7月18日(土)、近鉄河内小阪駅周辺の商店街が実施する夏の屋台イベント「小阪わいわい夜市」が開催されました。
小阪商店連合会が主体となって夏に行われる手作りの夜市も、今回で22回め。毎年主催者、出店者が「小阪にこんなに子供がいたなんて」と驚嘆する、小阪では恒例のイベントです。
▲100円のラムネを飲む女の子。毎年来てるんだって。
小阪で最も歴史が古い商店「福井呉服店」の福井さんが「ただいまより夜市券の交換を開始します」と、商店街全域にアナウンスして、小阪わいわい夜市はスタート。
この日、屋台が並ぶのはサンロード商店街。広い小阪の中でも、駅ロータリーから南に伸びる小阪の中心となる商店街です。
パン屋さんがイカ焼きを焼き、豆腐屋さんが焼きトウモロコシを売る。コイン落としには陶器屋の息子さんがいるなど、商店街マニアにはたまらない光景が繰り広げられます。
▲こんなに人がいっぱいの商店街、祭りの時しか見られません。
生まれも育ちも現住所も小阪本町というIさん(33)は「変わらなさすぎてちょっとびっくり。子供の頃遊んだ夜市に、今は娘(3)と来ています。」と複雑な表情。いえいえ、変わらないことが伝統なのです。
500円で600円分の買い物ができる、プレミアム率20%の夜市券は開始30分で完売。子供も大人も思春期の若者も、みんなが夜市券片手に小阪の夜を楽しみました。
▲夜市券購入の列。もちろん現金でも夜市は楽しめますが、20%のプレミアムを求めて。
盛大に行われる夏のお祭りですが、地元民の中には商店街が主催していることはあまり知られていません。それぞれの商店主が屋台を運営し、商店街から持ち出しがあるからこそ、低価格なのです。
お客さんとしては楽しいのですが、夜市でお店の人は儲かっていません。ふと疑問に思い、なぜ続けているのか若い商店主さんに聞いてみると「街に活気があってこその商売ですよ」と。この心意気で、毎年恒例のイベントが継続しているのです。
▲1回100円の金魚すくいを楽しむ弊社スタッフ。楽しそすぎ。
小阪わいわい夜市は25日(土)にも開催。サンロード商店街だけでなく、周辺の4商店街も同時に開催します。こさかJAZZによるJAZZライブや樟蔭女子大学による木のワークショップといった、「地域活性化」や「大学との連携」なども登場予定。もちろん毎年恒例のミニSLもやってきます。
▲毎年恒例のミニSL。夜市券で乗れます。
時代の流れとともに、少しずつ変わりながらも、変わらないことをみんなが楽しむわいわい夜市。待ち望んでいるお祭りが今年も無事始まりました。
第22回小阪わいわい夜市
期間:2015年7月18日(土)、25日(土)
会場:近鉄小阪駅周辺の商店街
問い合わせ先:06-6272-9300
時間:16:30〜21:00
駐車場:周辺にコインパーク有り
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