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ライナーズ、リベンジならず ホーム花園で死闘の末敗北の要因とは?
- 2022/3/13
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- 三菱重工相模原ダイナボアーズ, 花園近鉄ライナーズ
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これが今のライナーズの限界か。
3月12日(土)に開催されたジャパンラグビーリーグワン第7節、花園近鉄ライナーズ対三菱重工相模原ダイナボアーズ。
前半0-8、後半10-7、計10-15のロースコアでの敗北。ライナーズは開幕戦で負けた相手に雪辱を果たせなかった。
これでライナーズが1位でリーグ戦を通過するには、多くの条件を満たさなければならなくなった。
「前半は無得点でしたが、内容はポジティブにとらえています」と重光泰昌ATコーチは振り返る。
確かにスクラムは自信がみなぎっていたし、チャレンジングなパスもつなごうとしていた。消極的な負けではなかった。
後半2分にマイボールラインアウトからモールドライブでゴール前まで前進し、右へ展開して竹田がトライを奪ったシーンは痺れた。昨シーズンまでは見たことがなかったアタックのバリエーションだ。
フィジカリティも良く、23人それぞれの能力値を積み上げただけなら互角以上だった。
では何がライナーズの敗北を決定づけたのだろう。
ラインアウトのミスが…や、あのラストパスが通っていれば…や、肝心なときに反則が…など多くの理由が挙げられる。しかし、そのどれもが決定的な要因とは言い難い。
野中キャプテンは
「(前回のダイナボアーズ戦から)改善はされていたのかもしれないけれど、ブレイクダウンが80分通して圧力をかけられた。自分たちのテンポで球が出せなかった」と話す。
ダイナボアーズのブレイクダウンでの判断は、目をみはるものがあった。
ボールを出してからの次の動作を素早くしようとするライナーズに対し、それを上回るスピードで次の手を実行するダイナボアーズ。
繰り返すが、能力は互角だ。
ただ、今日はダイナボアーズの一瞬の力が上回ったのだ。
ライナーズのゲームテーマとしていた「Win the moment」を体現したのは自分たちではなかった。
悔しい、悔しすぎる。しかし、これが今の限界だ。
トップチャレンジリーグに長く居すぎたライナーズは、あまりにもヒリヒリした試合から離れすぎていた。
その感覚を毎試合経験し、その度に研ぎ澄ませていかなければ、大事な局面でそして試合で勝てるチームにはならない。
残る3戦。ライナーズが進むべき道は全勝だ。
少なくないメンバーがケガで抜けつつあるが、ダメだったところを修正して次へ、と言う時間はもうない。
今いるメンバーで、できることを最大化し順位決定戦、そして入れ替え戦に臨むのが今できることだ。
次戦は鈴鹿にて、三重ホンダヒートとのビジター戦。
球出しの速さと外への展開で大勝を願うとともに、順位決定戦で厳しい局面を乗り越えるチームへの成長を願おう。
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