モノレールが瓜生堂まで延伸か 東大阪へ延伸検討を知事が表明

   

大阪府の第三セクター「大阪高速鉄道」が、大阪モノレール本線を門真市駅から近鉄奈良線との接続部まで8.7km延伸する計画を進めている。松井一郎知事が検討を始めたことを明らかにた。実現すれば府道2号線(通称大阪中央環状線)の上を走り、近鉄けいはんな線とは荒本駅で、近鉄奈良線とは瓜生堂付近で接続されると予想される。

大阪モノレールの計画自体は大阪国際空港と堺泉北臨海工業地帯を結ぶという壮大な構想から始まっているが、線路や駅の施設工事は府が行うことから財政難を理由に2004年以降凍結されていた。

1990年に千里中央-南茨木間が開業し、1997年門真市まで延伸されて現在の形になった。開業当初は大阪空港までの延伸が遅れたこともあって赤字に苦しんだが、2001年度から黒字転換している。

府は900億円と試算される施設工事費も「黒字を生かせば資金調達が可能になる」と見込んでいる。

参考記事
大阪モノレール、東大阪へ延伸を検討 知事が表明 (朝日新聞)
やっと“解禁”、大阪モノレール南へ延伸 大阪空港へ利便向上 (産経新聞)

 

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