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- 東大阪をロックの街に 枚岡樟風高校軽音楽部
先月、編集部に「東大阪をロックの街にしようとしている面白い先生がいる」という情報が飛び込んできました。早速その先生に連絡をとると、「2月19日に日新と布施北との合同ライブをやるので来て欲しい」ということで取材に行って来ました。 その先生とは枚岡樟風高校の森かずお先生。ライブ取材の前にお話を伺いました。
3校合同の東大阪バンドダービーで全員集合!後列右端が森先生
まず、ライブの趣旨から伺うと、「もともと軽音楽部の部活動の一貫としてやっていたのですが、どうせなら他流試合的な意味合いで広げた方が楽しくできるのじゃないかということで始めました」とのこと。また「他校との交流で人と人とのつながりもでき、他のバンドを見ることで技術も磨かれてきました」と効果も強調。確かに、今回も12バンドが参加し、それぞれが切磋琢磨、生徒たちの意気込みも伝わります。
最近ではNHKのライブショーに出演するバンドも出るなど、年々レベルも上がっているとのこと。「私は勉強だけでなく、生徒たちのもっている良いものを引き出してやりたいと思っています」と温かい目線で生徒たちの成長を見つめておられます。締めくくりに先生は「今日のライブは東大阪バンドダービーと勝手に名づけました(笑)ここを拠点に東大阪をロックの街にできればいいですね」と夢を語ってくれました。
では、早速ライブ会場である多目的室へ入りましょう! そこには50人ほどの生徒たちで熱気ムンムンです。学校なので皆制服を着ていますが、雰囲気はロックスター(笑) 先生の「そろそろ始めますよー」の合図で枚岡樟風の生徒から登場、順番は1年生から年齢順のようです。
トップバッターのバンドから熱い演奏と歌がはじけ、約25m四方の会場は一気にテンションが上がります。記者は初め「どうせ高校生のバンドやろ」と高をくくって来たのですが、いやいやなかなかのもんでしたよ。次々に出てくるバンド全体に言えることですが、特にリズム隊(ドラム、ベース等)がしっかりしています。そのためギターやボーカルがノビノビとパフォーマンスができるということです。
熱気あふれる演奏に演者兼観客の生徒らもテンションアップ!
片付けや司会も自分たちで
演奏に聴き入っていると「うちには卒業後プロを目指してる子がいるんですよ」と森先生。紹介されたのは今年卒業する北野雅美さん。 AKB48にも負けないくらいの可愛い生徒さんです。北野さんはチェリーボムという5人組バンドの紅一点でボーカルとして活躍してます。「歌が好きでずっと歌いたかった」というのがバンドを始めた切っ掛け。音楽活動を始めてみてどうですか?の質問に「以前は平凡な毎日で意欲もなかったが、歌うという夢がかない前向きに生きることができて充実している」とキラっと目が輝きました。今後はロックでカッコイイシンガーを目指してプロを目指すそうです。週刊ひがしおおさかは全面的に応援し追っかけさせていただきます(笑) 4月1日にはミューズホールのライブに出演するそうですよ!最後に後輩たちへ一言「せっかくのチャンスだから競争心を持って日々努力を惜しまないで欲しい」とのこと。
プロを目指す北野雅美さん、頑張れ!
学校は勉強ばかりじゃない、ということを実践する枚岡樟風の軽音楽部の活動と森先生。ここから世界に向かってジャンプする生徒たちが生まれて欲しいですね。
文・写真 山下 伸司 Twitter:@nemasita
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