関西大学ラグビーAリーグを、野次馬心たっぷりで総ざらい！
天理大学の強さ（モアラのやっばさとも言う）、同志社大学の確実な力を実感したのが第2節。先週末の第3節は、「圧倒的な天理に対抗した関西学院大学をたたえたい！」というのが関西ラグビーファンの本音でしょう。あと、滋賀・布引グリーンスタジアムで行われた同志社対京都産業大学の伝統の一戦は、意外な大差。
先週に引き続き、関西ラグビーフットボール協会公式Youtubeチャンネルに上がった、ダイジェスト映像をチェックしながらお送りいたします。
第3節のキーワードは「心打たれたは言いすぎだけど、熱くなれたよ関学大」です。

■立命館、開始1分で力を見せつける。関大を完封。
立命館大 38-0 関西大学

将来、日本のエースになるはず！編集長イチオシの木田。

なんとなく毎年立命館オシな編集長前田。18歳の頃、4学部全部落とされたコンプレックスからか、庭井時代の強さへのあこがれからか。開始2分、キックパスからWTB藤井がトライを奪うと、そのあとはCTB木田ラッシュ。スピード、強さに加えてけんか売ってるようなハンドオフ(格闘技経験者)でバッタバタとトライを奪っていきます。
ディフェンスもよく機能して、関大を零封。Evenリーグ3位で順位決定戦に向かいます。このアタック、大学選手権で見たかったね。

■意外な大差も、伝統の一戦に惜しみない拍手！
同志社大 49-19 京都産業

桑山の安定感も強さの大きな要因

強いっすよ、今年の同志社大。いやね、昔強かったから＆関西随一の高偏差値(私学の雄)から、同志社は「常に日本一を目指します」って言うじゃない。でも、他チームがAOとか留学生でバンバン補強する中「洗練されたタレント集団」ってキャラがちょっとかわいそうに見えていました。でもでも、今年は違う。ちゃんとFWが体を当てて、フィジカル戦を征してスペースを作る。ラグビーらしいラグビーをする。
この日もFWが作った優位を、研ぎ澄まされたBK陣がグラウンド中を縦横無尽に走り回りました。このラグビーはね、みんな絶対仲良くなれる。これが学生スポーツっすよ。

■前半接戦も、後半失速した摂南
摂南大学 13-47 近畿大学

苦しいメンバー事情ながら、摂南留学生陣を止めた。

2連敗で迎えた両チーム。いくら今年は降格がないといっても、避けたいのは7位とか8位とか。勝利に飢えた者同士の戦いは、シンプルに接点で勝った近大に軍配。
摂南大はマイボールをある程度テンポよく動かせていた前半に、PG2本のみのスコアになってしまったのが辛かった。このままだと「留学生さえ止めれば」といった従来のイメージどおりのチームになってしまうので、瀬川新監督のチーム変革力に期待したいです。
しかし、ツイドラキがやっぱりすごかった。

■掛ける言葉は「ありがとう！」関学前半リードも後半に足が止まる
関西学院 17-43 天理大学

トライが絵になる男、天理大・14土橋。

試合前はね、思ってました。どうせ天理大が大差で勝つんでしょって。前半終わって、17-14とリードして折り返したのは関学大。いや、その、だから本当にごめんなさいって言いたい。期待しちゃった。関西では敵なしで、才能も集めだして
「関西で接戦が出来ないから全国に行ったら接戦で負けちゃうんです」
なんて話を聞くと、やっぱり寂しい＆悔しい。
今シーズンの天理大に対し、初めてFWで負けなかった関学大。後半は疲労がもろに出てディフェンスが甘くなったけど、来年は勝とう。そしてまず今年、順位決定戦で京産大に勝って3位になり、大学選手権で暴れまくろう。

この結果を受けて、Oddリーグ、Evenリーグともに順位が確定しました。
Oddリーグ
1.天理大学
2.関西学院大学
3.近畿大学
4.摂南大学

Evenリーグ
1.同志社大学
2.京都産業大学
3.立命館大学
4.関西大学

そして11月29日(日)と12月6日（日）に、同順位のチームが順位決定戦を行います。
11月29日(日)　京都・宝が池球技場
12:00K.O. 関西学院大学 VS 京都産業大学
14:05K.O. 天理大学 VS 同志社大学

12月6日(日)　京都・宝が池球技場
12:00K.O. 摂南大学 VS 関西大学
14:00K.O. 近畿大学 VS 立命館大学

なんと、11月29日はすでにSOLD OUT！でもでも優勝決定戦は、NHKの中継もあります。ぜひ見てください。
編集長前田は、正直に言うと、久しぶりに天理大以外の優勝を見たいな！