＜東大阪スイーツ図鑑 #34＞コンフィセリーラパート〜食べる宝石！スイス仕込みの「モンテクリスト」〜

こんなに綺麗な食べ物がこの世にあったのか…！と息をのむほどキラキラ輝く、宝石のようなスイーツ。東大阪・瓢箪山のパティスリー「コンフィセリーラパート」で食べられると聞きつけ、調査してきました。

ちりばめられた金粉とオレンジ。

■宝石の名は「モンテクリスト」
オレンジコニャックの香りがふわりと漂う「モンテクリスト」(486円)。ツヤっとした濃厚チョココーティングの中に、チョコムースとバニラブリュレがたっぷり詰まっています。
周りにはパリパリのミルクチョコ。異なる食感が一度に楽しめます。
「一番大切なのはバランス。いろんな味が混ざり合うように考えながら作ります」と話すのはスイス人シェフのラパートさん。見た目はもちろん、味・香り・食感、すべてのバランスを絶妙に計算し尽くしたケーキなんですね。

中は、ふわふわチョコムースとバニラブリュレ。

ショーケースに並んだ姿は「おいしそう」を通り越して「美しい」！

■東大阪唯一のスイス菓子屋さん
スイス人シェフのラパートさんと奥さんの恵子さんご夫妻が、2005年にオープンした「コンフィセリーラパート」。ケーキはもちろん、スイス定番の焼き菓子やチョコレートも取り扱っています。
店内にはアルプホルンやチーズフォンデュ用の小鍋など、アルプスの山々を想像させる飾り付けが。

シェフのラパートさん。ご本人いわくシャイだそうですが、めちゃくちゃ話してくれました。

カフェスペースには、「これ、スイスから持ってきたのかなぁ」と思うようなテーブルや椅子も。

■チョコレートもおすすめ
「モンテクリスト」以外にも輝きを放つ宝石が。ずらりと並ぶチョコレートです。一粒一粒が芸術のよう！
特に記者がおすすめしたいのは「アーモンド」。風味豊かなアーモンドペーストが、口の中にス～ッと染みこんでいきます。

「アーモンド」。溶けるのではなく、染みこむ！

「アーモンド」を作る時、欠かせないのがこの機械。木の風合いが年季を感じます。

「この機械を使ってアーモンドとカラメルをペースト状に混ぜあわせます」と見せてくれたのは、親子代々90年近く使い続けているという機械。。ミキサーを使うよりも、なめらかな仕上がりになるのだそう。なるほど、これが口の中に染みこむ理由なんですね。
「アーモンド」の秘密を教えてもらった後、ふとショーケースを見ると…なんと、「チョコレート量り売り」の文字が！
そう、スイスでは量り売りが一般的。一粒ずつ手作りのため、重さが微妙に違うんです。
目安としては、1つ230円前後。(6/28現在)

「日本の味覚に合わせるのではなく、ヨーロッパの味を食べてもらえるよう意識しています」と、現地の味覚を大切にするラパートさん。
スイスの宝石スイーツを味わいに、ぜひ足を運んでみて。