週ひが式ラグビーまとめ花園近鉄ライナーズ vs 三重ホンダヒート

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花園近鉄ライナーズ

三重ホンダヒート

19-20
（5-14）

トライ

前半9分三重H15 トム・バンクス

前半11分三重H2 李承爀

前半26分花園L14 木村朋也 6菅原のタックルでボールを奪うと、BKでつないで大外から14木村がトライ。

後半21分花園L14 木村朋也 13ヘンドリクソンが突破しゴール前へ。21ゲニアから2人抜かしのロングパスで14木村へ渡って右端にトライ。

後半39分花園L16 松田一真相手陣ゴール前でのマイボールラインアウトから、モールで押し込みトライ。

「焦りはあった。自分たちで"特別"を作ってしまった」と野中キャプテンは言う。
前節・前々節と黒星ながらもかなりの善戦を見せただけに、裏天王山の戦いで敗れたライナーズの空気は重たい。
メンバーが戻り、前節からの入れ替えは23吉本のみで戦力が充実してきたにも関わらず…そうしたチーム力の向上と慢心が1点の差を生んだのかもしれない。
80分通して出場した6菅原は「いつもと違う感じがあった」と肩を落とす。
やってきたことは間違っていない。しかし、普段の力が発揮できなかったのは個々のスキルのせいやプレーを修正すれば直るものではない。ここに来て、大一番での負け癖という根深い問題が付き纏う。どんなことがあっても平常心でいられる強いチームになるためにはどうすべきか。選手だけではなく、関わる者すべてが己に矢印を向けなければならない。

TEXT：mihorobot

ハイライト

この1枚！

前半で2回、後半で1回トライのチャンスを逃したライナーズ。
トライ寸前、あと一歩手が届かなかった14木村の未遂シーン。
しかし、彼のパフォーマンスは好調だった。2度のトライやビッグゲインで会場を沸かせた。

フォトギャラリー

Photographer：KRPU 萩原康夫

Photographer：KRPU 新屋敷こずえ

記者会見

三重ホンダヒート
キーラン・クロウリーヘッドコーチ
嬉しいの一言。1点しか違いはないが、勝ちは勝ち。レッドが出たりもしたが、乗り切って最終的に勝てて良かった。
ディフェンスでライナーズにプレッシャーを与えられた。

小林ゲームキャプテン
チームで話し合い耐えきり、1点差だが勝てた。このような状況の中で大きいこと。次のゲームにつなげたい。

Q.レッドのあとのマネジメントはどう考えていた？
小林GC
意思統一し、自分達はFWに強みがあるので、モールなど相手にプレッシャーかけ自分達に有意な時間をもてるようにした。

Qタックルなど良かったが、特別な思いを込めていたか。
小林GC
変わったことはしていないが、今週にかける気持ちの確認をした。入りをよくしようと持っていった。良い形でゲームを運べた。

Q.チームの雰囲気は？
小林GC
D1の厳しさを感じてきた中で、自信を失わないことを大事にしてきた。正しい気持ちをもって臨めば通用するということを、ずっとやってきた。

Q.古田キャプテンの状態は？
小林GC
古田キャプテンの復帰はまだ難しい。3〜4週間くらい。彼もハードワークしている。良い状況ではある。

花園近鉄ライナーズ
向井ヘッドコーチ
互いに全敗中。圧倒的にアタックの時間は長かったが、フィニッシュまでもっていけなかった。自滅。
いつもやったことがないプレーをやってしまい、歯車が噛み合わなかった。積み上げてきたところはまちがっていないとは感じている。今まで以上にボールを継続し、トライをとっていく。

野中キャプテン
自滅から(やられてしまった)。

Q.試合後選手にどんな話をした？
向井HC
ターンオーバーされた回数が多く、そこを改善して後半にと思ったができなかった。そこを修正しようと話した。下を向いていてもしょうがない。いっこいっこ改善し、次のゲームに向かっていこう。

Q.後半時間がなくなっていく中で、焦りはあったか？
野中キャプテン
見えた。残り15分以降チームが焦っているなと感じた。自分自身は15分もあるし、敵陣にはいって自分達のアタックを継続すればいけると自信はあったが。メンタルスキルでコントロールできなかったところが、自分に足りなかった。

Q.いつもやったことがないプレーをやってしまった、とは。
野中キャプテン
それも焦りがあった。リードされている、はやく得点がほしい。それで道筋をショートカットしたがゆえに、自分達のしたいことができない場面が5、6回はあった。前半の時点でもあった。試合前、どこかで大事な一戦で、精神状態がヘルシーではなかった。自分達で「特別」を作り出してしまったかもしれない。

Q.具体的な「いつもやったことがないプレー」とは。
野中キャプテン
キックの判断やセットプレーからのアタックや準備したプレーの達成率は高かったが、フェイズを重ねた時に形を作れず、はやいセットアップができなかった。
不用意なキックパスなどが出てしまった。

Q.今後の目標は？
向井HC
1戦ずつ勝ちに行きたい。怪我人も戻ってきている。勝てない相手ではない。やってきたことができれば、私は勝てると思っている。
全部勝ちに行くという気持ちで向かっていきたい。入替戦を目標にすると、毎回「そこで良いのか？」となるので、やはり一つでも上を目指していく。

Q.ワクァは戻ってくる？
向井HC
徐々に回復はしている。