関西大学ラグビーAリーグを、野次馬心たっぷりで総ざらい！
天理の強さを再確認したり、関大・立命館が大健闘したりと見どころの多かった先週につづき、やってきた第2節。注目はやっぱり伝統の同立戦。ああだこうだ言って盛り上がろうぜ！…の予定でしたが、話題をかっさらっていったのは関西ラグビーフットボール協会の速報Twitter。Youtube生配信が中止となり、試合の2時間前に急きょ設置された公式アカウントです。プレー動画とともに速報があがり、会場に足を運べなかった人々の受け皿に。神様仏様関西協会様ありがとう！
そんなこんなで第2節、キーワードは「ヤバすぎモアラ」です。

■関学FW大勝利　摂南は良くも悪くも名物が出た
関西学院大学52-31摂南大学

特にスクラムで圧勝した関西学院大学。かっけー！

FWで泥臭く攻める関学と、留学生のアタックで得点を重ねる摂南。セットプレーで優位に立った関学に軍配が上がりました。
摂南大学は前半18分9三田村がパスと見せかけて自分でトライするなどかっこいいアタックを見せますが、摂南OBの週ひが編集長は「モールちゃんと押して！トライにしか興味がないの!?」と激昂。
アタック以外のプレーの粗さを「名物」と言われないよう、課題は山積みです。まずはFW強化から！

■天理、近大を完封！モアラが3トライ フィフィタ欠場でもへっちゃらでした
天理大学 50-0 近畿大学

今日はLOとして出場したモアラ(一番左)。

今節も完封勝利した天理。まだ失点0です。こうなったら全試合完封を目指してほしい。
第1節のゲームキャプテン・フィフィタの欠場(ケガ)でちょっとは戦力が削がれるのかと思われましたが、まったくもってノープロブレムでした。なぜならぼくらにはアシペリ・モアラがいるから！前半16分のファーストトライで勢いをつけたと思ったら、後半もハッスルし続け計3トライのモアラ。持ち前の突破力で存在感を見せつけ、会場からは「ヤバすぎ」と感嘆の声が。ヤバスギ・モアラの爆誕です。フィフィタの復活を切望しつつ、モアラのさらなる活躍に期待しましょう。ねえ、ライナーズ来ない？

■京産2連勝！関大は強くなったよね。ウソじゃないよね。
京都産業 34-10 関西大学

2連敗で、大学選手権出場の芽はなくなった関大だけれど次節でふっきれてほしい。

お!?関大やるやん！前半は10-10。京産がリードし前半終了かに見えましたが、ロスタイムにトライし同点に追いついた関大。いいぞ、粘り強いぞ。第1節から非常に良いパフォーマンスを見せている関大。「強くなったのはウソじゃなかったわ…」スタンドで隣に座っていたおっちゃんがぼそっとつぶやいたその一言が忘れられません。
が、京産がやすやすと白星を譲るわけがなく、後半は終始京産ペースに。後半は完封で、京産は開幕から2連勝。B組1位通過の可能性が高まってきました。
後半に課題が見える関大ですが、開幕戦は破れたものの接戦でした。「うちは体が大きくないし、チャレンジャーとして他大学に挑みたい」が決り文句の関大も、ずっとそうは言ってられません。「こいつ…戦いの中で強くなってやがる…ッ！！」と相手チームに思われる強い関大になるには、勝ち切るために何が必要か考えなければならないでしょう。次戦の立命館戦で、勝つ関大を見たい。

■同立戦は同志社の勝ち！立命館は運を味方につけよう
同志社大 53-19 立命館大

試合終了後の握手。そういえば今シーズンは試合前の校歌斉唱がないので、選手の大号泣が見れなかったな。

どーししゃー！コロナウィルス感染症対策のため大声での応援NGの今シーズンですが、ついつい叫ばずにはいられない伝統の同立戦。常にリードし続けた同志社が、危なげなく勝利しました。親子2代でキャプテンを務めるサラブレッド・6中尾泰星をはじめ、機転が効く9人羅奎太郎にスピードスター13稲吉渓太。ああ今季もタレント揃いだと思わせてくれるメンバーで、2連勝しました。
波に乗れなかった立命館は、大学選手権出場を逃すことが確定。総当りだったら残れてたかも…なんてうっかり思ってしまいますが、今季は短期決戦です。運を味方につけることもまた実力なのです。次節2連敗同士の関大戦に照準を合わせ、やりきりましょう。

第3節は11月21日(土)、22日(日)。次でリーグ戦は終了となります。はやっ！
注目は同志社大学VS京都産業大学の連勝チーム対決と、欠場の天理・フィフィタの復活(希望)です。
Don’t miss it！