惨敗、惜敗、また惨敗!ライナーズ最下位確実に…功績はマシレワ、2トライの個人技

   

51-14。ライナーズは、辛い現実を突きつけられました。
12月17日(日)トップリーグ第12節、近鉄ライナーズ対東芝の試合で、ライナーズは東芝に50点以上を得点され完全敗北したのです。

厳しい寒さと強風の熊谷にて。前節の良さをどれだけ出せるかに注目したかったが…。

惨敗したのは点差だけではありません。東芝との圧倒的な力差に屈し、前節の成長は見る影もなく、やりたいことが何もできなかったのです。
「圧力で負けた感じはあります。セットプレーでも自分たちの強みを消されてしまいました。」と樫本キャプテン。取られたトライは前半6本、後半3本。

勝負を決定づけたのは、前半2分東芝にインターセプトからのトライを奪われたことでしょう。強豪東芝相手には試合の入りで集中力をもって挑み、先制点を必ず上げなければなりませんでした。
試合開始直後はアタックできていましたが、インターセプトで東芝のスピードを見せつけられると、そこからはもうされるがまま。常に相手からのスピーディーでパワフルなアタックを受け、ディフェンスが後手後手に回ります。

なんとかボールをもっても、相手の前に出るディフェンスが効き、攻撃しているはずが後ろに下がってしまいます。キックでのエリア取りもチャージされ、スクラムでは回され…何をしてもうまくいかず、前半は0-34。

これはまずい。重い空気で始まった後半、王、才田、佐藤を投入すると、ようやく相手陣でプレーし始めたライナーズ。
スクラムでプレッシャーを与えられるようになります。
後半8分、ハーフウェイライン付近からのマイボールスクラムでアドバンテージを得ると、素早く左へ展開。FBマシレワにボールが渡ると、ディフェンスを振り切り、走りきってトライします!SO野口のGも決まり、7-34。ようやく初得点します。

トライへと向かうマシレワ。狙ったボールは逃さない、まるでチーター!

苦心してもぎとったトライに、この表情。

このトライで少し元気が戻ってきたライナーズ。前半ボロボロだったディフェンスも、機能し始めます。

CTBアーウォンがターンオーバーし、攻めに転じる場面も。

29分には、自陣でのラックからターンオーバー。LOトンプソンがキープしたボールがマシレワに渡ると、ここでも魅せてくれました。ディフェンスを1人かわすと、約30mを一直線に走りきって右端にトライを決めます!野口のGも決まって14-34。

こうなるともう、誰も止められない!

ようやく兆しが見えてきたかに見えましたが、東芝がLO大野やNO.8リーチなど代表クラスを投入すると、ライナーズはまたもやプレッシャーをかけられ思うように攻撃ができなくなってしまいます。
33分、36分、39分と続けざまに相手にトライを許してしまい、最後は自らのノックオンで試合終了。

後半31分に入ったストーバーク。ハイパントでしっかりキャッチしたり、ゲインを切ったりと仕事をきっちりこなしていた。

ボロ負けだったことは確か。さらに辛いことに、カンファレンス最下位は確定しました。しかし、こんな時のライナーズの強さも私たちは知っています。「この結果なので、(最終戦は)ある意味開き直るしかない。」と樫本キャプテン。開き直って、攻めるのみ。必ずやライナーズ魂を見せてくれるでしょう。
最終戦は12月24日(日)、パロマ瑞穂にてコカ・コーラとの対戦です。さあ、背水の陣。最後に勝利をプレゼントしてくれ!Go Liners!

【週ひがMVP】セミシ・マシレワ選手(FB)
本日の週ひがMVPはセミシ・マシレワ選手。後半連続2トライをあげ、チームを鼓舞しました。
※マシレワ選手のサインを読者プレゼントします。応募は記事の最後からどうぞ。

ーご自身の個人技でが光る2本のトライでした。
点を取られ落ち込んでいる中、自分に何ができるだろうと考え個人プレーで体現しました。最低でもラインブレイクしようと思っていましたが、結果としてトライになったので…そこは良かったです。

ー今日は苦しい試合でした。
前半は、チームにスイッチが入らないままスタートしてしまいました。個人的なミスも多かったです。ハーフタイムでは「個人ミスをなくさないといけない、プレーヤーのエナジーに火をつけないといけない」と話し合いましたが…。

ーなかなか火がつかないままだった、と。
東芝のスピードが速いので、キックチェイスを駆使していこうと言っていましたが、うまく噛み合いませんでした。チームのコミュニケーションをもっと取っていかないといけない試合でした。

【週ひがピックアップメンバーの試合後】
樫本敦選手(HO/キャプテン)
ー厳しい試合でした。
かなりラッシュをかけられて、それが想定していなくて。うーん。

ー次週コーラ戦への意気込みを
去年より上積みするためにも、次は必ず勝たなければですね。

豊田大樹選手(PR)
ー前半かなりやられながら、後半持ち直しました。
うーん。スコア的にはそうですね。でも強かったですよ。スクラムもブレイクダウンも。大阪から来てもらったファンに申し訳ないです。

ーショックは大きいですね。
やるしかないです。努力します。

マイケル・ストーバーグ選手(LO)
ー今日の前半はベンチでした。見ていて、チームに足りないものは何だと感じましたか?
う~ん。強いチームに挑む強さでしょうか。それが残念でした。

ー後半、修正できたところもありました。
リザーブとして、後半に入ると力強くチームに元気を与える役割があるので、今日はそれをとにかく達成しようと必死でした。シーズンを通してそこは達成できたかと思います。

ーストーバーク選手のメンバー入りが発表されると、SNSでファンが喜んでいました。
おぉ、嬉しいです。ありがとうございます。(爽やかな笑顔を見せて立ち去る)

佐藤幹夫選手(FL)
ー東芝とは相性が悪いですね。
ここ数試合開始数分で取られていたので、入りの時にも確認したのですが。相性というより、もっと自分たちが賢くプレーしないといけません。

野口大輔選手(SO)
ー風が強いグラウンド、やりにくくありませんでしたか?
大学時代に何度か試合したグラウンドですから、しっかり風を計算に入れれば特に問題はないです。

ーキックオフなど、リスタートのキックは深めが多かったですね。
風を考えて、深めに東芝に取らせて逆風の中プレーさせようと思っていました。

ー自ら攻めるシーンもたびたびありました。
周りからのコールがなければ自分で行くなど、臨機応変に考えています。

【週ひがプレゼント】
週ひがMVPに輝いた、セミシ・マシレワ選手のサイン入りフリーペーパー「DAEN」を1名様にプレゼントします。
締切は12月25日(月)23:59まで。以下のフォーマットからご応募ください。

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mihorobot東大阪探検隊・記者

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生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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