永和の「二星らーめん ららら」 10周年の軌跡とこれからの挑戦
- 2025/4/3
- グルメ, 河内永和駅
- ラーメン, 二星らーめん ららら
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二郎系、家系、高井田系、とんこつ、しょう油、塩、味噌、煮干しなどなど、世の中にはたくさんのラーメンが溢れていますが、みなさんが好きなラーメンは何系ですか?
今日、記事で紹介するのは「東大阪で煮干しといえば」のあの名店です。

店内に流れるBGMは、店主の工藤さんが大好きなミスチル。
お店があるのは河内永和駅から北に徒歩3分。飲食店の3年以内の廃業率が70%と言われる昨今、「二星らーめん ららら」は、2025年2月23日で10周年を迎えました。
ラーメン好きが高じて、サラリーマンからラーメンの道へと進んだ店主の工藤さん。煮干しラーメンが好きで、「玉五郎」で修行し独立。こだわりの煮干しスープと自家製麺で、多くのファンを魅了し続けています。

ポッポアベニュー時代、近大ラーメンサークル「ええやん」のメンバーと訪問したことも。写真左のタオルを巻いているのが工藤さん。
最初にお店をオープンさせたのは、近鉄奈良線河内永和駅〜布施駅まで続く高架下のポッポアベニュー1番館内でした。
バタバタするのが苦手という工藤さん。「大阪市内で修行をしていたときはかなり忙しく、独立してからは忙しさが全然違いました。でも、結果的に僕の性格にはこっちのほうが合ってましたね」と振り返ります。
座席の増加と製麺機を置くスペースを確保したかったと、2020年11月に現在の場所に移転。1階のカウンター席だけでなく2階にはテーブル席もあり、子連れのファミリーでの来店が増えたと言います。

現在のお店の2階。工藤さん1人営業のときや夜営業時は、2階は閉めているときがあります。
「既製品だといつ作られた麺なのか把握できないことが多いので」と、移転後約半年が経過した頃からラーメンとつけ麺の麺を自家製に。

らららの自家製麺はやや太麺で、ツルッとした食感。まぜそばのみ自家製麺ではありません。
開業当初から鶏ガラや豚骨のベースは変えていませんが、時代の変化とともに煮干しの種類や配合を試行錯誤。日々研究しながらイワシのブレンドを変え、バランスを調整しています。

味玉二星らーめん(1,220円/税込)。サービスで提供される食前酵素とともに(右上)。
実は、週ひがに入社前は煮干しラーメンが苦手だった記者・ホッケー梶間。しかし、「ららら」のラーメンは煮干しが主張し過ぎず、とんこつや鶏ガラ、カエシのしょう油などもしっかり感じられる優しいスープなので、すっかり虜になりました。
「もっと煮干しを感じたい!」って人は、別トッピングの煮干しの粉末を。2杯までは無料、3杯目からは有料です。

ガツンと煮干しを味わいたい人は煮干し増しがおすすめ。
今後は「今のお店でできることを少しずつ増やしていきたい」と意気込み、お店だけでなく自宅でも「ららら」の味を楽しめるように、持ち帰り用の惣菜販売やふりかけの開発に意欲も。

優しい笑顔が印象的な工藤さん。
暖簾をくぐると、「いらっしゃいませ」ではなく、「いらっしゃ〜い」という工藤さんの明るい声が響く店内。かしこまりすぎないこの親しみやすい雰囲気が、家族連れをはじめ多くの人に愛される理由なのかもしれません。
ラーメンが好きで、食べることも作ることも楽しみながら続けてきた10年。煮干しラーメン界の一番星を目指して、これからも「ららら」の進化は続きます。

彩りまぜそば1,5玉(1,300円/税込)は〆のご飯付き。ラグビーボールっぽい焼印が入った味玉が、ラグビーの街っぽくて好き。
■二星らーめん ららら
住所:大阪府東大阪市高井田元町2-9-14
営業時間:11:30〜14:30L.O./18:00〜21:00L.O.
定休日:火曜日
店舗SNS:Instagram
電話:06-6789-7622
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