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- イオプアソ、ストーバークが良い!近鉄安定のFW。敗北なるも次への扉開く
やっぱりと言うべきか、仕方がないと言うべきか。
近鉄ライナーズ対クボタスピアーズの対決は、14-28のダブルスコアで苦杯を喫しました。
昨年の悲劇を思い出すかのような、相次ぐ選手の戦線離脱。
キャプテン樫本、前ライオンズのビックネーム・コンブリンク、ディフェンスの要であるファインガ。主力選手を欠き挑んだ一戦でした。
それに加え、ホームであるはずの天理親里球場もクボタ本社からの動員もあってかオレンジ一色。
樫本キャプテンに代わって会見に臨んだ森田バイスキャプテンは「関西の試合でしたが、アウェイのような雰囲気でした。ゲーム内容はBKが足を引っ張ってしまい、悔しいです」と顔を曇らせます。
コンブリンクとファインガが抜けて頼みの綱となっていたのは、12吉川、13井波のCTB。
しかし、タックルミスやパスミスで、試合開始から守ることが多かったライナーズ。少ないトライのチャンスを活かしきれずに前半は0-7のノースコア。
一方、10立川、15合谷など蹴れる選手にパスを回し、エリアを取るクボタ。13マプーを中心に、ライナーズのディフェンスをあざ笑うかのようなアタックを繰り返し得点しました。
不動の1豊田、トップリーグ初先発の2王、復帰した3前田がそろうスクラムにも期待がかかっていましたが、「もっとプレッシャーをかけたかった」と坪井監督。
確かにここ数試合、自慢のスクラムで相手を圧倒できていませんでした。
しかし、このゲームで初トライとなったのも、スクラムが起点。
後半10分のことでした。
キック合戦に苦戦しながらも、ようやく相手ゴール前5mに迫るとマイボールラインアウトからモールで攻めるライナーズ。慌てたクボタがモールのコラプシングを犯すと、スクラムを選択します。
押して、押して、サイドから8イオプアソがアタックし、中央やや左にトライ!10野口のGも決まり、後半10分にしてようやく7-14と差を縮めます。
このパターンは必ずと言っていいほど決めてくれるライナーズ。不安なく見ていられます。
ただ、やっぱりエリアはクボタに支配されています。
イオプアソのトライ以降、2トライ2Gを奪われ7-28に。
残り10分、なんとか得点したいライナーズはここでもセットプレーを連発。FWでボールを獲得して突破し、着実に前へと進みます。
そして相手陣22m内に迫った後半34分。マイボールラインアウトから右へ回すと、野口と交代で入っていた22重光が相手ディフェンスの裏へキックパス。15マシレワがすかさず拾ってトライを決めます。G成功で14-18。
が、時すでに遅し。ホーン後も相手陣ゴール直前まで迫りアタックを続けますが、得点することができませんでした。
多くの主力選手を欠くなかで、どこまで戦えるか。それが試されたゲームでしたが、FWでチャンスを作ることはできていました。
スクラムは「これから修正は効きそうなので、期待してもらって良いかと思います」と坪井監督。特に向上心がある、と眼鏡にかなったのはストーバーク。「何が足りないか聞いてくれます。ラインブレイクしてノックオンしたシーンもあるが、あの状況がつくれるのはいい」と評価は上々。
トライが取り切れなかったのは、ゴール直前のパスミスといったコミュニケーション面。課題ははっきりしました。
しっかり修正し、次の試合に挑みましょう。トップリーグ第8節、リコーとの対決は10月15日(日)11:30西京極にてキックオフ。
春の定期戦で黒星を喫したリコーには、絶対勝ちたい。いや、もちろんそうでなくても勝ちたいけど。
さあ、顔をあげていこう、GO!LINERS!
【週ひがMVP】イオプ・イオプアソ選手(No.8)
今日の週ひがMVPはイオプ・イオプアソ選手。何度も突破しアタックの起点となり、トライをあげました。
※イオプアソ選手のサインをプレゼントします。応募は記事の最後からどうぞ。
ーメンバーが欠ける中でのプレー。責任が重いですね。
それも仕事のうちなので、気になりませんでした。責任がある中でいいプレーをしなければいけません。
ーイオプアソ選手にボールが集まっている気がしました。
自分にボールが集まるのは光栄なことです。役割をまっとうできればと思います。
【週ひがピックアップメンバーの試合後】
豊田大樹選手(PR)
ー今日も、たくさんアタックされていました。
ありがとうございます。
ー 負けましたが、FWはいい感じの試合でしたね。
でも負けているんで…。悪くはなかったかと思いますが、勝利につなげたいですね。
樫本敦選手(HO)
ー出場しない試合。歯がゆさは?
ありますね。やるのと見るのとでは違いますが、もっとこうしたらなど考えちゃいます。
ーシーズンも中盤です。
まず来週のリコー戦ですね。
王鏡聞選手(HO)
ートップリーグ初スタメン。今日の点数を自己採点で。
40点くらいです。
ーとても低いですね。
負けちゃったので。もうちょっとできたと思います。もっと攻めないとダメですね。自分に求められているレベルはこんなもんじゃないと思います。
矢次啓佑選手(WTB)
ー森田バイスキャプテンも「BKが足を引っ張った」と言っていましたが。
ターンオーバーも何度かBKであり、トライに結びついたシーンも有りました。そこは責任を感じています。
ー攻めて孤立し、ボールを奪われるシーンも多くありました。
コミュニケーションが取れていなくて、やることと思っていることが違って遅れているんだと思います。
セミシ・マシレワ選手(FB)
ー4試合、連続トライですね。
本当?忘れてました。今日は相手を追う状況で個人的にパニックになりかけましたが、できるだけ絡んでいくように動きました。
ーチームで取りきるために必要なことは?
僕自身はキャリーのときにどうしてもトライめがけて走ってしまうところがあるので、そこが課題です。
ー重光選手のキックパスを受けてのトライでしたね。
後ろにスペースがあったらコールをかけて回していこう、と練習の中でいつも言っていました。シゲさんがぼくのコールをしっかり聞いてくれたので、繋がったパスです。
【週ひがプレゼント】
週ひがMVPに輝いた、イオプアソ選手のサイン入りDAENを読者プレゼント!締切は10月15日(日)23:59までです。下記応募フォームから、どしどしご応募ください。
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