「生七味唐辛子」って知ってますか?
石切参道にある東大阪のお土産物屋さん「まいど!東大阪」で今評判のお漬物。お店にジャンジャン問い合わせがある人気商品だとか。
今回は、そんな気になる生七味唐辛子を製造・販売する七味唐辛子メーカー、株式会社鷹雅道(ようがどう)さんを訪問しました。

生七味丼のレシピ。お酒のともに?
鷹雅堂があるのは水走。恩智川と中央大通りの交差ポイントにあるビルの2階にオフィスがあります。訪問してまず目に入ってきたのが、壁に貼られた「生七味丼」なるもののレシピ。
漬物を丼にするのか?!と驚いていると
「もともと賄いから生まれたんですよ」
声の主は、鷹雅堂の営業企画部澤田さんでした。

鷹雅堂さんの商品の数々。企画力・行動力抜群です。
今年8月に新商品として開発された生七味漬。発売と同時にまいど!東大阪での店頭販売した模様がテレビ番組で取り上げられると、爆発的ヒット商品になりました。
しかしどうして七味唐辛子屋さんがお漬物を?と疑問に思い、澤田さんの「賄い」という言葉をキーに根掘り葉掘り。

まいど!東大阪の売上ワンツーフィニッシュの鷹雅堂
鷹雅堂は国産の唐辛子にこだわった七味唐辛子メーカー。香川本鷹と呼ばれる伝統的な唐辛子の復興に尽力したり、日本全国にある地場の唐辛子を商品化するお手伝いをしたりと、とにかく七味唐辛子が大好きな会社なのです。
以前自社の七味唐辛子をPRするためにうどん屋さんを経営されていた時のこと。自社製品「生七味唐辛子」使った丼ものを作ったところ、これが美味しかった。それが生七味丼です。

乗せただけ、生七味丼もどき!みんなはちゃんとレシピどおりに作ってね。
そんな大人気商品のお漬物部分を商品化したのが、唐辛子屋さんが作ったお漬物生七味漬。より多くの方に楽しんでもらえるようにパッケージ化し、原材料は唐辛子以外も全て国産。日本産七味唐辛子はかつてヨーロッパにピクルス生産用にと輸出されていたんだとか。
「かつて神社の参道で発展してきた国産七味唐辛子を、石切で販売している弊社の製品から、国産七味唐辛子の復権をしたい」
と国産七味に対する愛情を語る澤田さん。
日本を、世界を代表する七味唐辛子が、東大阪、そして石切から発信される日が、ちょっとだけ見えた1日でした。
文・写真:前田寛文 @MaechanYK
会社データ
会社名:株式会社鷹雅堂
住所:〒578-0921 城東区東中浜7-5-2
TEL:06-6180-5266
公式サイト:http://yohgado.com/
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