街を歩いていたら、このお店気になるけど一体どんなお店なの?と疑問を持つことがあると思います。
そんな疑問をホッケー梶間が解決。いずれは連載になったらいいな。
記念すべき第1回は近大通りから。近大通りとは、近鉄長瀬駅から近畿大学西門まで続く商店街(正式名称は長瀬駅前商店街)のこと。
今回紹介するお店は「宮島ラーメンスクール」です。またの名を「食のスタジアム近大通り店」と言います。
写真を見て「あっ、この外観!」と思った人も多いはず。近大通りを通ればだいたい目に入ります。
「ラーメンスクールをするときは『宮島ラーメンスクール』、お客様に料理を提供するときは『食のスタジアム近大通り店』なんです」と話してくれたのは、オーナーの宮島力彩さん。
2001年に兵庫県川西市で同ラーメンスクールを始め、2011年にこの場所へとやってきました。ラーメンコンサルタントとして、経営のノウハウからラーメン作りまで全てを指導。ラーメン店を開きたい人が勉強に来る学校となっています。1日コース6万5000円〜6日コース38万円(税・材料費込み)。研修の最終日には試食会として、実際にお客さんへラーメンを提供します。
「研修に来ている方の9割が海外から。アメリカやオーストラリア、ヨーロッパなどが中心ですね」と宮島さん。
取材に伺った日は、スウェーデン出身でポルトガル在住のアレクサンダー・アンターさんが研修に来られていました。
「インターネットでラーメンスクールを探してたらここがヒットして。卒業生のGoogleマップの口コミも良かったので、きっとここが日本一のスクールだと思って申し込みました」とアンターさん。
以前、出張で日本に来た際に東京で食べた鶏白湯ラーメンがきっかけでラーメンにハマり、そのお店には10日間連続で通ったそう。元々辛いもの好きで、辛いラーメンを作りに来たと言います。
全8日間の研修(申込内容により期間は異なる)で、6日間が授業。最後の2日はお客さんにラーメンを提供します。
「麺を作ったり、タレやスープの勉強をしたり。8日間ずっとラーメンのことを考えてました」。
研修では10種類以上のラーメンやつけ麺を試食。麺やタレ、スープ、チャーシューなどのトッピングの作り方や食材の知識、ラーメン店の経営についても学びます。
6日間の研修を終え、作ったのは「濃厚スパイシー豚骨ラーメン」。
スープは、アンターさんが研修で食べて1番気に入ったという家系ラーメンのとんこつしょう油。タレは辛さを出すために一味や七味、ラー油などが使用されています。
一口目は一味や七味の辛さがガツンと来ますが、食べ進めるごとにそれがクセに。個人的にとんこつしょう油のスープが大好きなので、スープまで完飲しちゃいました。
辛さが苦手な人へは「濃厚豚骨醤油ラーメン」も。
最後にアンターさんは、「大変なことも多かったですが、先生方のご指導が明確だったので難しくなかったです。納得できるラーメンができたし、お客さんからもおいしいと言ってもらえて楽しかった」と笑顔で話します。
「40日間日本に滞在予定で、次は寿司の修行に行きます」とアンターさん。
ポルトガルでラーメンとお寿司が食べられるお店なんて、めっちゃ話題になりそう。いつかポルトガルで会う約束をして、お店を後にしました。
食のスタジアム近大通り店でのラーメンの提供日は、「食のスタジアム近大通り店」の公式X(旧Twitter)でお知らせされています。
■食のスタジアム近大通り店
住所:〒577-0818 大阪府東大阪市小若江1-9
営業日:Xにてお知らせ
ホームページ:宮島ラーメンスクール
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