ライナーズの新人さんいらっしゃ～い File.7 アンソニー・ファインガ選手

近鉄ライナーズの新人選手を紹介する「ライナーズの新人さんいらっしゃ～い」。7人めの最終回は、アンソニー・ファインガ選手です。

爽やかな笑顔に魅了される女性ファン多し。

オーストラリア出身のファインガ選手。前所属はサウティア選手と同じスーパーラグビーのレッズです。鋭いタックルを武器に、オーストラリア代表キャップ23の超強力センターがライナーズへやってきました。

トップリーグでは、開幕のサントリー戦から5連続で出場。クボタ戦(写真)ではワールドクラスのプレーが続出。

ー今日はよろしくお願いします。日本には慣れましたか？

ファインガ　そうですね。日本人はよくお辞儀をするので、僕にもうつりました。奥さんにまでお辞儀しちゃいます(笑)

ーすっかり馴染んでますね(笑)プレーに関してはいかがでしょう。チーム、そして日本のプレーヤーは実際にどう感じましたか？

ファインガ　トップリーグのレベルがすごく高いですね。僕は13年ラグビーをしていますが、その中でもライナーズのチームメイトは一番一生懸命。想像していた以上にタフで、よく練習し、新しい選手にも心を開いて接してくれます。

ーライナーズは外国人選手の受け入れ体制も整っていますよね。歓迎ムードがあるチームだから、のびのびプレーしやすいのかも。

ファインガ　そうですね。チームにとっては大変だろうけど、ありがたいです。

レッズにいた頃のチームメイト、五郎丸選手から、日本やトップリーグの話をよく聞いていたのだとか。

ー歓迎会などありましたか？

ファインガ　歓迎会や、センターの選手が集まる「センター会」にも参加しました。ほかにもチームメイトが集まって、いろいろなアクティビティをしてくれます。

ーアクティビティ！ライナーズの選手はオンとオフを切り替えるのが上手ですよね。

ファインガ　北海道での夏合宿も、カバンを置いて一番最初にしたことはアクティビティでしたね(笑)みんなでカニを70kg平らげたり、メロンも新鮮でおいしかったから、宅配便で家に送ったり。

ーめっちゃ満喫してますね(笑)ファインガ選手はサウティア選手と同じく、夏合宿からチームへ合流されましたよね。

ファインガ　はい、クリス(サウティア選手)と一緒に、オーストラリアから北海道に直行しました。スーパーラグビーのシーズンが終わった直後です。

ーすぐに来日って、大変じゃないですか？

ファインガ　早くチームの一員になりたかったので。ライナーズ入団が決まった時点で、日本語の勉強を始めましたよ。レッスンや、テレビを見て少しずつ。オリンピックの実況中継は日本語で見ていたんですけど、解説者が「そうですね」と連発していたので、通訳さんにどういう意味か聞きました。

ーすごい。徹底しています。南藤選手情報によると「ファインガ選手はコミュニケーション力抜群」とのことでしたが、チームに合流する前からその力を発揮していたとは…！言葉を覚えたりチームに馴染もうとする意識が、プレーにも繋がっているのではないかと思います。

ファインガ　ソウデスネ！

ーそこで、「そうですね」(笑)。では、最後になりますが、今後の目標を教えてください。

ファインガ　上を目指して勝ち続けます。しっかり最善のパフォーマンスしていきたいですね。

ーありがとうございました！

最後に恒例のお姫様抱っこ。ファインガ選手につられて満面の笑みになる記者。

アクティビティを通してチームメイトとコミュニケーションを取り、すっかり溶け込むファインガ選手。そんなコミュニケーション力が発揮されたのが、10月1日(土)秩父宮にて行われたクボタ戦。トライへのアシストと華麗なタックルで勝利に貢献し、記者が勝手にMVPを選出し誉め称える「週ひがMVP」に輝きました。
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トップリーグももうすぐ折り返し。ファインガ選手に、残りの試合を勝利へと引っぱっていってもらいましょう！