2019年ラグビーワールドカップ誘致について 01

   

ワールドカップ、と聞いて大抵の日本人は今年開かれたサッカーの世界的大会を思い浮かべるはずです。事実、サッカーのワールドカップはオリンピックよりも規模が大きく、名実ともに世界最大のスポーツイベントです。

しかし、日本にサッカーではないワールドカップがやって来ます。それが2019年ラグビーワールドカップです。日本ラグビー界の悲願であったワールドカップ誘致ですが、残念ながら今のところ世間的に認知度が高いとは言えません。ラグビーのまちを標榜する、東大阪でもそれは同じで、ほとんどの市民はワールドカップがラグビーに存在することすら知らないでしょう。

さらに衝撃的なことに、折角勝ち取ったワールドカップですが、ラグビーの聖地花園ラグビー場は今のところ開催候補には入っていないと言う話まであります。
今回はラグビーワールドカップ花園開催を目指す、東大阪市役所ラグビーワールドカップ誘致室さんにお話を伺ってきました。

 

花園がワールドカップの候補の上がらなかった

前田:今回はラグビーワールドカップの誘致活動についてお聞きします。ます感覚として「花園ってラグビーの聖地ちゃうの?」ってとこなんですね。
ラグビーのことはよー知らんけど、花園は聖地やって聞いてて、ラグビーのワールドカップが日本でやるって聞いたら、そりゃ花園でも試合するねんやろなって思いますよね。野球の国際大会が全国規模で行われるのに甲子園が入ってない。そんなことあり得るんかって、感じやと思うんですが。

誘致室:その辺りに少し誤解があると思うのですが、ラグビーワールドカップを統括する日本ラグビー協会から正式に花園ではワールドカップを行わないと明言されてはいないんですよ。日本ラグビー協会が国際ラグビー協議会(以下IRB)に対してプレゼンテーションを行った際、日本の開催スタジアム候補地を紹介した中に花園が入っていなかったんです。

前田:なるほど。では何故花園が入っていなかったのでしょうか。

誘致室:花園は自治体の持ち物ではなく近鉄の私物だからと言うのが理由だと聞いています。

前田:確かに、「近鉄花園ラグビー場」ですもんね。でも候補地に入っていなかったのはインパクトあります。新聞でも誘致に足らない条件など書かれちゃいますと、本当に絶望的なのかなと感じてしまいました。確か「ナイター設備がない」「オーロラビジョンがない」「観客収容数が少ない」でしたよね。

誘致室:そうですね。ただ日本協会に確認したんですが、IRBからのリクエストは特に無いと言っていました。逆に言えばプレゼンテーション時に候補に上げたスタジアムも、そのまま会場に使用できるというわけではないらしいです。どのスタジアムも何らかの改修が必要になるだろうと。

前田:なるほど。ではまだまだ花園でワールドカップが開かれる可能性もあると、そう考えてよろしいのでしょうか。

誘致室:はい。今はそういう事だと思っています。

前田:わかりました。では、今ラグビーワールドカップ誘致室さんが主におこなっており活動についてお聞かせください。

誘致室:まずは署名活動です。花園ラグビー場で行われるイベントではもちろん、その他市内でのイベントにブースを出して署名のお願いを行っています。それを持って、先日野田市長と日本ラグビー協会へお話を聞きに行ってきました。

前田:感触はどうでした?

誘致室:まだまだこれから、といった感じでしょうか。でも特に花園が不利だとかそう言うのは感じなかったです。

前田:他にはどんな活動をされていますか。

誘致室:ワールドカップ誘致委員会を立ち上げました。

前田:委員会ですか。誘致室とは別に。

誘致室:自治???協議会と国際交流協会、青年会議所、商工会議所、観光協会、それから体育連盟の中から2名ずつ出向していただき、そこに学識経験者を加えまして、各組織の中での署名活動や、誘致運動の周知をお願いしています。あと、誘致に向けて何が必要かを競技して、市側にアドバイスしていただいています。

前田:市の中では他では他に活動されているのですか。

誘致室:庁内では実施本部を作りました。誘致委員会で決定した事項の報告や意思決定をする機関です。部長クラスの職員が集まることによって、例えばビジョンをつけなければならないとなったときに、直接担当部署の部長が判断できる。とそのような機関です。

前田:それは、縦割りの弊害を少なくしようという意味もあってですね。

誘致室:はい。出来る限り迅速な意思決定が行われるための、最終意思決定機関です。

前田:先程少し話になりましたが、花園でのワールドカップ開催に向けて、足らないと言われてるもの。具体的に言うと「オーロラビジョン」「ナイター照明」「5万人規模の観客席」ですが、それは意識はされてるんですか。

誘致室:意識はします。例えば、いきなりIRBから「ナイター照明は必須」と言われてしまうとそれから調査をして、、、となるとどうしようもないので。設備を整えるとなると、金銭的な面も含めた条件を準備しておく必要はあると思っています。

前田:なるほど。しかし、ナイターは昨年のU20のワールドカップでも無しでやりましたし、来年のニュージーランド大会では花園より収容人数の少ない会場でも予選が行われます。ビジョンは、今のラグビーはビデオ判定を行ないますから、無いと運営できないでしょうね。

誘致室:今上げられた点以外でも、例えば段差を無くさなきゃならないとか、エレベータをつけなきゃいけないとか、色々とリクエストは出てくると思います。が、それはどこのスタジアムも同じです。ですから今花園が出遅れているのではないと、そう思っています。

前田:ワールドカップを開催となると、とんでもない人が来る可能性があります。例えば2011年のニュージーランド大会の予選POOL A(ニュージーランド、フランス、トンガ、カナダ、日本)が花園で行われるとするとニュージーランド対フランスは確実に3万人超、もしかしたら5万人集まってもおかしくないコンテンツです。経済効果も相当ですよ。

誘致室:ただ、そうなると5万人を近鉄東花園駅と吉田駅でまかなえるのか。周辺道路が輸送するキャパシティがあるのか、などの問題にもなります。

前田:なるほど。確かに昨年国立競技場で行われたブレディスローカップでは、神宮の立地でさえ大変な混雑になっていました。特に外国人が多かったので、切符の買い方から戸惑われていて、混雑に拍車がかかっていました。

誘致室:その辺りもあってか、来年のニュージーランド大会のあと、IRBが日本に視察に来ると言う噂はあります。広い意味でのインフラが、花園周辺には整える必要があることは確かだと思っています。

 

ラグビーを盛り上げなければならない

前田:現状、花園ラグビー場が混雑するのは、高校ラグビーの準々決勝の日かトップリーグの近鉄対神戸製鋼の時くらい。それも2万人レベルですから、3万人となると本当に未知数ですよね。ところで誘致室さんは高校ラグビーやトップリーグをよく御覧になるんですか?

誘致室:

 

 

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