布施の馬肉と燻製は「おかげ」におまかせ!デートコースの最後にアラサー女子の心をつかむ呑み処

   

布施といえば、安くでベロベロになれる飲み屋街?赤提灯がぶら下がる一杯飲み屋?
それも一興ですが、今回紹介したいのは、そんなイメージと一味違ったお酒を楽しむお店。
今年2月14日、布施にオープンしたばかりの「呑み処 おかげ」です。
過去に偉い人とのお酒の席でへべれけになってしまった癒えない傷を持つアラサー女子ミホロボット。お酒は好きだけど、スマートに楽しみたい!ということで行ってきました。

布施駅から徒歩3分。にぎやかな商店街から少しそれた、足代郵便局の東側に見える灯り。

丸い窓と、白い椅子が目印。オープンすると街灯が灯ってきれい。

シックな装いの外観に誘われて一歩踏み入れると、カウンターとボックス席が現れます。

木のぬくもりが感じられるカウンター。丸い窓から照明が顔を出していてかわいい。

落ち着いた雰囲気のカウンター席とは裏腹に、ボックス席はなかなかエキセントリック。

じゃーん。どう?インパクトあるでしょ?

ストライプと虎柄の壁紙に、革張りのソファ。ズムズム大音量の音楽も流せる音響設備。革張りのソファ。抽象的な絵もかっこいい。カウンターとボックスで、別のお店みたい。
主張の違うもの同士が共演している、絶妙なコントラスト。

これだけで一本取られた気がしますが、コントラストが活かされているのは内観だけではありません。
「うちは馬肉と燻製を売りにしてます」と話してくれたのは店主の木戸さん。布施の精肉店「やまじん」直営店の「肉匠 甚」で8年店長を務め、独立しました。な、なぜ馬肉と燻製…?謎の組み合わせに首をひねっていると…。

店主・木戸さんがスッと何かを差し出した。

「まずはこれでも」と、出てきたのは燻製の盛り合わせ(3種/480円)。

手前から時計回りに、いぶりがっこ、タラコ&キュウリ、ベーコンの燻製。

初めて手作りの燻製を食べましたが、な、なんやこれ…。フワッと香りがついていて、お酒のアテに最高です。なかなか食べる機会がない珍味(と言っていいのかしら)に、気分も上がります。デートで来たら、味の感想だけで1時間は盛り上げるぞ。

盛り合わせはその時のオススメ品。単品でも、チーズやベーコンといった鉄板メニューから、タラコ、ポテトチップスなど変わり種までがそろいます。

ポテトチップスの燻製(右)は、スモーキーな香りが強くておいしい。

元々趣味で燻製作りをしていた木戸さん。
「ベーコンだったらりんごの木、タラコだったらブナの木、と燻(いぶ)す木を変えています。燻製は自分の色が一番出る料理だと思います。こだわりだしたら、キリがないんで(笑)」

燻製器ってこんな箱のような形なのか。

これだけで満足ですが、忘れてはならないのが馬肉。そう、ここからが肉レストラン「甚」元店長の本領発揮です。
「ぼくの奥さんが熊本出身で、老舗の農家から馬肉を分けてもらえるので、こだわってみようと。それに、馬肉って世界一キレイな肉だと思うんです」と、ハートをつかみに来る殺し文句。
慣れた手つきで調理し、出てきたのは「桜ロースステーキ」(1780円)。

食べなくてもわかる、絶対おいしいやつ。肩ロースです。

馬肉より「桜」と言ったほうが語感が良いから、とメニューに「桜肉」で表記。たしかに「桜」の名にふさわしい、鮮やかな赤身。

くあ~。見て見て、この色!

見た目もさることながら、低カロリーで低脂質とヘルシー。さらに肉なのでお酒も進む進む。

お皿を手にし、超うれしそうなミホロボ。肉は人類を笑顔にする。

「馬肉も燻製も、お酒を楽しむために味わってほしいです」と、お店にはワイン、焼酎、日本酒、自家製サングリアなど厳選したお酒が並びます。
なるほど、なるほど。燻製と馬肉。意外な組み合わせでしたが、どちらもお酒を楽しむための要素だったんですね。

もちろん成人なら誰でもウェルカムですが、中でもデートコースに迷っている諸君へ強くおすすめしたい。
デートの最後に、照明が灯る暗めの店内でこのマリアージュを楽しむ…って、女子大歓喜です。
特においしいグルメをあらかた食べてきたアラサー女子には、もってこいなのではないでしょうか。スマートに珍味を嗜む「おかげ」で、難攻不落のあの子を落とそうぜ!

言い忘れたけど、箸置きが馬。芸が細かい!

■呑み処  おかげ
住所:東大阪市足代1-11-1
営業時間:18:00~翌2:00(ラストオーダー翌1:30)
定休日:不定休、木曜ランチのみ営業11:30~14:00
TEL:06-4309-7787
080-1239-1518

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mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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