プールに花火、スイカ割り・・・カワイイあの子とどこへ行こうか、素敵な彼とデートしたいな・・・学生はこれからキャッキャウフフな夏休みですね。しかし、忘れてはいけないのが、青春の夏を捨て大学受験という無間地獄に飛び込んでいく受験生の存在。
未来のためにッ!
己のためにッ! !
俺たちは今戦うんだッ!!!
殺伐とした灼熱(しゃくねつ)の戦いが始まろうとしている7月21日、受験生に未来の希望を指し示す一筋の光が、東大阪のあちこちで見られました。そう、オープンキャンパスです。
夏休み最初の日曜日ということもあってか、大阪商業大学、近畿大学、大阪樟蔭女子大学の3大学が同日に開催。突撃取材してきました!
大阪商業大学(以下商大)
正門をくぐり案内に従って進むと、蛍光ピンクのTシャツを着た大勢の学生スタッフさんたちがお出迎え。来場者に明るく声をかけています。
キャンパスツアーが活発に行われていたので、受験生と一緒に周ることにしました。
まずは体育館を案内してもらいました。館中に入った途端、「キレイ!ひろっ! 」と驚く受験生たち。早速、大学の設備に圧倒されます。
本館、図書館も周り、近い将来お世話になるかもしれない施設にご挨拶。「高校の図書館と全然違う!」と整った設備これまたにびっくりです。
他にも学内を数カ所案内してもらいましたが、記者が一番グッときたのがこちら。アミューズメント産業研究所の「ギャンブルの歴史展」。
大昔に使われていた花札や、めっちゃ駒数の多い将棋など、ギャンブルやゲームに関する展示がいっぱい!うわ!見学者としてフツーに楽しんじゃいました。
初めは緊張していた受験生も、「どこから来たん?」「わからんことがあったら聞いてな~」と学生スタッフが気さくに話しかけ、次第に和気あいあいとしたムードに。取材中だった記者も、商大付近の美味しい飲食店を教えたりと、一緒にしゃべくっちゃいました(笑)
また、模擬授業も少し見学。ディズニーランドを様々な経済的視点で学ぶ模擬授業や、商大OBで前・日本男子バレーボール代表監督の植田辰哉特任教授によるスペシャル講義が行われ、商大らしさ満載のプログラムでした。
ただ、一番商大らしかったのは、やっぱり商大生の勢いでしょうか。某ドラッグストアの店員さんばりの元気良さは、受験生たちにも勝る勢い。さすがは商業大学。経済的な勉強だけでなく、魅力の伝え方もすばらしい!半日でしたが、すっかり商大を楽しんじゃいました。
大阪樟蔭女子大学(以下樟蔭)
学内に入った途端に、なんかあま~い、いい香りがしてきたような。それもそのはず、樟蔭ではオープンキャンパスに併せて「スイーツフェスタ」が開催されていたんです。大阪のスイーツショップとコラボした「ショコラカフェ」や、この日デビューした「カフェバス」がお目見え。スイーツ片手におしゃべりに花を咲かす女子がそこかしこで見られましたね。大学なのに、街角のシャレオツなカフェかと錯覚しそうになりました…!
他にも、「化粧品を作ってみよう!」や「文学クイズ」など体験型の模擬授業が行われていたりと、「楽しい」を通して学びを得られる授業やイベントが多く見られました。
近畿大学(以下近大)
ということで、やってきました近畿大学東大阪キャンパス。
いきなりの、人、人、人・・・同校のスタッフや学生はもちろん、家族連れと思える人たちまで含め、キャンパス内は学祭並みの人出です。
近大マグロが食べられるという情報を聞きつけ、おっ、ええやん!行ってみよ!
さてさて、まずはお目当ての近大マグロの整理券をゲットすべく配布場所の31号館前へ行くと、そこには既に長蛇の列。校舎を取り巻くように多くの人で大行列。これぞ行列の出来る近大マグロ。
最後尾に並び待つこと約30分。軽く熱中症になりながらも無事整理券をゲットしました!
11月ホール地下食堂にて試食。ここもすごい人で会場があふれかえっています。整理券と引き換えに1皿2貫マグロとカンパチの握りずしを手渡されます。ワサビとしょうゆで頂くと、おー!ちゃんとマグロの味がする!少しあっさりとした感じ。
さて、マグロを堪能した後は学内を見学。
さすがマンモス大学。キャンパス内はまるでテーマパークのよう。
キャンパス見学すること約1時間。この暑さと疲労でさすがに休憩をしようと、近大自慢のモダンな建物Eキューブカフェへとたどり着きました。ここは一歩足を踏み入れると英語の世界、一切日本語禁止です。ネイティブのスタッフが気軽に声をかけてくれますが、もちろん英語。
中では食事をしたり、スタッフと会話やゲームを楽しんだりと自由な雰囲気。記者はもちろん独りぽっちで休憩です・・・。ここは普段、一般の人は入れないのですが、オープンキャンパスや春・夏休み時期には一般開放されるので、興味のある方は足を運んでみてください。ただし英会話必須ですよ!
さて、ここまで近畿大学のオープンキャンパスを見て回ってきましたが、想像以上の広さとにぎやかさで、本当にテーマパークへ来たようでした。いや学部一つひとつがテーマパークと言ってもいいでしょう。間違いなく1日たっぷり楽しめますよ。
一口にオープンキャンパスといっても、商大、樟蔭、近大3大学全く違った切り口がありました。
オープンキャンパスも、それぞれのオリジナリティが必要なんですね。
しかし、共通して言えることは、どの大学も来た人に楽しんで帰ってもらおうという思い。
商大に見学に来ていた受験生からは、「イメージしていた大学と全然違いました。ショッピングモールみたいな食堂もあって、すごく自由な雰囲気」との声も。近大では親子で一緒に楽しむ光景も見られました。
受験生にとっては、キャンパスライフへの期待と、受験に向けて夏を乗り切る精神増強剤になったことでしょう。
今年の夏に蓄えたその気持ちを、来年の春に大きな花火にして打ち上げてもらいたいですね。受験生たちに、幸あれ!
各校、今後のオープンキャンパス
大阪商業大学 7月28日(日)、8月4日(日)・10日(土)・25日(日)、9月15日(日)
大阪樟蔭女子大学 8月11日(日)、9月 1日(日)
近畿大学 8月24日(土)、8月25日(日)、9月29日(日)
取材:山下 伸司 @nemasita、mihorobot
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