コロナウィルスの感染拡大により中止や延期を余儀なくされた、数多くのイベント。毎年5月の第2日曜日恒例の「東大阪市民ふれあい祭り」も例外ではありません。
43回目の今回でしたが、9日の前夜祭、10日の本番どちらも実施されることはありませんでした。
しかし、ふれあい祭りは東大阪の一大イベント。この日に何もないなんて、変な感じ。気持ちだけでも盛り上がりたい。
…そうだ、やったつもりになろう!
ということで、週刊ひがしおおさかでは「#エアふれあい祭り」を決行しました。
「#エア◯◯」は最近Twitterでよくみかけるハッシュタグ。コロナの影響でなくなったイベントに行ったつもりになってツイートする、という極めてお手軽な架空イベントです。
家にいながら気持ちだけ盛り上がる、いわば簡易版バーチャルリアリティ。
#エアふれあいまつりを開催してどれくらい行ったつもりになれるのか、検証してみました。
忠実に再現するため、前夜祭の花火開始に合わせ5月9日(土)20:00前からスタンバイ。
自宅でダラダラしながら時間を待ちます。
よし、雨がやんだ!前夜祭の花火はやるみたいなのでちょっと見に行く。#エアふれあい祭り
— 週刊ひがしおおさか(5/4は情報ノーサイド) (@w_higa) May 9, 2020
やはり必要なのはディティール。野外イベントなので天候に左右されるというリアル感を入れつつ、9日の天気予報と現在の空模様を見て花火を見に行くかどうか決めたつもりになります。
20:00、花火開始。ちゃんとオンタイムでつぶやきます。
花火始まった!#エアふれあい祭り
— 週刊ひがしおおさか(5/4は情報ノーサイド) (@w_higa) May 9, 2020
毎年思うけど、ラグビー場内から花火が見られるって東大阪市民の特権って感じ!#エアふれあい祭り
— 週刊ひがしおおさか(5/4は情報ノーサイド) (@w_higa) May 9, 2020
#エアふれあい祭りのタグに反応したTwitterユーザーたちも、にわかにつぶやきはじめます。
花火見てたら帰り遅なったわ#エアふれあい祭り
— 山脇英莉子(フリーランスはじめました) (@ericomedian) May 9, 2020
そうそう、いい感じだぞ。
案外「家のベランダから見てます」といったツイートが多かったのが盲点。そうか、前夜祭は普通に家からでも楽しめる人がいるのか…という気づきが得られました。
日付が変わって5月10日(日)。イベント本番は、祭りを楽しみながらHOS平面駐車場で「なのはなバル」の前売り販売ブースを出店する、という設定で挑みます。
週ひがは昨日の深夜まで準備をしていた、という細かい実況もつぶやきつつ…
#エアふれあい祭り
あかん!まだ!準備、終わらへん!— 週刊ひがしおおさか(5/4は情報ノーサイド) (@w_higa) May 9, 2020
9:30のパレード開始とともに実況開始。
パレード始まった!野田市長があいさつ。#エアふれあい祭り
— 週刊ひがしおおさか(5/4は情報ノーサイド) (@w_higa) May 10, 2020
いよいよ始まった東大阪の架空一大イベント。パレードの様子を連投していると、エアふれあい祭り参加者が続々出現しはじめました。
小阪駅前にハーレーダビッドソンが集合してた#エアふれあい祭り
— tomoco (@asparagus21fig) May 10, 2020
#エアふれあい祭り
息子→小遣いくれ。
父→1000円あったら足りるやろ。
息子→・・・・・・。— かず (@TuVwjVCR9gubtpA) May 10, 2020
これこれ、このディティールですよ。
ハーレーダビットソンは今パレードのために待機していたり、子どもはおこづかいをもらってどのブースで遊ぼうか考えてる最中だったり。
この時間帯って確かこんなことしてたよな…と今までの経験から想像を膨らませ、仮想現実をつくっていっている。Twitter、すげぇ。
もう頭の中では、八戸ノ里〜布施を歩いて汗ダラダラなのだ。
しかし現実では家で寝ながらツイートしているので、疲れない…なんならドーナツだって食べながら実況できます。
ただ、経験や思い出が薄いことはどうしても大味になってしまうのが#エアふれあい祭り。私は八戸ノ里っ子なので、花園会場にはほぼ行ったことがありません。
花園会場へ行って綱引き参加中の近鉄ライナーズを見つけたところまでは良かったものの、ほかのブースを想像できず手駒ゼロに。やむを得ず早めに八戸ノ里へ戻ることにしました。
ふれあい祭りの日ってだいたい毎年日差しがキツくて暑いんだけど、今年は雲があるからマシだな。そろそろ八戸ノ里方面に戻ろう。#エアふれあい祭り
— 週刊ひがしおおさか(5/4は情報ノーサイド) (@w_higa) May 10, 2020
その後は自分たちのブースでなのはなバルの前売りリストバンドを売る想像。客引きで声を枯らすところまでがセットです。
15:00頃には人の波もひきはじめ、終わりのムードが漂います。
まだ1時間あるけど、ぼちぼち終わりのムードが漂う飲食ブース#エアふれあい祭り
— 週刊ひがしおおさか(5/4は情報ノーサイド) (@w_higa) May 10, 2020
振り返ってみれば、想像にそれなりの時間を費やしていました。
朝からパレード見て、八戸ノ里から布施まで歩いて、母の日のプレゼントを買って、迷子になって、地車見て、献血して、トライくんと戯れて…あー、ふれあい祭りだ。私は今ふれあい祭りを全身で感じている!まったく生産的ではないけれど、それで良いのだ。
一人ひとりの「いつものふれあい祭り」が垣間見えるという収穫もあり、想像力で補えばけっこう楽しいことがわかりました。いいじゃん#エアふれあい祭り。良かったらTwitterでハッシュタグ検索してみてください。
それにつけても、来年は何事もなく開催されることを祈りましょう。
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