千葉 茂

1919.5.10生
38-56読売
二塁手
外野手
右投右打
1512試合
5643打数1605安打
96本塁打
691打点
155盗塁
981得点
打率.284
919四死球
●タイトル等
ベストナイン(50-53)。オールスター(51-55)

 戦前から戦後、昭和30年代の巨人を支えた名二塁手。
日本プロ野球界における元祖功打者、元祖右打ち。
選球眼が良く、4度も四死球王になっている。
厳しいコースはファールで粘り、四球を勝ち取ってから、盗塁を決める。
ストライクを取りに来れば得意の右打ちで痛打。
 現在いる功打者タイプの選手の原型と言って良いだろう。3割を4度マーク。
華麗な守備も有名。
「猛牛」のニックネームでファンに親しまれたが、由来は不明。
 引退後読売で二軍監督をしていたが、近鉄に招かれ59年より監督に。
それまで近鉄は沿線にある志摩の特産物真珠から「パールズ」としていたが
愛称を公募したところ、千葉のニックネームからとった「バファロー」が採用された。
しかし千葉は監督に就任すると、読売でレギュラーを取れなかった中堅選手を大量に獲得。
コーチ陣も読売から招聘。
 現役時代のイメージとは遠いこの戦術は当然生え抜き選手との間に軋轢を生み、
成績は思うように伸びず、62年責任を取って辞任した。


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