- Home
- ライナーズ応援日記, ラグビー
- 見えたトップリーグとの距離…ライナーズ、リコーに完封負け 戦いの中で強くなれ!を実現するには
トップリーグはほど遠く…。
2020年を締めくくる最後のゲームは、後味が悪いものとなりました。
12月26日(土)近鉄ライナーズはリコーブラックラムズとの定期戦を世田谷・リコー総合グラウンドにて行い、0-36で完封負け。
全体的にアタックの機会が少ない防戦となりました。前半は互いにハンドリングエラーなど細かいミスが続き、0-7とロースコア。後半はリコーが修正し、5トライを奪われる結果に。
何が悪かったのか、新型コロナウィルス感染症の影響はどこまであったのか。試合結果とから紐解いてみます。
今シーズン、セカンドステージへ進出しトップ8以上を目指すライナーズ。トップチャレンジリーグでは無双状態で、それだけにトップリーグのチームとどれだけ渡り合えるかに注目が集まっていました。選手たちも、数少ない試合で気合いの入った状態でした。
しかし、試合前のアップを見た有水剛志ヘッドコーチは、選手たちにこう言いました。
「テンポをもうちょっとあげて」。
今日のライナーズは、この言葉がすべてだったのかもしれません。
昨シーズンのコカ・コーラとの練習試合のような、ふわふわしたような気持ちで挑んで負けたわけではない。
ちょうど1年前のドコモ戦のように、選手層のボトムアップができていなかったからでもない。
調子の良いときと、悪いときの振れ幅があることは常に課題でしたが、今回は悪い方。過去に負けた試合では上であげたような大きな要因がありますが、今回はそこがはっきりしません。
新型コロナによる2週間のチーム活動の停止の影響も否定できません。
本来なら11月に合宿を終え、神戸製鋼・Hondaとも練習試合をしていたはず。
「当初はですが、合宿でつくったものを神戸製鋼戦でチャンピオンにぶつけ、さらにHonda戦とリコー戦で積み上げるプランでした。」と、有水ヘッドコーチは話します。
ただ、どのチームも同じ状況。コロナ禍でのプランの変更のみが完敗につながったとは考えにくいでしょう。
細かい要因はたくさんあります。
規律を守れなかった、リコーのディフェンスがはやくてアタックが続かなかった、セットが遅かったetc…。
あげればキリはありませんが、ライナーズにできなくてリコーにできたこと、それは後半での修正です。
試合の中で修正すること。少年ジャンプ的に言うと、こいつ…戦いの中での成長してやがる…!です。
ここ数年、ライナーズはトップチャレンジリーグで余裕シャクシャク。格下のチームを相手に、「自分たちに流れがないときの状況を変える」ことがなかったのです。
トップチャレンジリーグに居続けていることが、最大の要因なのかもしれません。ヒリヒリする試合の、経験値のなさ。
コロナ禍で練習試合も組みにくいなか、自分たちを追い込むには…。
1つの練習、1つのプレーが貴重になった今だからこそ。
この状況を1人1人が考え、想像力をもってライナーズのラグビーを作り上げていってほしいと、切に願う!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。