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- バリアフリーな街 ふせ‐みんな一緒に「ささえあい」を感じるひととき
2月11日、近鉄布施駅北側のブランドーリ布施商店街内クレアホールふせで「バリアフリーな街ふせ」と題した催しがあり、取材させていだきました。同催しは一般社団法人「ふせ支援ネットワーク」(前川敦代表)が主催し、東大阪市内で相談所や支援センターなどで活動されている事業所の皆さんが集まってパネルディスカッションし、より広く市民に知ってもらおうというもの。会場は約100席用意されたいすもほぼ満席と盛況で、関心の高さがうかがわれました。
1部のパネルディスカッションは13時から始まり、布施地区の相談支援事業所の皆さんがパネリストとなり、「バリアフリーって?福祉って?~私たちに関係あるの?」を主題に、コーディネーター役の前川さんと様々な体験や経験を交えて詳しく討論。バリアフリーとは、段差をなくしたり手すりを付けたりすることだけではなく、皆がつながって支え合いの輪を広げることも大切なバリアフリーという話に来場者らもしきりにうなずいていました。
優しい語り口の代表の前川敦氏
約1時間のディスカッションのあと、休憩を兼ねていきいき歌体操が行われ、講師の女性4人と来場者が一緒になって楽しくも健康的な体操で体をほぐしました。体を動かした後は主催者からぜんざいとお茶の振る舞いがあり、皆さんそれぞれおいしいぜんざいに満足気な表情ではしを動かしている様子。
また、会場の外では東日本大震災支援の被災地物産販売(米2合200円)も行われましたが短時間で売り切れとなり、まだまだ被災地への思いの強さがうかがわれました。更に会場内には美術教室ライブハウスに通う生徒さんたちの作品が展示され、会場に彩りを添えていました。
会場の皆でいきいき歌体操
復興支援のお米販売(上)とぜんざいの振る舞い
2部は音楽イベント。の前に何やら会場の後方からにぎやかな音が聞こえてきました。見ると鎧(よろい)に身を包んだ一団が舞台へと向かってきます。今回、特別に参加された大阪城甲冑(かっちゅう)隊の皆さんです。真田軍団ゆかりの赤備えに身に固め、勇ましい掛け声と共に演舞などを披露しました。また、外では一般の方々にも鎧の試着が実施され、子供連れの親子らが写真撮影を楽しんでいました。
鎧姿も勇ましい大阪城甲冑隊の皆さん
甲冑の試着で記念撮影の親子(上)と会場内の絵画展示
音楽イベントは15時から行われました。今回の出演者は出演順に にゃんごろーず、The Lost Corner、大久保あきひさとフラワーショウ、シックスノイズ、椿彩綺ジャズポップスバンドの5組。トップバッターのにゃんごろーずは障がい者施設の利用者さんが組んだバンドで、トップにふさわしい力強い歌声が会場いっぱいに響き、来場者も大きな拍手で応援。後に続くバンドへの心強い力水となったことでしょう。
力強い歌声のにゃんごろーず
最後に前川代表にお話を伺いました。「現在、社会的弱者を抱えて様々な問題に悩む家庭がとても多い。そんな悩みや相談に応えるためにこの支援施設を立ち上げました。無料ですのでいつでもお気軽に相談にお越しください」とのこと。皆さんもどうぞ一人で悩まず一度相談に訪れてみてください。
ふせ支援ネットワーク
〒577-0057 東大阪市足代新町10-11布施セントラルⅡ5F
TEL 06‐6784‐1340 FAX 06‐6753‐7985
文・写真 山下 伸司 Twitter:@nemasita
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