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近鉄、まさかの敗北 三菱重工相模原に19-30…最終戦に望みかける
- 2018/12/1
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- トップチャレンジリーグ, 三菱重工相模原ダイナボアーズ, 近鉄ライナーズ
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19-30。この結果がすべてでしょう。
12月1日(土)東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場にて行われたトップチャレンジリーグ2ndステージ第2節。近鉄ライナーズは三菱重工相模原ダイナボアーズに19-30で敗北しました。
1stステージでは52-12で大勝した相手。今回はさらに点差をつけ完封勝利を目指したいところでしたが、ライナーズは終始リード許し常に相手を追いかける展開に。
後半は一時持ち直し同点まで追いつきますが、再び相手のペースにもちこまれ点差を広げられ、今季公式戦初黒星となりました。
「今まで練習してきたことができず、ボールキャリーやディフェンスのリンケージ(連係)でミスが目立ちました。原点に戻ってやろうとしましたが、一から築いてきたところが崩れてしまった」と田淵慎理ゲームキャプテンは振り返ります。
発端となったのは前半開始直後。
敵陣22m内で攻撃に回っていたライナーズでしたが、ターンオーバーされていきなりトライを奪われます。
その後もラックで2連続のターンオーバーを許し、弱いところを突かれてしまったライナーズ。
セットプレーも安定していません。
スクラムでは押し負け、ラインアウトもノットストレートをしてしまったり、相手のプレッシャーによりミスを頻発したりと調子が出ません。
「ファーストステージでの三菱重工戦の手応えは良かったです。でも今回は、相手がこの試合に対してどれだけ準備してきたかが、プレッシャーや姿勢から伝わってきました。」(田淵ゲームキャプテン)と気迫では完全に三菱重工相模原が上回っていた様子。
ようやくライナーズにチャンスが回ってきたのは前半15分。ハーフウェイライン付近での相手ラインアウトが乱れると、すかさず反応したのは5ストーバーク。こぼれたボールを拾ってキャリーし、9ライアンへ渡すと、30mを走りきってトライをあげます。
10ステイリンのGも成功し、7-7と同点に。
しかしこの後も波に乗れずに反則を繰り返してしまいます。
15コンブリンクがエリアを取ってチャンスを作るも、アタックでパスでつなげることができません。
思うようにプレーできていないライナーズは、29分にはハイパントの処理のミスからトライを許します。
前半を7-12で終え、後半はまず1本取り返し盛り勢いをつけたいライナーズ。
パフォーマンスが上がらないまま後半5分にトライを奪われますが、21金が入るとようやくリズムができ始めます。
10分、ターンオーバーで得たボールを回してコンブリンクに渡ると、相手ディフェンスを払いのけ右中間にトライします。Gも決まり、14-19。
さらに15分には相手の反則からゴール前まで迫り、マイボールラインアウトから連続攻撃で8田淵がトライ。
19-19と追いつきますが、4月から磨いてきた連携プレーは見られません。
「リンゲージがうまくいかず個人でプレーしてしまい、結局ダメになってしまう」と有水ヘッドコーチは苦言を呈します。
焦りから21分に1本取られると、またもやペナルティが出始めます。
持ち直したはずが、相手の鬼気迫る勢いに負け再び崩れることになるとは。
その後は攻撃に回るチャンスがなく受ける状態に。
7分ものロスタイムがあったもののアタックに回ることはほぼできず、2本めのPGを許し19-30で試合が終了しました。
まるで1年時間を巻き戻したかのような80分間でした。取り切る自信もゴールラインを背にする勇気も感じられませんでした。
圧勝続きで油断したのか、いいムードで過信してしまったのか。ここまで全勝で来ながら、絶対に落としてはならない試合のみを落としたことになります。
「下を向いている時間はありません。最後までやりきるだけ。自分たちに矢印を向け、やっていきます。」(田淵ゲームキャプテン)
最終戦のNTTドコモとの対戦で、最終順位が決まります。
勝点5で勝てば1位。勝点4でNTTドコモを勝点0に押さえれば並び、 リーグ戦全試合の得失点差の多いチームから上位に。負ければ3位が濃厚でしょう。
必要なのは、NTTドコモを圧倒することです。
12月9日(日)、キンチョウスタジアムにて14:00キックオフ。
トップリーグ復帰に向けて負けられない戦いが今始まる!
【週ひがピックアップメンバーの試合後】
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