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【主観的見どころ解説】花園近鉄ライナーズvs九州電力キューデンヴォルテクス 4位ライナーズが3位キューデンヴォルテクスに挑む!入替戦は上位2チーム、負けられない!
ライナーズにとって、ここからの一戦一戦が勝負だ。
現在4位のライナーズは、入替戦に進むために上位2チームに食い込まなければならない。次なる相手は3位のキューデンヴォルテクス。前節、レッドハリケーンズを破り勢いに乗るチームだ。ライナーズにとって、勝ち点差を詰める直接対決。ここで負ければ入替戦圏内が遠のく。ここからは生き残りをかけたノックアウトだ。
2月22日12時キックオフのキューデンヴォルテクス戦。まさに、負けられない戦いが始まる。

胸を張れる内容で、完勝だったグリーンロケッツ戦。
花園近鉄ライナーズとは
日本最高峰のラグビーリーグ「ジャパンラグビーリーグワン」に所属するライナーズは、前シーズンでぶっちぎりの最下位。入替戦にも負け、ディビジョン1(1部)からディビジョン2(2部)に降格した。
1929年創部、日本有数の歴史ある古豪として今の立場に甘んじるわけにはいかない。今シーズンで絶対絶対絶対ディビジョン1に復活を遂げるんだ!
キューデンヴォルテクスの意味合い
前節の勝利で、実に2022年以来の公式戦連勝を果たしたライナーズ。3連勝を期して対するのは九州電力キューデンヴォルテクスだ。最後に対戦したのは2019年12月15日。リーグワン誕生前のトップチャレンジリーグでライナーズが47-15で圧勝した。しかし、それから4年以上が経過し、リーグ編成も戦力も大きく変わった。久々の対戦となる今回は、当時とは全く違うチーム同士の戦いになる。
今シーズンの戦績を振り返ると、ライナーズは2勝2敗1分(勝ち点11)で4位、キューデンヴォルテクスは3勝2敗(勝ち点12)で3位につけている。
キューデンヴォルテクスは、現在首位の豊田自動織機に10-26で敗れたものの、前節では無敗だったレッドハリケーンズを27-20で破る大金星を挙げた。ライナーズはここまで豊田自動織機(20-24)、レッドハリケーンズ(17-36)に敗れており、当面の力関係は五分もしくはそれ以上と見ていい。
キューデンヴォルテクスはレッドハリケーンズ戦で、ディフェンスの粘りが際立った。試合終盤には足が止まりながらも、最後までタックルを続け、必死の守備で逃げ切った。この粘り強いディフェンスをどう攻略するかが、ライナーズにとっての鍵になる。

11月の練習試合では、19-38のダブルスコアで負けている相手。
ライナーズメンバー
1. 田中 健太
2. 金子 惠一
3. 文 裕徹
4. ミッチェル・ブラウン
5. サナイラ・ワクァ
6. パトリック・タファ(C)
7. 野中 翔平
8. アキラ・イオアネ
9. ウィル・ゲニア
10. ウィル・ハリソン
11. 片岡 涼亮
12. 岡村 晃司
13. ティモ・スフィア
14. 木村 朋也
15. 雲山 弘貴
16. 松田 一真
17. 井上 優士
18. 岩上 龍
19. 菅原 貴人
20. セル ホゼ
21. 人羅 奎太郎
22. クウェイド・クーパー
23. セミシ・マシレワ
注目選手
6パトリック・タファ
パトリック・タファ
怪我からの復帰戦。先週のヒートとの練習試合でも圧倒的な存在感を見せ、ボールキャリーや試合中にチームメイトを鼓舞する姿が際立った。
13ティモ・スフィア
グリーンロケッツ戦で大活躍。スピードとパワーを活かした突破力が持ち味で、今節も得点源として期待がかかる。
10ウィル・ハリソン
正確なキックとゲームコントロールが武器。ライナーズの攻撃をリードし、試合をコントロールする役割を担う。
19菅原貴人
先週の練習試合で強力なキャリーを見せたフィジカルモンスター。けがが続いたが、今度こそ伝説の始まりだ。
キーマンインタビュー
Q.キューデンヴォルテクス戦、キャプテンとしてどんな試合にしたいですか
今週の練習でフォーカスしていたのはフィジカリティとエフォートの部分です。
みんながハードワークしているので、あとは自分たちがシステム通りにアタックし、しっかりとコリジョンバトルで勝利します。
Q.ここまでのシーズンどう見ていましたか
試合に勝てるようになって、試合に挑むマインドセットが変わりました。2連勝している状況なので、自信もつけています。Div.2でどう戦うのか?といいことにもしっかりフィットしてきました。次も勝つことによって自信を積み重ねたいです。
Q.早く試合に出たかった?
出たかったですね。ようやく出れるので、自分のインパクトを見せたい。特にボールキャリーで。自分が模範となってチームを引っ張っていって、特にコリジョンバトルでチームを率いていきます。そこが僕が今成長できている部分だと思うので、しっかりやりきって、あとはみんなが自分たちの仕事をやりきることが勝つための条件です。
Q.練習試合の手応えは?
とても良かったです。
しまかぜメンバー(控え)が助け合ってやってきて、ヒート戦でようやく試合ができる機会が来ました。しっかりと努力をして、試合に出たいっていう気持ちを前面に出ていました。エナジーが伝わって、良い結果に。しまかぜが作ってくれた推進力をつなげていきたいです。
菅原貴人
Q.ケガからの復帰ですね。
昨季にケガをして治ったと思ったら、プレシーズンにまたケガをしました。
Q.ヒートとの練習試合の手応えは?
チームとしてフィジカルをテーマにやっていました。自分もフィジカル見せられたと思います。
Q.チームの雰囲気も良くなりました。
シーズンが始まって、負けが続いて不満が出たりもありましたが、1回勝ってから良い状態。このまま入替戦までいきたいです。
Q.どんなプレーを見せたいですか
リザーブから出て、インパクト与えられるプレーをしたいです。走り続けて、フィジカルを見せられれば。
自分が試合に出るということは出られないメンバーもいますから。宮下やシュミットのためにも。
向井ヘッドコーチ
Q.キューデンヴォルテクス戦に向けて
受けないように自分たちの強みを出していきたい。
プレシーズンマッチのときは、自分たちのほうが強いと思って挑んで負けにつながった。
Q.ここまで連勝できています
このあともしっかり勝って、入替戦にいきたい。
ただ、先を見るのではなく、一戦必勝。
Q.雲山のプレーが冴えています
雲山はロングキックと球離れが良い。WTBを生かせるプレーヤー。
マシレワをインパクトで出せるのも大きい。相手が疲れてるところでマシレワのステップは、なかなか対応できない。
Q.雲山に期待すること
自分でトライをとれたらなお良い。
あとはキックを両足で蹴れて、ショートキックを使ったり、グラバーを混ぜたりできれば。今はパスならパス、キックならキックのなでショートキックも覚えたらもっと面白い選手になる。
Q.タファが復帰
やっとキャプテンが戻ってきたな、と。チームにエネルギーを与えてくれる存在だ。
他のケガしている外国人選手にも良い刺激になるはず。
昨季と違うのは今季はケガをしてる選手が少ない。昨季は試合をするごとにケガをして、選手を選ぶのが大変だった。

リザーブから登場するマシレワはトライ量産型。
突破力 vs 堅守 キューデンヴォルテクス戦の見どころ
ライナーズの攻撃は、FWの突破力を起点に、外でゲインを狙う展開力が持ち味。パトリック・タファをはじめとするFW陣のハードキャリーが機能すれば、BK陣にスペースが生まれ、ティモ・スフィアや木村朋也といったアタッカー陣が躍動する展開が期待できる。また、SOウィル・ハリソンの正確なキックも大きな武器。エリアマネジメントとキックパスの精度が高く、試合の流れを掌握する鍵を握る。
一方、キューデンヴォルテクスの強みは統率の取れた、粘り強いディフェンス。前節のレッドハリケーンズ戦でも、試合終盤に足が止まりながらもタックルを重ね、リードを守り切った。キャプテンのウォーカーアレックスがリーダーシップを発揮し、チーム全体で規律あるディフェンスを徹底してくるだろう。

喜びを爆発させるウォーカーアレックス拓也キャプテンとキューデンヴォルテクスの面々。
ライナーズが自慢の突破力と展開力でディフェンスを崩せるか、それともキューデンヴォルテクスが粘り強い守備で耐え切るか。
いや、何がなんでも突き崩せライナーズ!
ライナーズのメンバーを考察する動画
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