大阪のソウルフード串かつ。山口出身のホッケー梶間も、月に1〜2回は食べるほど大好きです。
先日、クレアホール・ふせで行われたFC大阪の新体制発表会の取材に行った際に気になるお店を発見しました。

右手側がクレアホール・ふせ。向かい側辺りです。

「大阪の串カツわだちゃん」

布施駅北側ブランドーリふせ商店街内。左隣りは日本料理の「満作」です。

2023年12月13日オープンの同店。実は、八戸ノ里に本店がある「串かつちとせ」の2号店(布施店)店主である和田祐季さんが経営する串かつ店なんです。

「もともと多店舗展開は考えていたんです。以前も串かつ店だったこの物件が空いたという話を聞いて出店することを決めました。近くに布施店があるので、『ちとせ』ではなくわだちゃんにしたんです」と和田さん。

オーナーの和田さん。

布施店はちょうど1年前に誕生したばかりで、わだちゃんから北へ5分ほど歩けばお店があります。

串かつちとせ布施店。

「近くではあるんですけど、仕込みやアルバイトは共有できますし、どちらかの店舗が満席で入れない場合もご案内できるんで。メリットは多いですね」。
メニューはちとせとほぼ同じで、秘伝のソースも同じものを使用しています。

おすすめは超巨大な大エビ(500円)。

土日はわだちゃん限定の「わだちゃんセット」(1000円)が登場。

わだちゃんセット。おすすめの串かつ5本＋ビールorチューハイorハイボールから選べます。

「布施店はファミリー層が多いので、1人でもふらっと入れるお店にしたくて」と、店内はカウンター席10席のみ。

店内はこんな感じ。2階にも座敷があり、慣れてきたら使っていく予定とのこと。

そしてなんと、お店を切り盛りしているのは若手お笑い芸人のお二人なんです。
店長は、ぐるぐるメタボリックというコンビで活動している「水野ありんす」さん。「オープニングスタッフになりたくて」と、応募したことがきっかけでした。もう一人はアルバイトで、ピンで活動中の「ひのスタイルズ」さん。

ひのスタイルズさん(左)と水野ありんすさん(右)。2人とも吉本興業所属です。

2人は同期で、水野さんの誘いで一緒に働くことに。基本的には2人がお店に立っていますが、舞台がある日はお休みになったり別の方が入っていたりします。なので、お店は不定休です。

「カウンター越しなので、気軽に話しかけてほしい。元気を与える存在になりたいですね」と水野さん。

息もぴったりな2人。

2人が働いている姿を見ていると、店内で漫才を見ているよう。
取材の翌日、ブランドーリふせ商店街のイタリアン「ベーネ・レガーロ」にてこの日限りのコンビを結成して漫才を披露するということで、見に行ってきました。

水野さんがボケ、ひのさんがツッコミでやっていました。

終始大盛り上がりだったように感じましたが、本人たちは「めちゃくちゃ滑ってましたね…」と、あまり手応えはなかった様子。

「今後はもっとお店を増やしたいですね。東大阪市外にも」と、オーナーの和田さんは話します。ホッケー梶間とはよく飲みに行く仲なのですが、「◯年後にこんなことしたいねんな〜」と夢を持ち、それをどんどん実現。やりたいことが特に何もない僕はいつも、「羨ましいなぁ」と思いながら話を聞いています。十年後とかには、全国に「串カツわだちゃん」ができてたりして。

最後は3人で。

■大阪の串カツわだちゃん
住所：大阪府東大阪市長堂1-10-3
電話：070-9223-1194
定休日：不定休