【前乗りライナーズ】入替戦へ、そして1位通過へ!花園でブルーシャークスを飲み込め

   

4月25日(土)、花園近鉄ライナーズはNTTジャパンラグビーリーグワン2025-26 ディビジョン2 第12節に挑む。相手は清水建設江東ブルーシャークス。会場は東大阪市花園ラグビー場、14:30キックオフだ。

11試合を終えてライナーズは10勝1敗、勝点44で首位。ブルーシャークスは7勝4敗、勝点32で3位につける。ここで勝てば、ライナーズはD1/D2入替戦への進出が決まる。

前節、レッドドルフィンズとの対戦では今季最大の大量得点。

もちろん目標はそこではない。
ディビジョン1復帰へ向けて入替戦に進むことは通過点。1位通過へ向けてもここで止まるわけにはいかない。

前回対戦は2月7日(土)、江東区夢の島競技場。ライナーズが16-14で勝利したが、最後までどちらに転んでもおかしくない試合だった。終盤、マニー・リボックの連続キックパスから勝ちきった、あの紙一重の80分である。

前回対戦時は、本職がSHの河村謙尚がWTBで途中出場し、サヨナラトライを決めた。

また、前節の日野レッドドルフィンズ戦は77-36。11トライを奪い、攻撃力は文句なしに見せた一方で、36失点はやはり気になる数字だ。
勝つだけならできる。しかし、これから先を見れば勝ち方も問われる。
花園で強さと締まりの両方を見せたい。

花園近鉄ライナーズとは
日本最高峰のリーグワンに所属するライナーズは、一昨季にディビジョン1から降格。昨季はディビジョン2を2位で入替戦に進むも、あと一歩で昇格を逃した。今季はここまでは11勝1敗で首位。数字だけを見れば順調だが、シャトルズ愛知と勝点で並んでいる以上、まったく気は抜けない。少し足踏みする試合が続いていたが、今節は主力が帰ってきた、フルスペックの様相を見せる。

清水建設江東ブルーシャークスとは
ディビジョン2で上位争いを続ける、手ごわい相手。昨季は8チーム中7位に沈んだが、今季ここまで7勝4敗で3位。ライナーズにとっても、2月の前回対戦で苦しめられた相手である。
特に警戒したいのは、スクラム、接点、そしてペナルティを誘う力。ライナーズが自分たちのテンポで試合を進めるためには、まず引かないことが必要になる。花園でどう変わった姿を見せるかがテーマになる。

ライナーズを率いる太田春樹監督も、「ブルーシャークスのセットプレーには警戒している」と話す。

ライナーズメンバー

1 井上 優士
2 福井 翔
3 ラタ・タンギマナ
4 ミッチェル・ブラウン
5 サナイラ・ワクァ
6 パトリック・タファ
7 野中 翔平
8 アキラ・イオアネ
9 藤原 恵太
10 マニー・リボック
11 林 隆広
12 ステイリン・パトリック
13 ピーター・ウマガ=ジェンセン(C)
14 木村 朋也
15 丸山 凜太朗

16 金子 惠一
17 岡本 慎太郎
18 文 裕徹
19 ライノ・ピータース
20 梅村 柊羽
21 河村 謙尚
22 岡村 晃司
23 ウィル・ハリソン

(C)…キャプテン

見どころは「タイト5で勝って、選択肢を増やす」

今節の焦点は、かなり明確だ。
FWの前5人で主導権を握れるかどうか。

まず問われるのはセットプレーだ。前回対戦が16-14というロースコアになったことからもわかるように、江東ブルーシャークスは簡単に崩せる相手ではない。スクラムで後手に回れば、ペナルティを取られ、陣地を失い、失点へと流れが傾いていく。ラインアウトの安定も、同じくらい重要になる。

ライナーズの課題はラインアウト。今節の2番には福井翔が起用された。

ライナーズが本来持っている攻撃の迫力を出すには、最初の土台が必要だ。
良いボールが出る。接点で前に出る。相手のディフェンスラインが少し下がる。
そこまで持ち込めば、リボックを中心に攻撃の選択肢は一気に広がる。

日野RD戦では1人で37得点(3T11G)を挙げたリボック。

外へ展開するだけではない。内側を突く。キックで裏を取る。カウンターで切り返す。
ライナーズのアタックは、前で優位に立ったときにこそ最も怖さを発揮する。

一方で、前で止められれば攻撃は単調になりやすい。
前節の日野戦では77点を奪ったが、同時に36点を許した。相手の時間帯を短くすること。タックルで倒し切ること。接点で押し返すこと。反則で簡単に陣地を渡さないこと。派手なトライ以上に、そうした地味な我慢が勝敗を左右する。

入替戦を見据えるなら、ただ点を取り合って勝つだけでは足りない。
相手の良い時間を削り、自分たちの良い時間をどれだけ長くできるか。

前で勝ち、攻撃の選択肢を増やす。
ブルーシャークス戦は、ライナーズの今を測る一戦になる。

注目選手
4 ミッチェル・ブラウン

2月14日の九州電力キューデンヴォルテクス戦以来、約2カ月ぶりの公式戦スタメン。
今節のテーマが「前で勝てるか」なら、ブラウンの存在は大きい。
ラインアウト、接点、守備の圧力。どれも派手さより確実性が問われる仕事だ。江東ブルーシャークス相手に前回のような重たい展開になれば、ブラウンがどれだけチームに落ち着きと前進をもたらせるかが鍵になる。

2 福井翔

リーグワンでは2月7日のブルーシャークス戦以来となるスタメン。
U20日本代表候補とのトレーニングマッチで高いパフォーマンスを見せ、先発を勝ち取った。
注目はラインアウトスローの安定。そして、ボールキャリーだ。低く、強く、前に出られる福井のキャリーは、今節のライナーズに必要な武器。セットプレーで乱れず、ボールを持てば前進する。久々の先発で、その両方を見せたい。

11 林隆広

前節もトライを奪い、今季一気に存在感を増しているWTB。
外で待つだけでなく、内側のスペースにも顔を出し、流れの中で抜け出せるのが強みだ。
FWが前で勝ち、相手ディフェンスが内側に寄れば、最後に空くのは外。そこを仕留めるのが林の仕事。少ないチャンスを取り切れるか。接戦になるほど、その決定力が効いてくる。


監督・選手インタビュー

太田春樹監督

Q.今節のターゲットは。
今週勝てば入替戦が確定する試合。相手は今回負ければ入替戦出場ができない試合。相手の気持ちも汲みながら、テストマッチと位置付けて臨みます。最近失点が多いですが、ディフェンスで3トライ以下に抑えるというところをターゲットにしたい。ブルーシャークスはセットプレーも強いので、今週重点的にやっています。そこで仕留めたい。

Q.ミッチェル選手に期待することは。
ワークレート。特にタックルとブレイクダウンに期待したいです。アキラについてはエッジでのラインブレイクに期待したい。

Q.No.8はライノ選手ではなく、アキラ選手が復帰で先発ですが。
ケガ明けの選手はリザーブで怪我すると誰も投入できなくなるリスクがあるので、先発で。それに加えてチームの支柱として。ライノも良いパフォーマンスを続けていますし、今節は特に後半がキーになる試合になるので。天候や相手の傾向も含め、できるだけ早く投入していく考えです。

Q.アキラ選手は昨年よりもパフォーマンスが上がっていますが。
格段に違いますね。明らかにチームの精神的な支えになってる選手。

Q.井上は前節を評価しての再先発ですか。
それもありますが、1番ではスクラムが1番強いのが井上。それをずっと置いていました(ほかの選手と競走させていた)。ラタはスクラムが一番強いですし。2番は正直金子の方がスクラムは強いですが、フィールドのところをとって総合パフォーマンスで福井を。後半の金子がスクラムでしっかり押すという流れを作ります。


アキラ・イオアネ選手(No.8)

Q.U20戦ではご自身で志願して出たと聞きましたが。
自分の意思ですね。で、ゲーム感覚っていうのを養うというところも含めて、まあ何かの試合に出たいっていうのは自分から訴えました。

Q.実際に試合に出て、そこの感覚は取り戻すせましたか。
怪我後6週間ぶりの試合で今すごいハードでしたが、でもすごい良かったと思います。

Q.怪我の期間、チームをどういう風に見ていましたか?
自分がプレイできないのに、外からチームを見るというのは正直きつかったです。 しんどかったです。
ただ、その中でも自分ができることをと。ラインアウトのところでのヘルプや、他の選手に対するヘルプだったり、自分が知っていることをしっかり伝えて伝えていって、あの出ている人たちの成長につながるようなことでサポートするっていうのが、自分にできることだと思って、それをしてました。 ただ、やっぱり外から見ているのはしんどかったです。

Q.今年は、去年より一層チームにフィットしているように見えますが、自身の心境の変化などはありましたか。
去年はスーパーラグビーが終わってそのままリーグワンに入って、そのまますぐに試合という形でした。一年通してずっとラグビーをしてたシーズンで、本当に自分自身として去年はとてもキツい1年でした。今年はオフ期間があって、しっかりリフレッシュした状態でプレシーズンを迎え、合間にある休暇もしっかり取れました。体がフレッシュな状態でラグビーに打ち込めています。 自分にとっては、今年は去年に比べるとすごいやりやすく取り組めています。

Q.金髪にした理由は?
ブルズ時代のチームメイトが癌になって、親しい人たちみんなで髪を金髪にしたりとか、坊主にして彼を励まそうというところでやってます。 やり方は決まってないんですけども、これが自分のスタイルっていうので、変えました。


ミッチェル・ブラウン選手 (SH)

Q.復帰戦。どんなパフォーマンスを見せていきたいですか。
6〜7週間試合に出られていなくて。最後に出たのがホームでのキューデン戦だと思うんですけど、そこから帰ってきてプレーできるのが本当に楽しみです。 試合で自分がチームに貢献して、ポジションを守ることも含めてしっかりやっていきたいです。

Q.試合に出ていない間、チームをどのように見られていましたか。
釜石に負けたところからチームは成長して、 特にこのラスト2週間の自分が出られてない間も、みんなが成長を繰り返しているので、ブルーシャークス戦・グリーンロケッツ戦でポジションをしっかりキープできるように頑張りたいです。

Q.FWではどういったところを取り組んできましたか。
ブルーシャークスはFWパックが特徴的で強いチームですね。 特にセットピースが強いので、そこをしっかりドミネートしてチームを盛り上げBKにつなげて、全体で試合自体をドミネートしていきたいと思っています。


林 隆広選手 (SH)

Q.前回のブルーシャークス戦は16-14の勝利。前回の反省を踏まえて挑む1戦ですが。
ブルーシャークス戦だけじゃなく、試合を積み重ねていって出た課題を1個ずつ改善できるように、というところでやってきましたね。

Q.課題のディフェンスについて、変えてきたことは。
ディフェンスは、一人一人のマインドセットが大事ですが、やっぱりタックルで相手を「キル」する気持ちの部分、そういうマインドセットで変えていくしかないな、と。

Q.BKは今週どんな練習を?
アタックはバリエーションを使うというところ。自分たちがやってきたスキルだったり、オプションを使い切るということを意識しました。

Q.リーグ戦残り3試合。賭ける思いは。
まずは目の前の清水戦をしっかり勝ち切ります。またそこで出た修正を次に次に生かして、最後の入替戦に向けて、1戦1戦を大事にやっていきたいと思います。

ライナーズの試合の日の夜はライナーズspace

ライナーズの試合の日はもちろん「ライナーズspace」です。ラジオ感覚で皆さんお集まりください。

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mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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