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- 仰星圧勝、常翔ヒヤリ ~全国高校ラグビー大会~
1日、お正月の風物詩となっている全国高校ラグビー大会3回戦が行われた。大阪代表は東海大仰星、常翔学園ともに持ち味を発揮し勝利。3日の準々決勝に進んだ。
まず登場したのは、東海大仰星。第3グランドの第2試合で、Bシードの四日市農芸高校と対戦した。立ち上がりから、目標とするノーラックラグビーを展開。密集を作らずにFW・BK一体となって、縦に走りこんだ。
前半7分、スクラムから展開したボールを11枝松がゲイン。6吉田が走りこんでトライを決めると、10分には11枝松が独走トライ。17分はモールを押し込み、28分にモールサイドを5橋本がトライを奪い、FWでもBKでもトライが獲れるラグビーを見せつけ26-0で前半を終えた。
後半に入っても仰星がゲームを支配。2トライに終わったが、四日市農芸を自らのミスから奪われた1トライに抑え、38-5で圧勝した。
東海大仰星 土井監督:目標とする縦へ動くラグビーができていたが、最後の球出しに課題がある。試合前8藤田君と10伊藤君を封じ込めればライン攻撃しかできないだろうと考え、そのとおり出来た。モールが多かったのは意外だったが、ラインに人数が揃っていなかったので対応できた。
東海大仰星 橋本選手:(自らが上げた2トライについて)四日市農芸のプレッシャーが強かったが、前のFW(PR・HO)が頑張ってくれたおかげでトライをとれた。冷静に空いたスペースを狙えたのがよかった。次戦に向けて、FWの集散をもっと早くしたい。
同じく第3グランドの4試合目。常翔学園は長崎北陽台と対戦。開始早々、スクラムから15重が狭いスペースを抜けてトライを上げる。このまま常翔が圧倒するかと思われたが、アタックでハンドリングエラーを連発。北陽台の攻撃はPGによる3点に抑えたが、その後の得点は前半終了間際の11徳田が上げたトライ1本のみ。12-3で前半を折り返す。
後半最初のトライも常翔の展開から、14坂本がトライ。リズムのよい攻撃から奪ったもので、17-3としこのまま突き放すかと思われた。ところが10分、13分に北陽台が続けてトライ。ゴールもしっかり決め17-17の同点となり、グランドはいっきに北陽台ムード。試合の行方がわからなくなった。
15分、常翔は目が覚めた様に積極的な攻撃を見せる。中盤、ゴール前付近から右へ回すと北陽台のディフェンスは外に対応が出来ない。14坂本が誰も寄せ付けず、トライ。
直後の17分には同じく14坂本がゲイン。北陽台ディフェンスが集まった所で、内を走ってきた9岡田にパス。絶妙なコース取りでゴール下にトライ。試合終了間際に14坂本がもう一本トライを奪い、39-17で勝利。
常翔学園 野上監督:前半、長崎北陽台のプレッシャーが強く、ミスが多かった。ハーフタイムで積極的に攻めるように支持を出した。一戦一戦強くなっているので、次が楽しみ。
常翔学園 坂本選手:同点にされて少し焦ったが、引き離せてよかった。ハーフタイムに野上監督から「走ってトライ取るのがお前の役目」と言われた。外に回すチームのスタイルなので、ゲームがとても楽しいですし、責任も感じます。
試合後、3日に行われる準々決勝の組み合わせ抽選が行われ、東海大仰星は國學院栃木と、常翔は佐賀工業と対戦する。
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