近鉄ライナーズの新人選手を紹介する「ライナーズの新人さんいらっしゃ～い2016」。第3回は、PRの尾池亨允(こうすけ)選手です。

日向高校(宮崎)、関西大学出身の22歳。大学リーグ戦では中心選手として活躍し、2014年にはチームのAリーグ再昇格に貢献しました。大学選手権にも出場し、法政大学を破る快挙を達成。

ガッシリした体格の尾池選手。「高校に入るまでは柔道をしていました」とのこと。

ーよろしくお願いします。チームには慣れてきましたか？

尾池　はい。チームにも仕事にも、ようやく慣れてきました。

ー選手と社員を両立されているんですね。どちらに勤務されているんですか？

尾池　近鉄八尾駅です。以前は山口選手、矢次選手も勤務していたので、プレーヤーにとって働きやすい環境がすでに整っていました。

ーサポートの体制ばっちり。でも、両立って大変ですね。趣味をしたり、遊ぶ暇があまりなさそうですが。

尾池　仕事ではお昼休みに、よく駅周辺でランチ探索しています。それが趣味になってますね。僕、「おいしいもの探し係」を駅長から任命されてるんです。あ、以前は山口選手も任命されていたそうです(笑)。

ーラグビー部社員の伝統みたいになってるんですね(笑)ちなみに、同じく新人の田中選手は筋トレが趣味のようです。

尾池　田中、何かと「ウェイト行こうぜ」って誘ってくるんですよ。僕も体を動かすのは好きですが、毎回ウェイト！

ー毎回はきつい(笑)。同学年の同期3人で、よく一緒にいるそうですね。

尾池　そうですね。みんな寮住まいなんですけど、なぜか僕の部屋が集合場所みたいになってます。昨日も、夜の11時まで田中が僕の部屋でダラダラしていて、やっと自室に帰ったなと思ったら今度は野口が来て…どれだけ寂しがりなんだ、と(笑)

「カメラを向けられると緊張します」と言うものの、仲間のことを話す時はとびきりの笑顔に。

ー尾池選手の愛されっぷりが半端ないです。ライナーズに入団しようと決めたのは、なぜですか？

尾池　入団が決まったのは9月なんですが、それまでは大学を卒業したら九州に帰ろうと思っていました。ギリギリまで悩みましたが、やっぱりトップリーグでプレーがしたい！と。

ライナーズ初試合は日野自動車戦。フィールドプレーも得意な尾池選手。

ーそうか、地元宮崎の日向高校から、大学進学で関西に来られたんですね。私も関西大学出身なので応援していたんですが、尾池選手はチームの中心メンバーとして活躍されていましたね。

尾池　そう言ってもらえると嬉しいです。大学時代はケガが多くて、1シーズン丸々出られたのは3年の時くらいなんです。悔しい思いをしていたのですが、結果的にその年(2014年)、チームが大学Aリーグに再昇格しました。

ー入れ替え戦での勝利は感動的でした。4年時には大学選手権にも出場されていましたね。

尾池　選手権で法政大学に勝てたことは、本当によかったです。

ーそういえば、現サニックスHOの倉屋望選手は同大学同学年ですよね。

尾池　はい、僕らの代のキャプテンでした。春のオープン戦では対決できなかったんですが、トップリーグで直接対決したいですね。

ー今度はライバルとして。今からワクワクします！最後に、ライナーズでの目標をお願いします。

尾池　入団後初試合は春のオープン戦の日野自動車戦でしたが、スクラムがまだまだでした。まずはスクラムの強化と、トップリーグデビューを目標にしています。

ーありがとうございます。将来的な目標は、どうでしょう。野口選手は「ラグマガの表紙を飾ること」と言っていましたが。

尾池　じゃあ、僕はラグマガの1コーナー「解体心書」に載る、と言っておきます(笑)

今回はお姫様抱っこではなく、膝の上。ちょっとドキドキしました。

愛されキャラの尾池選手ですが、それは周りをよく見て自分の役割をしっかり認識しているから。BKへと確実にボールをつなぐ、信頼感バツグンのPRになる予感です。
次回は身長2m超えの外国人選手を紹介します。乞うご期待！

【関連記事】
ライナーズの新人さんいらっしゃ～い2016 File.1　野口大輔選手(2016.07.19)
ライナーズの新人さんいらっしゃ～い2016 File.2　田中健太選手(2016.07.20)