久しぶりのこの感じ。そう、やられたってやつ。
近鉄ライナーズは4月3日に豊田自動織機とトップチャレンジリーグの優勝決定戦を戦い、36-17で完敗。
ラインアウトでやられ、スクラムで押され、ほとんど攻撃させてもらえずにただただボールを回すだけ。
週刊ひがしおおさかのライブ配信の解説・藪木宏之さんも「豊田自動織機は素晴らしかった」と話すように、すっげえ出足の速さでライナーズに時間を全く与えなかった豊田自動織機。ああそうだ、こないだこんなシーンを見たぞ。そう、
年末のリコーとの定期戦だっ

2020.12.26

見えたトップリーグとの距離…ライナーズ、リコーに完封負け　戦いの中で強くなれ！を実現するには

トップリーグはほど遠く…。 2020年を締めくくる最後のゲームは、後味が悪いものとなりました。 12月26日(土)近鉄ライナーズはリコーブラックラムズとの定期戦を世田谷・リコー総合グラウンドにて行い、0-36で完封負...

あの時もそう、時間を与えられなかった。セットで早く立たれ、半テンポ遅い全てのプレー。結果、規律が乱れてペナルティを連発しずっと自陣。
全く一緒やん！ここで来たか、悪い方の、下に振れた方のライナーズが。

全てに後手を踏んだライナーズ。

今のライナーズの強みは変幻自在のハーフ団、ワラビーズで世界中を相手に戦ってきたSHゲニアとSOクーパーを中心にした華麗なバックス。全員で前に出る豊田自動織機のディフェンスはスーパースターたちの選択肢を減らし、いつも「仕方ないパス」「それしかないキック」を繰り返してしまいます。

ほとんど自陣でディフェンスをしていた８０分間。しんどかった。

ファンはみなライナーズがいつ修正するのかと待ち続けて、80分を過ごしました。先制された時も、ゲニアのパスをバーンズにインターセプトされた時も希望は捨てなかった。しかし前半26分にFWで取られたトライから気がついてきた。今日は、全局面で負けてるぞ。と。

スクラムで負けると精神的に堪える。

スクラムもラインアウトも負けまくって、ペナルティしまくって、キープレーヤーがシンビンでいなくなってたら、絶対勝てません。

結果ライナーズはトップチャレンジを2位での通過。トップリーグとのプレーオフトーナメントは4月18日に秩父宮ラグビー場でホワイトカンファレンス8位のチームと対戦します。具体的にはHondaか、宗像サニックスでしょうか。
今シーズンの日程が発表されたとき、
週刊ひがしおおさかは勝手に「4月17日に花園で泣くんだ」と決めていました。今日勝っていればそんな日程だったんですから。日本ラグビー協会はなんて粋な計らいをしてくれたんだと思いました。
ところがあんた、4月18日って。その日は関西セブンズじゃん！

今年の関西セブンズフェスティバルは無観客で開催されます。

ということで、確実にライナーズがトップリーグに積年の恨みを晴らすシーンに立ち会えないことが判明した週刊ひがしおおさか。
日程のやりくり大変やでホンマに。次は勝って、花園に帰ってきてや！

デビュー戦のフィフィタも、あまり目立つことはできなかった。

でも、こういう勝ったり負けたりしてるのがすっげえ刺激的。豊田自動織機シャトルズ、めっちゃいいチームやった。だから絶対新リーグもディビジョン1でやろう。そのためにも、一つずつ目の前の試合を全力で、手を抜かずに。強くなることを諦めないと決めたのだから。