開幕戦直前!近鉄ライナーズ選手座談会 今年はここが違う!

   

いよいよラグビーシーズンが始まった!近鉄ライナーズはトップリーグ復帰を賭けて、今シーズンを戦い抜きます。
今回はBK・FWの核をなす選手が開幕戦直前に座談会。シーズンに向けての豊富や昨年までの違いをざっくばらんに話してもらいました。

集まったのは、キャプテン2年めの樫本敦選手(9年目/30歳)、BKリーダーの吉井耕平選手(4年目/28歳)、春夏通して試合に出る機会に多く恵まれた井波健太郎(4年目/25歳)の3名。

今回のメンバーはこちら!左から、吉井選手、樫本キャプテン、井波選手。

ー今日はよろしくお願いします。はじめての座談会形式です。選手のセレクトは、樫本キャプテンにお願いしました。

樫本 ポジションが違って、ライナーズのことをある程度知っていて、暇そうな人たちってことで。

吉井 いや、開幕前で忙しいですよ(笑)!

樫本 (笑)。吉井はBKリーダーなので、いろいろ話してくれるかなと。井波は昨年から試合に出ていたので、語れることが多いはず。

井波 確かに去年出たことで自信につながりました。去年は自分のことで精一杯で、見えているものが少なかった。

吉井 それはわかる気がする。井波は柔軟になってきています。のびのびとプレーできるようになってる。

井波 のびのびって(笑)。

吉井 ぼく、今年はSO一本ですけど、SHもしていたときはプレッシャーがすごくて…のびのびできていなかったですもん(笑)。

樫本 あのときは大変そうやったなぁ。

吉井 しなければならないことが多かったので、気持ちの余裕がなかったです。今はBKリーダーにもなったので、チームを引っ張っていく立場としてのプレッシャーはありますが、自分の役割をまっとうしたいと思っています。

ー吉井選手は、はじめてのBKリーダーですね。

樫本 そうそう、昨年のシーズン終わりに坪井前監督から「リーダーは誰が適任だと思う?」と聞かれたことがあって。その時吉井の名前を出したんです。なんていうか、自分のラグビー感を持っているので。

井波 「自分はこう思う」っていう核があって、それを周りにうまく伝えたり、調整したりする器用さがありますよね。

吉井 ちょっと恥ずかしいです。

2人から自身の話を振られ、照れる吉井選手。今年はラッピング電車にも登場し、ライナーズの顔に。

ー樫本キャプテンは、2年目です。心境やプレーに変化はありましたか?

樫本 う~ん…特にないです(笑)。

吉井 プレーはもちろん安定しているし、去年から良い状態ですよね。ぼくたちはその「変わらなさ」に安心感を覚えてます。

井波 常にがんばって体を張り続けているので、これ以上がんばらんといてください、って思います。いや、がんばってもらわないと困りますけど(笑)

樫本 安定はしているのかな。変化というと、HOは去年に高島、今年中村が入ってきたことかな。

吉井 個性、強いですよね。全員プロ選手。

樫本 そうやねん。みんな経験豊富で、自分が出ていない試合を見ているだけでも刺激になる。例えば中村は歳も同じだから教えあえる仲だし、高島には「これってどうしてるの?」って気軽に聞けたり…。みんなで全体の底上げをしている感じです。

吉井 ぼくにはない感覚。ライバルっていう気持ちが強く出ちゃいます(笑)。

樫本 もちろんライバルは大前提やけどね。

個性がスクラムを組んだようなHO軍団をまとめる樫本選手。

井波 HO陣がお互いに高め合ってるように、今年はプレーへの理解度が全員格段に上がったと思います。

樫本 そう。去年の開幕前は不安なプレーが多かったですし、「こういうプレーをする」という軸を全員で共有できていないままシーズンを迎えていました。今年はひとつひとつのプレーを大切にできているし、去年の今頃より確実に成長しています。

ーなるほど。有水HCは各試合ごとのテーマ設定がしっかりされています。そういったところが、選手たちの理解度を深めたのかな、と。

吉井 そうですね。やることが明確なので、自分がその中で何をすれば良いのかがはっきりしました。

井波 うん、やりやすい。今まで噛み合っていなかった歯車が、ハマりだした。BKもフェーズの中で点が取れるようになってきたと感じます。

「CTBでもWTBでもできる、ユーティリティさを売りにしていきたい」と今シーズンの豊富を語る井波選手。

樫本 FWはもっと成長できる要素があるけどな。まだ足りない。開幕前なのではっきりと「これが課題」とは言えないですけど、明確にはなっているのであとは突き詰めていくだけです。

吉井 BKも同じく。ひとつ言えるのは、今年の合宿でも手応えはあったということです。

井波 練習量、かなり多かったですよね。いつもは練習試合をしに合宿に行く心持ちなんですが、今年はどっちかっていうとトレーニング(チームやユニットでの練習)が多くて、強化合宿という感じ!

吉井 合宿中盤頃のミーティングで、「今回の合宿めっちゃキツない?」って真剣に話すほどでした(笑)。

樫本 まぁ、合宿のテーマ自体が「トレーニング」やったしな(笑)。

合宿の思い出は語り尽くせない。

ーなるほど。肉体的にハードだったわけですが、夏合宿の練習試合についても少し聞かせてください。ドコモ、NTTコム、クボタと戦いましたが。

井波 ドコモ戦は、この中ではぼくが出ました。アグレッシブにできたし、選手のアピールの機会にもなりました。やっぱりファンのみなさんから見ても注目の試合ですし、ドコモとの試合はぼくたちも絶対勝ちたいです。

樫本 逆に、NTTコム戦は…一生忘れない試合かな。ぼくは出ていないんですが。

吉井 ダメなところが凝縮された試合ですよね。特にディフェンスが追いつかなくて。差を改めて感じたというか。選手それぞれが課題を目の当たりにして、超えていくべき壁が見えたというプラス面もありました。

樫本 クボタ戦は手応えはあったけど、僅差で負け。勝てた試合を落としてしまいました。練習試合を通して言えるのは、自分たちのミスでチャンスを潰してしまっているということ。これはずっと課題です。

ー手応えと課題が、より明確に表れた夏合宿。最後に、キャプテンの口から今シーズンの目標を。

樫本 リーグ優勝、全勝で!そして、トップリーグへの復帰がまず第一の目標です。ファーストミーティングのときから「復帰して当然。トップリーグの中でさらに戦えるチームにしていく」と目標をかかげていました。復帰だけを目標にせず、さらに高いレベルでも通用するように、前進あるのみです!

今年は花園がリニューアル。ライナーズのクラブハウスも「きれいになってうれしい!」と3人。

トップリーグへの道は、まだまだ始まったばかり。
まずは開幕戦・トップチャレンジリーグ第1節対マツダブルーズーマーズ戦は、三重県・三重交通Gスポーツの杜鈴鹿にて、9月8日(土)14時キックオフ。トップリーグへの復帰、そしてその先へ。GO!LINERS!

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mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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