【主観的ライナーズの事件簿】vs コベルコ神戸スティーラーズ 密集戦改善、クーパー&野口のコンビがもしかして大当たり?昨季5位の強豪に引き分けひゃっほー

   

ご無沙汰しております。
ライナーズ原理主義者を自負する週刊ひがしおおさか、昨季Division2(ディビジョン2=2部)に降格した現実を受け入れられず、今季はずっと取材に行けど記事にできない日々が続いていました。

花園でのナイターで惨敗し、ライナーズの降格は決まった。

が、それも今日で終了です。
間に合った。間に合ったぞライナーズは!
昨季Division1(ディビジョン1=1部)で5位の強豪にして、あの7連覇の、コベルコ神戸スティーラーズとのプレシーズンマッチ(練習試合)で36−36の同点。両チーム、開幕を見据えた現状のベストメンバーと思える出場選手で、、、
ライナーズは戦える。
と自信を得られるものでした。

昨年大手術をした人羅が貴重なトライを取った。

だってさ、降格は過ぎたことだから仕方ないよ。でも今季始まってからここまでのプレシーズンマッチは
ブラックラムズ(Div1)戦 21−52 負け
レッドハリケーンズ(Div2)戦 40−40 引き分け
シャトルズ(Div2)戦 19−17 勝ち
イーグルス(Div1)戦 7−66 負け
キューデンヴォルテクス(Div2)戦 19−38 負け

と、Div1のチームにはボロ負け。Div2のチームには接戦。
「1年でDiv1に帰るんだからね!」
と息をまくべきチームが、まるでDiv2に染まってしまったかのような。
トライをポンポコ簡単に取られるときは、決まって密集戦で負けている。ラックでめくられて
「あー、、、」
ってボールをとられちゃうこともまあまあありました。
でも、スティーラーズ戦では決して負けていない。
レタリックをはじめとする強力FW陣に引けをとっていないどころか、勝ってる場面も多く見られた。みんなよくやった。

よくできました!

向井昭吾ヘッドコーチも
「今日良かったのはブレイクダウン」
と語るほどの手応え。
FWで負けないと、見ていても楽しい。

反省も前向きになれる。

では、得点の動きとキーになったプレーや選手についておさらいです。
※この試合は※40分・20分・30分で行われました。

試合の流れ

<序盤はスティーラーズペース>
試合が始まって、いきなり2トライを奪われたライナーズ。試合を見ていた多くのファンは
「うわぁ」
と思ったはず。ペナルティをして自陣深くのラインアウトから被トライ。リスタート後の蹴り合いから攻められて被トライ。7分で12−0。
どんだけ取られるねん、今日も。
ってなるよね。スタンダードな感覚なら。

アキラの目覚めは、もう少し先になりそう。

<前半の後半からディフェンスが良くなる>
24分にもペナルティーからモールを押し込まれて失点するも、ここからディフェンスでがんばれるようになるライナーズ。再三、22mラインの内側に入られるも何度も凌ぐ。なんならノットリリースザボールを奪ったりもする。

徐々にライナーズも敵陣でプレーする時間が増え、何度かチャンスを逃すも31分。何度か攻め直すなかで11マシレワがステップを決めてトライを奪います。
これで5−24。

やっぱりマシレワは違うなぁ。

<課題はやっぱりリスタートからのプレー>
ライナーズがここ何年も課題になっているのが前述の「密集戦=ブレイクダウン」と「リスタートからの失点」です。
せっかくチーム全体でいい感じに攻めて、エース・マシレワが炸裂しつつトライを奪うも、試合再開のキックから相手に前進をされ、トライを許したのです。

この試合、スティーラーズの6トライのうちなんと5トライが試合再開後すぐに奪われています。
いい試合だったけど、絶対に勝てない展開です。

前半38分、自陣での相手パスをインターセプトした6宮下が、反撃となるトライを奪って12−26で折り返します。

実力派へ転向中、宮下大輝。

<流れが変わったのは後半の後半からのメンバーチェンジ>
後半は、1本ずつトライを取って(被トライはやっぱりリスタート後)20分経過。17−31で3本目に入ると、このメンバーでもアタックがめっちゃハマります。

まず、後半23分(3本目の3分)に13ヘンドリクソンがインターセプトでトライ。34分には、敵陣に入って中央を21梅村がクリーンブレイクでトライ。29−31で、2点差。
ここでもリスタート後にトライを取られちゃうも、後半44分に29マヌのオフロードに24人羅が応えて、そのまま走りきってトライ。コンバージョンも決まって36−36。

少しずつ正解に近づいている!

<3本目は押せ押せ>
大人数が入れ替わりながら出場したため、公正さが徹底されていたかはよくわからないけど、最後の30分はライナーズがいけいけ。
特にSOクーパー、CTB野口のコンビは、

「司令塔2人ってよくね?」

ってなりました。
今季も、先生のお世話になりそうです。

昨年は不調だったクーパー大先生。

良かった点

流れだけでは書ききれなかった、この試合の良かったところは以下の通り。
・スクラムはまあよかった。
・モールディフェンスは良くなってる。
・マシレワがずっと楽しそう。
・シミオネ、江川、宮下が輝いていた。
・ホゼがめっちゃ真面目にプレーしてた。
・梅村は大きくなってるのにスピードアップしててよい。
・マヌのランは見応えあり。
・やっぱり野中のジャッカルはいいね。
・野口の12番は大アリ!
・林が元気にプレーしてた。
・ディフェンスのペナルティは減ってる。

ライナーズファンならみんな好きだよ野口大輔。

留意点

一方で不安なところも。
・リスタート(キックオフ含む)からすぐ突破されるのはしんどいな。
・アタックはまだまだ。インターセプトでの2本は参考外。
・アキラはまだ時間がかかりそう。

ポジションや組み合わせをいろいろ試しながら、ここでようやく「これでいこうか」という形が見えた試合。
シーズン開幕の12月21日までに、プレシーズンマッチは12月14日のヒート(Div1)戦を残すのみとなりました。
試合はヒートの本拠地「ホンダアクティブランド(三重)」で行われますが、週刊ひがしおおさかがライブ配信を実施予定です。
ライナーズの最終段階を、しっかり目に焼き付けてシーズンに入りましょう。

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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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