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残り2分!集中力と執念で勝ちきったライナーズ 勝利以上に大きい2つのキックパスとそれに応えた両WTBの力量
吹雪の中で行われた、JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2025−26 Div2第5節。
試合時間80分のうち、ライナーズは78分までリードを許していた。最後の最後のプレー、残り2分で夢の島は悲鳴に包まれた。キックパスが通るたびにホームのブルーシャークスファンから悲鳴が上がる。もちろん、21河村がトライラインの向こうに飛び込んだ際も。
劇的なサヨナラトライをもう一度🎥
📅2026.2.7(Sat)
🆚清水建設江東ブルーシャークス
🏟️江東区夢の島競技場
後半40分 TRY
河村 謙尚 @kensho_91014 #花園近鉄ライナーズ #WeAreLINERS#TNT https://t.co/wDXALkoMv5 pic.twitter.com/lCmpkjm3u7— 花園近鉄ライナーズ(公式)🐰🏉🚝 (@liners_players) February 9, 2026
その悲鳴を演出したのは、今季からライナーズに加入した現役南アフリカ代表SOマニー・リボックだった。

この試合、内容だけ見れば今季ライナーズのワーストゲームと言っていい。雪が降る悪コンディションで、BKの反応も鈍く出足の速いブルーシャークスのディフェンスに苦しめられる。Div2では飛び抜けた得点力の源になっている8イオアネと13ウマガ=ジェンセンのゲインもほぼなく、完全に「対策された」という試合だった。
ラインアウトとスクラムといった明確なウィークポイントを持つライナーズに、そこをストロングポイントにするブルーシャークス。今考えれば、相性はけっしていいとは言えなかった。

この勝利に、いやあの最後の数分間には2つの大きな意味がある。
まずは「負けなかった」ということ。今までであれば、逆転はできていなかっただろう。
最後の最後、スクラムを取り返してからの「ミスのないラグビー」は叶わなかっただろう。ライナーズに失われていた「勝利への執念」が蘇った瞬間だった。あの状況で、取られるのはいつも我々だった。
上がれなかったトップチャレンジ時代と、Div1で大敗を繰り返した日々は勝利への渇望は生んでも執念を忘れさせてしまっていた。

もう一つは、リボックが完全に機能したということだ。開幕からスタートで起用される世界的スター選手も、開幕直前の合流からか「今ひとつ合っていない」というプレーが続いた。
3節には本職のSOではなく、FBで出場したりもした。
あのスプリングボクスで魅せるグラウンドを俯瞰したようなプレーを、毎節ファンもチームも待ち望んでいたはずだ。
2本のキックパスを自陣深くから決めるあのプレーは正真正銘、世界で彼にしかできない。

またリボックに応えたのが11林。そして、本職はSHだが、足をつった14中川の代わりにWTBに入った21河村だったのもいい。2人とも我慢強く精度の高いプレーでボールをつなぎ、トライまで持っていった。特に河村は日本代表と見間違うような身のこなしで、チームが負った全ての苦労を報われたものにした。

何度も言う。80分通せば、この試合は反省点が山積みだ。
しかしそんな試合でも、集中力と執念で勝ちきったのは大きな意味を持つ。
今季、前半戦はあと2試合。覚醒した司令塔と、蘇った執念が快勝を生むことを期待したい。
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