「ドリーム21」は室内遊び場の決定版!子供の好奇心を詰めこんだパラダイス なお、大人が行ってもめちゃくちゃ楽しい
- 2019/4/10
- おでかけ, 東花園駅
- ドリーム21, 東大阪市児童文化スポーツセンター
- 「ドリーム21」は室内遊び場の決定版!子供の好奇心を詰めこんだパラダイス なお、大人が行ってもめちゃくちゃ楽しい はコメントを受け付けていません
みなさんこんにちは。自称永遠の小学生・ミホロボットです。
「ドリーム21」、知ってますよね?東大阪人の常識だと思っていたんですが…。
山口県出身の新入りホッケー梶間に「何すか、それ?」と言われ、なかなかショックを受けました。
説明するまでもありませんが、東大阪初心者のためにおさらいしましょう。
東大阪に住む子どもたちから抜群の知名度を誇る、ドリーム21。
近鉄奈良線東花園駅から徒歩12分。花園中央公園の東に位置する文化スポーツセンターです。
アスレチックやプラネタリウム、自然科学などが体験できるお出かけスポット・学習施設として、毎年30万人前後が来館します。
もうすぐ30歳児になる八戸ノ里っ子のミホロボット。「そういや、ドリーム21ってめちゃくちゃ楽しかったよなぁ」とふと思い出し、時を経て取材へ行ってきました。
思い入れが強すぎて文章が長くなるので、読者諸君は覚悟して読んでください。
取材に訪れたこの日は、工事中で3月末まで外装が隠れていましたが館内は絶賛営業中。
「絶対に営業してやるんだ」という強い意思を感じました。
さて、今回は「ドリーム21の魅力を再確認しよう」というテーマをもって、施設内すべてを回っていきたいと思います。
子供の頃はただひたすらに脳汁垂れるほど遊びまくるのみでしたが、私ももう30歳児。
施設の意味や歴史にもつっこんで、さらなる面白ポイントを発掘していきます。
そんな我々の強い味方、スタッフさんに案内してもらいます。
正式名称は「東大阪市立児童文化スポーツセンター ドリーム21」。おま…そんな名称だったのか!
「愛称は一般公募で決定しました。21世紀に向かって夢をもち、はばたく施設になってほしいという意味が込められています」とスタッフさん。ほほー、そんな意味が…。
1991年(平成3年)に開館し、今年で28年め。
開館当初と比べ、時代とともに変化した展示や遊具もありますが、基本的なコンセプトは変わっていません。
「色々なことに興味もつ子供の可能性を開き、将来が夢で広がるような場所にするため、日々取り組んでいます」…って、ブレないその姿勢かっこいい!
入館料は各施設内ひろばによって異なります(後述)が、例えば「のびのびひろば」は大人〜子供まで一律100円。最大でも「宇宙ひろば」の大人400円。…て安っ!さすが市の施設、良心的です。
さて、基本を学んだところでレッツゴー館内!
ドリーム21のシンボルともいえる、恐竜の骨格標本からスタートです。
彼の名前は「アロサウルス」。自然に興味を持ってもらおうと、開館当時から設置されています。
来館者はだいたいここで記念撮影します(ミホロボット調べ)。
展示パネルには、アロサウルスからのメッセージが。
『今の地球は空気悪くて心配。地球、大切にしてね』という趣旨の願いが書かれています。
アロサウルスのシンプルだけど深い言葉を味わい、科学展示室「探検ひろば」へ。
ここでは地球の誕生、生命の進化、現代の科学といった自然科学を体験しながら学べます。
入口には古代の海中のイメージボードが水槽に映し出された展示が。
水槽からポコポコと泡が出る演出がすごく良い。「古代の海ってこんな感じだったのかなぁ」と、リアル感が増します。
続いてのブースは惑星を中心とした宇宙の展示。
ここでの目玉は、何と言っても地球の情報を立体的に見られる球体ビジョンでしょう。視覚に訴えてくる系の展示はつい見入ってしまいます。
宇宙ブースを抜けると、生物の進化が体験できるコーナーに。
ちなみにミホロボットのおすすめは「アニマルスロット」。
3つのストップボタンを順に押すと、特徴をもった生物がビジョンに移し出されます。「赤ちゃん」「草食」「飛ぶ」だと…えと…モモンガ…?大人でもパッと答えが思いつかない。
気がつくと何時間でもスロットしてしまいそうなので、隣のブースへ。
人体の構造と働きが学べる人体模型ズ。筋肉と内臓がよく見える男性模型と、神経系の構造がよくわかる女性模型の2体。
「うんどうけい」や「じゅんかんきけい」とかかれたボタンを押すと、機能する部位が光ります。
生物の進化をものの数分で体験し、真理を見た気がするのもつかの間。2Fへ上がります。
階段を登ると、一気に現代。科学のコーナーにたどり着きます。
ここでは遊んでサイエンスの不思議を体験できました。
例えばこちらのパラボラアンテナ。
遠くにいる人と小さな声で会話することができる不思議。もちろん仕組みの解説もあります。
このように、「遊ぶこと=学ぶこと」を実感させてくれるアトラクションが勢揃いしています。
うっかり遊びすぎました。
さて、科学の展示場を抜けると、「宇宙ひろば」。プラネタリウムです。
直径20mのドームに映し出される星空は、さすがの迫力。
基本は15分の星空解説と、30分番組の2本立て。星空解説では、スタッフさんがその日の東大阪の空を解説してくれます。
今さらですが、すごいもの持ってるよね、東大阪市。
もうこれだけで十分楽しみましたが、まだまだありますよ奥さん。
ミホロボットがドリーム21を最強の室内遊戯場と信じてやまない、あの場所が!
そう、スポーツホール「のびのびひろば」です。
ジャングルジムに一輪車、マット、トンネルなど体を動かして遊べる遊具が盛りだくさん。
「実は開館当初、この広場は体育館として機能していて、今のような遊具はなかったんです」とスタッフさん。現場でニーズにこたえていくうちに変化してきたのだとか。
現在は2〜3歳からの利用が増加傾向にあるため、幼児コーナーも設置。低めの滑り台や巨大なブロックなど、低年齢でも安全に遊べる遊具が充実しています。
子どもたちの人気を集めていたのは巨大な台形のジャンプ台。
ジャンプ台としてマットに飛び込んだり、傾斜を利用して滑り台にしたりと多目的に遊べる仕様。そういえば、私も子供の頃に遊んだ記憶がありました。
自由に遊びを作ることができるのが、人気の秘訣なのかも…。
「のびのびひろば」のコンセプトは、運動の楽しさを知ること。
先ほど訪れた「探検ひろば」は自然科学を楽しく学習できる展示室。体にも頭にも刺激的な施設が、ドリーム21なのです。
「そのほかにも、施設では教室を企画したり、イベントをすることもあります」と最後に案内してもらったのは地下の多目的文化ホール「ほしっこひろば」。
貸室として、発表会の場として、イベント会場として。表現の場まで用意されているなんて…すごい、すごいぞドリーム21!
最後に、スタッフさんにこれからの展望を話してもらいました。
「施設のある花園中央公園は、ラグビー場や美術センターなど色々な施設のあるエリア。それぞれが連携して、子供の可能性を引き出しあえるような場所にしていきたいです」。
子供だけではなく、大人まで好奇心いっぱいにしてくれるパラダイス。
遊べて、学べて、楽しめる室内施設の真髄をここに見たり。
めちゃくちゃ長くなりましたが、ドリーム21の魅力は伝わったでしょうか。
ちょうど開館当時に施設で遊んでいた世代が、子供をもつ年齢に差し掛かりました。
親は当時を懐かしみ、子供ははちゃめちゃに遊べる、まさに21世紀を生きる施設。平成が終わって次の元号になっても、継承していくべき財産だと思うのです。
…おっと、つい語ってしまいました。なんだろう、目頭が熱いな…。
さあ、大人のあなたも子供の君もドリーム21へ。未来を一緒に描いていこう!
■東大阪市児童文化スポーツセンター ドリーム21
営業時間:9:30〜17:00(各施設の時間は公式サイト参照)
休館日:月曜(祝日の場合は火曜)、祝日の翌日、年末年始(12月28日〜1月1日)
住所:東大阪市松原南2-7-21
電話番号:072-962-0211
利用料:
科学展示室「探検ひろば」一般300円/高校生200円/4才~中学生100円
プラネタリウム「宇宙ひろば」一般400円/高校生200円/4才~中学生100円
スポーツホール「のびのびひろば」一律100円
アクセス:近鉄奈良線東花園駅から徒歩12分
詳しくは公式サイトから