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- 今はもがくとき。ライナーズ8連敗も「確実に前進している」理由
開幕から8連敗ーそれでも希望が見えてきました。
2月18日(土)花園近鉄ライナーズは埼玉パナソニックワイルドナイツとのビジター戦に6-41で敗れました。
前後半1つずつPGでの得点に終わり、ノートライでの黒星。リーグ前半戦を終え早くも勝ち越しは消えました。
数字だけ見れば得失点差-298の最下位。
首位争いなんて夢のまた夢、入替戦の足音がすでに聞こえてくるこの状況ですが、花園へと帰るチームの足取りはそう重いものではありませんでした。
「チームは確実に前進しています」と明言したのは水間良武ヘッドコーチ。
「これまでは無理なパスや責任のないプレーをするなど、自分でなんとかしようという選手が多かったですが、次の選手につなごうという意識ができてきています」
チームがうまくいっていないとき、やってしまいがちな個人プレー。
そこで孤立してターンオーバーされて…というシーンを何度も見てきました。
しかし、ワイルドナイツ戦ではそうしたミスはほとんどありませんでした。
ラインアウトや細かなスキルでの課題や、勝負どころで相手のプレッシャーに負けチャンスをつかめないことはは確かにあります。
それでも、選手ひとりひとりに諦めない気持ちが見えるゲームだったといえるでしょう。
例えば三竹がタックルで相手のトライチャンスを潰したこと、ジェドが相手キックをチャージしてPGの機会を得たこと。
スクラムで押し勝ったことは自信となって次節以降の武器になるでしょう。
こうした点の積み重ねが束となり、やがてはチーム力になっていく。
その場に居合わせたパッセンジャーは、この日の負けが数字だけじゃないことを実感したはずです。
試合後の記者会見で水間ヘッドコーチはこう締めくくります。
「もう少しお待ち下さい」。
この言葉は、後半からWTBに回ったフィフィタに良い位置でボールが来なかったことに対するもの。
「ジャパンやディビジョン2のときのようにボールが来ず、フラストレーションが溜まっている状態ですが、今彼の役割はモーメンタムをつくること。アタックではゲームラインをきる、ディフェンスなら前へ出て圧力をかける。良い球をもらって前へ出られるとのびのびとできると思うが…」
の後に続く「もう少しお待ちください」ですが、
ライナーズが成長しようとする「声」だと感じました。
ディビジョン1に通用するチームになるため、もう少しの我慢。
すぐ次の勝利は約束できないかもしれない。でも、絶対に脱皮してみせる。そんな意志をもった「もう少しお待ちください」。
1つ1つ積み重ねて、強くなろう。
この我慢は成長と栄光への布石だ。そう信じて来週の戦いを見届けましょう。
次節は2月25日ブラックラムズ東京とのビジター戦。駒沢陸上競技場にて、12:00K.O.です。
さあ次節、覚悟をともに駒沢へ!
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— 週刊ひがしおおさか⚡️(第1・3月情報ノーサイド) (@w_higa) February 18, 2023
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