ライナーズ、ホーム花園で逆転負け「来週やり返す」闘志燃やし最後の入替戦へ

   

「私たちの方が強い。来週、やり返せば良い。」
ウィル・ゲニアゲームキャプテンは、力強く言葉にした。

前を向く向井昭吾HCと、ゲニアゲームキャプテン。暗い雰囲気はない。

5月24日(土)花園近鉄ライナーズは三重ホンダヒートとのディビジョン1/2入替戦第1戦で、25-29の惜敗。ライナーズはほとんどの時間リードしていたものの、ゲーム終盤に追いつかれ逆転勝利を決められた。

雨が降り強い風が吹いた花園。どちらのチームにとってもミスが出やすい状況だった。
互いにペナルティをしながらも、スクラムで優位に立つライナーズは前半最初のトライを奪う。

前半6分、2松田トライの瞬間、喜びを爆発させるライナーズ。

「ウィリーが試合前、ひとつミスしても気にせず次々行こうと言っていて、そこは意識できていた」と15雲山。10クーパーとともにエリアを取って前に出る状況を作っていった。
1トライ返されるものの17分にクーパーがPG、34分に11片岡がトライをあげ、15-7で前半を折り返す。
ラインアウトのミスなどが見られたが、ライナーズにとっては悪くない流れだった。

50:22を決めた雲山。この日多くのチャンスをつくった。

後半は先制トライを奪われるものの、25分に木村がトライを、32分にはクーパーのPGも決まり25-17に。

トライ後、雄叫びを上げた木村。

1トライ献上しても逆転されない位置まで来たが、勝負の分かれ目となったのは最後の20分。
35分ディフェンスで耐えきれずトライを許すと、3点差に。
そこから相手のペースに持ち込まれる。
あと一歩で追いつかれる状況でのマイボールスクラム。
崩されると同時にホーンが響く。
ラストプレー。
ヒートはジリジリとフェーズを重ね、ゴール前に迫る。こうなるとヒートは強い。
ライナーズは総動員でディフェンスするも、最後は中央に飛び込まれ、逆転を許してしまった。

試合終了直後。悔しさを全身で表す。

両膝をつき、項垂れるライナーズ。
しかし、すぐさま顔をあげる。
「79分まで試合を作れた。あのプレー(スクラムでのペナルティ)があったからといって、信頼が揺らぐことはない。」と向井ヘッドコーチ。
パフォーマンスは出せた。敵わない相手ではないこともわかった。
あとできることは、自分たちの1年を信じ実行するのみ。

一歩ずつ。積み上げてきたことを信じよう。

同チームとの入替戦2試合のうち、勝点が多い方が来季ディビジョン1でプレーする。
現在ライナーズは勝点1、ヒートは4。第2戦で勝点4以上を獲得し、相手に5点差以上で勝利することが昇格の絶対条件だ。
後がない状況となったが、追われるのではなく追う身だ。
今シーズンのライナーズならできる。そう思わせてくれる試合だった。

5月30日(金)敵地・三重交通Gスポーツの杜鈴鹿にて、19:00K.O.。
勝つのは、俺たちだ!

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mihorobot

mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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