市民団体向けに講座 人が集まる!事業企画とチラシのコツ

   

5日東大阪市役所18階研修室で、講座「人が集まる!事業企画とチラシのコツ」が行われた。会場には、東大阪市で活動するNPO法人や市民活動団体から40名を超える参加者が集結。熱心に講義に耳を傾けていた。

この講座を主催する東大阪市まちづくり支援課は、日頃NPO法人や市民活動団体を支援する部署。「市内の市民活動団体のスキルアップにつながれば」と企画された。
講師は「人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方」の著者牟田静香先生だ。牟田先生は東京都大田区にて「NPO法人男女共同参画おおた」の理事長を務める。

講座はまず、集客出来なかったイベントでよく聞かれる「言い訳」の話から。牟田先生があげられる言葉は、いずれもよく耳にし、よく口にする言葉ばかり。挙げられる言い訳に会場からは笑いが起こる。と同時に「心当たりがある」と言った面持ちが参加者から見られた。

続けて配布されたチラシの見本から「一番集客出来なかったチラシ」と「一番集客できたチラシ」を見分ける。
参加者は8つのグループに別れ、和気あいあいとディスカッション。それぞれが思う「ダメなチラシ」「いいチラシ」を選定していく。

選定が終わると、各グループごとに会場にあるホワイトボードに書き込む。すると、ダメなチラシは全グループ共通なのに対し、いいチラシは様々。
それぞれのチラシについて、牟田先生が解説を行うと参加者が懸命にメモを取り始める。
 
「ダメなチラシは大抵一致する。いいチラシは、人それぞれ。意見が別れて当然」
と話す牟田先生も、かつては「定員割れの講座ばかり」だったと言う。そこで自分が企画した講座を徹底的に分析し、発想を転換。1年後には企画する講座のほとんどが定員オーバーになった。この日の話はどれも実践で得られたスキルだ。
なるほど、どの話もすぐに実行できる内容のものばかり。
講座の最後に牟田先生は「チラシだけで人は集まらない。まずは企画ありき。企画に大切なのは企画する側の熱意」と締めくくられた。

参加者である東大阪市内の大学で講座の企画を行なっている女性は「自分の企画した講座でもウケの良いものと悪いものがあり、受講した。今日聞いた『ダメな内容』を使っていたので、今後の講座企画に役立てたい」と話す。

「行列の秘密」の一端は見えたように、講座終了後感じた。

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