「回ってない寿司屋って、入りにくい」──そんなイメージ、弥刀で覆る!
2025年4月12日(土)弥刀の老舗寿司店「寿しまつもと」に、あのイベントが帰ってきます。
深海魚好きによる深海魚好きのためのイベント「MITOSUI(みとすい) 東大阪ミニミニ海洋博 Part.2」。
昨年の初開催では約100人が訪れ、いけすのある寿司屋に魚好きが集結するという不思議な空間が誕生しました。
大きな反響を受け、今回はバージョンアップして再び開催されます。
イベントの会場となる「寿しまつもと」は、地域で長年愛されてきた老舗寿司店。
今年で創業55周年を迎えます。

前回の大阪万博の年にあたる1970年に開業。3代目の松本さん自身はコスプレ愛好家という、今を生きる寿司屋。
特徴的なのは店内にある“掘り込み式いけす”。初代が構想し設置したもので、大阪府内では初の設備といわれています。

前回のイベントの様子。いけすを囲うように、座敷でグッズ販売やワークショップが行われた。
現在はあえて“ペット飼育用”として活用しており、このユニークさも会場の雰囲気に一役買っています。

現在飼育さえてれているのは、ホシザメやホウボウ、ウツボなど。バラエティに富んだ魚たち。
今回の「MITOSUI Part2」では、静岡の干物屋が持ち込んだリアルな“深海魚タッチ”体験が目玉。ふだん目にすることのない魚に実際に触れることができ、子どもから大人まで興味津々になれる企画です。
さらに、フィギュアの展示販売や、色付けされた魚のミニ透明標本をすくって持ち帰る「標本すくい」なども登場。科学と遊びを融合させたコーナーなど全8ブースが予定されています。
地域の老舗寿司屋と魚愛が融合した異色の企画は、今回も多くの来場者を楽しませてくれるはず。

寿しまつもとでは、普段から魚グッズの販売も。
「昔はお客さんが別のお客さんを連れてくることが多かったですが、今はSNSで情報を知って訪れる人も多いです」と松本さん。イベントやネットをきっかけに、平常時来店する新しいお客さんも増えたと言います。自分たちで何かを仕掛けて、お店に足を運んでもらう時代。
外国人観光客の姿もあり、翻訳アプリを活用しながら「これは火が通っていますか?」「おいしかった」と、会話を楽しんだ経験も。言葉の壁を越えて魚と寿司がつなぐ交流が、ここ弥刀で生まれています。

府道173号線、緑の看板が目印。
今後はアイドルイベントも構想中とのことで、弥刀発・寿司とサブカルの融合はまだまだ続きそうです。
当日は11時〜16時まで開催。店は通常営業とは異なり昼はテイクアウトのみ、夜は通常営業。
ディープな深海魚の世界を、寿司屋で体感してみませんか?
■寿しまつもと
住所:東大阪市大蓮東3-1-6
営業時間:昼11:30~14:00、夜17:00~21:00
定休日:火曜日
TEL:06-6722-4174
駐車場:あり
アクセス:近鉄大阪線弥刀駅から徒歩8分
X:@sushimatsumoto
Instagram:sushimatsumoto_
みとすい公式X:@samejin_mhs
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