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埼玉ワイルドナイツvsギャラガー・チーフス| 2024年2月4日(日)
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(14-0)
スコア一覧
ワイルドナイツが規格外。最初の10分こそ互角の様相だったが、時間が経つとワイルドナイツのディフェンスが相手のアタックラインをドンドン後ろに下げ、チーフスは敵陣にすら入れない。チーフスの選手たちが面食らっているように見えるのは、私だけだろうか。
エリア、ポゼッションともに上回るワイルドナイツは、2トライを奪い内容はそれ以上。
全局面で相手を上回り、後半へ大いに期待をもたせる。全員がここに標準を合わせていたと思える15人の躍動にただただ感動する。ホンマに前からやばい人らやと思ってたけど、ガチでやばい人らやった。やばい。
後半はまるで国内の相手と対戦するように、調子を上げていくワイルドナイツ。ディフェンスは変わらず好調、そしていつも以上に冴えるアタック。
両チームに消耗が見える時間には、さすがにチーフスも敵陣でのアタックタイムが増える。も、ワイルドナイツが許した2トライは、いずれもディフェンスを崩されたものではない。
ワイルドナイツのやってきたことが正しかったことが証明された80分だった。
ハイライト
この1枚!
フォトギャラリー
Photographer:KRPU 萩原康夫
記者会見レポ
チーフス
Q.相手の強さをどう感じたか。
クレイトン・マクミラン ヘッドコーチ
まず、素晴らしいイベントだと思う。ワイルドナイツはかなり内容がいい勝利。昨日の試合、今日の試合を見て皆スキルが高いと感じる。もちろん結果にはがっかりしているが、言い訳はしない。たくさん学びを回収したい。
ケイラム・ボーシェー ゲームキャプテン
HCも言ったが、ワイルドナイツがリーグワンで上位のチームだと実感した。大きな選手を我々が止めることができなかった。
Q.ハカを披露したが
HC
チーフスオリジナルのハカ。自分たちを表現している。そうやすやすとやるものではない。
今回は、ワイルドナイツを尊重するために行った。
Q.前半早々にPGを狙ったが
キャプテン
真剣勝負とそして相手を尊敬する意味があった。
Q.1週間後のメンバーは
HC
今日の試合を分析した上で判断する。
Q.チーフスに連れて帰りたい選手は
HC
ボビー(ラクラン・ボーシェー)はいいパフォーマンスだった。NZから失いたくなかったかな。
ワイルドナイツは素晴らしいパフォーマンス。SRでも確実に飛躍するチーム。
Q.ワイルドナイツにいる兄(ラクラン・ボーシェー)のキャリアについて
キャプテン
今日初めて兄と対戦しました。すごくエキサイティング。日本に来るのは大きな決断だったと思うが、ベストなタイミングで日本に行くことを決めたと思う。
Q.ABsプレーヤーがプレシーズン中のプレータイムを教えてほしい。
HC
規定によるとプレシーズン全て含めて40分。
Q.兄とは何か話したか
キャプテン
コンタクトしたのは2分くらい。元々会話が少ない兄弟。5歳上なので、昔は遊びで押されることが多かった。今やれば僕が押すと思うけどね(笑)
Q.マッケンジーは出場する?
HC
残念ながらノー。彼は世界中で愛されていて大きなハートでいつも笑顔。しかしABsの選手は規定があって、出場させることができない。将来的にこの大会が発展し出場でいるようになればいいなと思っている。
ワイルドナイツ会見
Q.ハカ中にハドルを組んだが、どんな話を
坂手淳史 キャプテン
最初の10分で自分たちのフィジカルと正確性を出して行こうと。いいマインドでゲームに臨めた。
Q.シーズン中の非公式戦。難しかったのでは
ロビー・ディーンズ ヘッドコーチ
リーグワンにフォーカスしていることは変わりない。シーズンの中盤にこのような試合は、失うことのほうが大きい。だが選手はこの試合に目的を持ってプレーしていた。この試合は自分たちが決めてできるものではない。リーグから提示された時点でターゲットにしていた。
チーフスにとっては良い準備になったと思う。自分の古巣・クルセイダーズとは何もできていないので思うことはある。
Q.メンタルをどう持っていったか
キャプテン
難しかった。が自分たちのスタンダードを示すチャンスだとテーマにした。コーチングスタッフも良い準備をさせてくれた。ゲームにでないスタッフも。タフなメンタルを持っているチームに誇りを持っている。
Q.MVPのボーシェーはどう?
キャプテン
いいプレーをしてくれた。仲間で良かった。彼を呼んでくれたことに感謝したい。
Q.ボーシェー選手からチーフスについてなにか情報は?
キャプテン
ない。堀江選手から「前半10分でタフに来る」というアドバイスをもらった。
Q.チームとしてプラスになったことは
キャプテン
勝ったことでプラスになることはすぐにはない。良いメンタルで乗り越えられたことに成長を感じる。
Q.今後のこの大会について
キャプテン
タイミングは難しい問題。こういうゲームを体験できるのは日本ラグビーと選手個人についていい。レギュレーションについては考える必要はあると思うが、そういうメンタルを持てたので、いいラグビーができた。
Q.出場したカテゴリCの選手たちのメンタル
HC
チームとして挑んだ。タイミングはプレーオフのあとがいい。2月はリーグワンの月だと思っている。リーグワンの開始時期を遅らせて。
レベル差が問題ではないと今日示せた。
日本ラグビーの柱は会社と選手。この2つの要素を大切に扱ってほしい。