東大阪の春の風物詩、毎年わけわからんくらい盛大に実施される「東大阪市民ふれあい祭り」。その前夜祭として親しまれてきた花火大会が、2025年は中止されることがふれあい祭り公式サイトにて発表されました。実行委員会として「近年の前夜祭の状況を鑑み、役員会におきましてご来場者皆様の安全確保が難しい状態であると判断」としています。
花火大会に並んで河内音頭、露店の出店といった前夜祭における全てが中止となります。

季節外れの花火大会として東大阪市民に親しまれている。
2024年の前夜祭では、一部の観覧者が立ち入り禁止エリアに侵入する事態が発生。花火の打ち上げが予定より約30分遅れるトラブルもありました。

わけわからんくらい毎年人が集まるのが「東大阪市民ふれあい祭り」です。
東大阪市民ふれあい祭りは、市民同士の交流を深め、地域を盛り上げることを目的として1979年にスタートした東大阪市最大級のイベント。当初は布施駅周辺で行われていましたが、徐々に東へ延伸し、現在は八戸ノ里駅前まで4駅に渡って歩行者天国になるほどの規模に成長しました。
さらに花園中央公園が整備されてからは、噴水広場や多目的芝生広場が同日開催会場となり、前夜祭も実施されるように。

野田市長のテープカットから始まるパレードも、年々盛大に。
1967年に布施市、河内市、枚岡市が合併して誕生した東大阪市では、当初は旧市域間で対立も。ふれあい祭りはこうした地域間の壁を取り払い、市民が一体感を持つために大きな役割を果たしてきました。
実行委員会は「今後は安全な前夜祭を再開できるよう、改善に努める」としています。
一方で、2025年5月11日(日)の本祭りは、今まで通り布施〜八戸の里間の「ふれあい通り」と、花園中央公園の2会場での開催が予定されています。
市民にとって大切な行事であるふれあい祭りを継続し、再び前夜祭を安全に開催するためには、市民一人ひとりの意識や協力も求められます。
趣旨に賛同した企業による協賛とボランティアスタッフによって運営されている、手作りの大規模なイベント。
東大阪市が真に一体となるためにも、この問題を皆で考えていく必要があるのではないでしょうか。お祭りを楽しんでいる、いないに関わらず。
「市民税払ってるし」
みたいな、レベルの低い言い訳はちょっと恥ずかしいと思う、週刊ひがしおおさかです。
■第46回東大阪市民ふれあい祭り
日時:2025年5月11日(日)
ふれあい通り会場(八戸ノ里〜布施)10:00〜16:00
花園中央会場10:00〜16:00
※両日雨天決行
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