志 |
| 22 寺田幸司 |
22 徐吉嶺 |
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さー試合開始間近。
ヤマハのキックオフで開始される・・。
ライナーズは集中しております。
ううしゃー!いくでーー!!
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最初に得点をしたのはライナーズです。開始6分。ヤマハの自陣内での反則により、PGを狙います。
蹴るのはもちろんこの人。今シーズン少年漫画の章替わり能力アップのような能力値アップをしてしまった、10重光。当たり前のように決めてくれます。
なんか去年のワールド戦で外しちゃってたのが遠い過去のよう・・・。
3−0。よし!乗っていこう! |
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ところがところが。ここからライナーズはミス連発。
リスタートのキックをキャッチミス。それを展開され、あっさりディフェンスを破られます。そして12サレ・マウが中央へトライ。五郎丸のコンバージョンも決まって、3−7。
あ゛ーーーー!!獲ったらすぐ獲られるの悪いクセ! |
ところが、今回はその悪いクセだけでは済みません。なんとリスタート直後、またもライナーズはキックミスなどで攻め込まれ、ドンドンディフェンスを潜り抜けられます。 ライナーズはトライを重ねられます。自陣でも反則をして、そのすべてを15五郎丸が決めていきます。気がつけば、3−20。
前半24分に10重光が抜群のステップでトライを決め10−20と追いすがりますが、またリスタートすぐにトライを取り替えされてしまいます。 |
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結局前半終了間際にPGを決めて、13−30で折り返すことになりました。
コーラ戦の直後、ラグビー経験者のカメラマンさんが言っていました。
「今までの相手(ウェストとか横河、コーラ)はまともにタックルされとるやろ。でも、社会人(トップリーグ)の強いチームはタックルされるときに、体をずらしてまともに当たらんようにしよるからな。それを止められるか・・・。」
あー・・・これが上位の壁なのか。やっぱり今年は降格争いなのか・・・。 |
一方的になってきた試合展開に、ライナーズのファンは苛立ちます。
「何受け身になってるねん!」
「点獲って集中力切れるって、それでもプロか!」
「コラ審判!ヤマハのラインアウト、全部反則やないかい!!」
「五郎丸!蹴ってばっかりおるな!アホ!!」
あー・・・段々ヤジが罵声になってきている。それでなくても今日は集音マイクで、近鉄ファンの声援が全国に放送されているって言うのに・・・。ラグビーは紳士のスポーツなのに・・・。
でもそんな罵声の中に、1つ的を射たものがあったんです。
「お前ら弱い相手に2つ勝って、勘違いしてるんちゃうか!
今年はどことやるときでも挑戦者やろ!!」
・・・そうですわ、ほんまに。僕らファンも勘違いしてました。近鉄は去年まで下におったんですわ。目指すものとかそう言うのじゃないんですわ。どことやっても挑戦者ですわ!全力で、ぶつかっていくしかないんですわ!!
ありがとうおっちゃん! |
そのヤジが選手達に届いたのか、それはわかりません。しかし、ライナーズの選手達は後半にはいると別人のように力強く前に出るようになりました。
まずは後半2分、12マイレーが密集からボールを拾うと、ヤマハディフェンスの隙間を力強く突いて、トライ!
重光のGも決まって、20−30。
よし!1つ返した!
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前半ズタズタに切り裂かれていたディフェンスも、しっかり止める!ヤマハの攻撃にスペースを与えない!
よし!いける!
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ディフェンスがいいと、攻撃にもリズムが出ます。バックスでの連続攻撃でヤマハをドンドン追い込みます。10m付近でことごとくヤマハに止められて・・・。うー!!
しかし13分。フォワード主体の攻撃に切り替えて、2重枝がサイド攻撃でトライ!
当たり前のように10重光はGを成功させて、
27−30!
「よ〜〜し!!もう一本!!」 |
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ヤマハも負けてはいません。突き放しにかかります。
18分にヤマハ11中園が自分のショートキックで持ち込んで自分で抑えてトライ。ここのGももちろん15五郎丸が決めて、27−37。
この頃からまたヤジが酷くなります。それも今度は五郎丸がGを狙っている最中のものが。
前半からそうだったのですが、Gを狙って集中している間
「こら早よ蹴れ!」
「キックしておもろいんか!?」
「時間稼ぐなよこら!」 |
ちょっと酷い。そして恥ずかしい。
トップリーグに初めて上がったチームのファンが、終始大騒ぎをして、野球やサッカーのそれのように応援している事がたまにあります。そんなチームはPGを狙っている最中にも騒いだりします。
でも近鉄は伝統あるチームですよ。日本選手権を過去に何度も制した、古豪と呼ばれるチームです。ファンもその頃の事を覚えている人だって多いはず!
ヤジは結構。面白いし、それで試合が盛り上がることもある。
ただ、Gを狙っている時に大声を出すなんて、そんな奴はファンでもなんでもない!
恥を知れ恥を!! |
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と思っていた(もちろん声には出せません)ファンも回りに沢山いました。
何となくイヤな雰囲気の中、近鉄の反則は多くなります。
22分、自陣で11イエロメがハイタックルをやってしまうと、15五郎丸がまたもゴールを狙います。その時・・・
「ペナルティーゴールを狙いますので、ファンの皆さんをどうぞご静粛にお願いします。」
とアナウンスが(笑)それからちょっとだけ、マシになりました。
しかしこれをしっかり決められ、27−40。ムムム・・・。
そこにバツベイ、大隈、中村が投入。なんとか流れを変えてくれ!! |
やはりバツベイは何か持っているのでしょうか。ボールを持って機転になる。そしていいボールを出す。これがリズムになるのかもしれません。また近鉄が攻め始めました!
でも、常識的に考えて13点差。30分までにトライ1つとゴール=7点を返しておかないと、勝ち目はない。
スタンドも興奮しまくり。「走れ!」とか「外!外!」と言った思い思いの指示が中心の歓声から、
「ぐおぉぉ!!」
とか
「うわぁぁぁ!!」
とか、ラグビー独特の完成というか、叫び声に近い声に変化してきます。
そして、31分。 |
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14角濱が逆転の望みをつなぐ、トライ!相手のタックルを受けながらも獲った力強いトライ!!
10重光もゴールをキッチリ決めます。後ろのご婦人(推定60才)曰く
「・・・この人、10番の人。すごく頼りになるわぁ(ハァト)」
僕もそう思います!!
これで34−40。4点差。
しかし焦った近鉄は、この後攻めても攻め込まれても反則が多くなります。これでは、勝てない!
34分、予想通り近鉄は自陣内で反則。15五郎丸ならしっかり決めます。
34−43。9点差。あと6分。
「あほー!おまえらあほー!!」
僕もそう思うよ。
「あほー!」 |
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こうなっても近鉄の攻めの手は緩みません。アホでも攻めな勝たれへんのじゃ!!
と選手がヤジに反発するように、突進します。
そして37分。ヤマハ陣内でオフサイドの反則。
「狙え!」、「ショット!ショット!」
現在9点差。残り3分。勝つにはここでPGを決めて、6点差にするほかない。もう、スタンドのファンもグランドに立っていました。一緒にボールを持って走っていましたをしていました!!
・・・よし!決まった!37−43! |
もう時間がない!行くぞ!攻めるぞ!
俺らは知ってるで!こういうギリギリの局面を近鉄はいっぱい経験してきてるねん!落ちる前と一緒にすんな!!
もう一本獲ったら、勝てる!10重光のキックは絶対に入る!
近鉄怒濤の攻撃に花園が沸き返ります! |
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時計は40分を指した!さあ、これがラストワンプレー。
ここで決める。絶対に!
頼むで!!
フェイズを重ねて、ラックから、金が右に展開!ラインギリギリを14角濱が走る!
ヤマハのタックルを1人かわす!
「うりゃぁぁぁ!!!」
前のおっちゃんが吠えてる!!
「走れ!獲れ!獲り切れぇぇぇ!!」 |
・・・
タッチに出されてしまった・・・。
・・・・。
負けちゃった・・・。
こう言うときもある。うん。
面白い試合やった。反則も沢山したけど、いっぱい点獲られたけど、楽しかった。最後のワンプレーはすごかった。
でも
悔しいよ・・・。スタンドのみんなは言ってたよ
「悔しいなぁ!!勝てたなぁ!!悔しいなぁ!!めちゃくちゃ悔しいなぁ!!」
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