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ライナーズ3連敗、モヤモヤしたアークス戦 でも待って!それはディビジョン1へと続く轍になる
- 2021/10/25
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- NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安, 花園近鉄ライナーズ
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練習試合らしいといえば練習試合らしい。
でもスッキリしない。
モヤッとした感情がつきまとうのは、前日の日本代表戦がドラマティックだったからか。
10月24日(日)近鉄ライナーズは有観客の花園第2グラウンドにて、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安と対戦し、21-32で黒星となりました。
これでプレシーズンマッチ3連敗。練習試合なのであまり気にしてはいけない…と思いつつもスクラムで負け、接点でもボールを奪われ…そろそろ勝利が見たいところ。
一旦、今日の成果と課題を列挙してみましょう。
成果
・アタックに、ボールを動かそうとする意図が感じられた。
・マイボールラインアウトの成功率の高さ。

前半33分、ラックからボールを動かし13小野木がトライ。
課題
・ボールを動かしたがチャンスを活かせなかった
・スクラムトライを2つとられるなど、スクラムで圧倒された
・接点で負けている場面がまあまああった
・ディフェンスで我慢できない

2イエレミアのタックルなど、良いディフェンスもあったが…。
ライナーズメンバーは、前回に引き続き若手など試合経験が少ない選手中心。ただ、アークスもそれは同じ。
スクラムは特にフォーカスポイントとしてあげられていただけに、ディビジョン1のチームとの差が目の当たりになりました。
ほんの5〜6年前までは、ライナーズが勝つことが多かったのに…。
勝つことにこだわっていれば、違う結果だったのかもしれません。
モヤモヤが残るのは、相手を圧倒する場面が少なく、成長しているように見えなかったからかもしれません。

前半15分は、モールから押し込まれトライを取られた。
短期的な目で見ると出来なかった点が目立ちます。
しかし、数年で大きく良い方向に変わっている点が。
終始追いかける展開ながらも、自分たちのペースを守ることができたこと。
有水HC時代、常に言い続けてきた課題です。
「自分たちのリズムを崩されることは、どのチームもある。それをいかにして自分たちのリズムに戻すか。」
以前のライナーズなら、悪い流れを断ち切れずにズルズルと得点を許し、下手をしたら大差での敗北となっていたでしょう。
ただ今回は、後半2トライあげられた後2トライを取り返し、一時5点差にまで詰め寄りました。
水間良武ヘッドコーチは、息を吹き返した要因を「ボールインプレーの時間を伸ばすことを意識し継続できたから」と話します。
セットプレーなどでプレーが止まることが多いラグビー。「ボールインプレー」はランやパスでボールを動かし続ける時間を指し、ライナーズはその時間を伸ばすトレーニングを積んできたといいます。
かっこいい派手なプレーではないけれど、能動的な姿勢が自分たちのペースを作っていくはず。

ボールを動かすと、チャンスも増える。終始運動量が多かった12岡村選手。
代表戦でクウェイド・クーパーが見せたバックフリップパスのようなファンタスティックさをついつい求めてしまうけれど、今すべきはそこじゃない。一歩一歩着実に、丁寧に進む時です。
モヤモヤ感はきっとディビジョン1へ続く轍(わだち)となる。
数年後に振り返ってみれば良い練習試合だった、と結論付けたいと思います。
そんな意味のあるゲームが増えることを願って。
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