マシレワ初のワールドカップは、役割を果たしつつも課題を残し9/18のイングランド戦へ

   

規格外なスピードも、ヘビのように抜けて行くステップも今回はお預け。我らのセミシ・マシレワが、9月10日ついに念願のワールドカップ出場を果たしました。
日本にとって、今回のワールドカップでは初めての試合となるチリ戦。チリはラグビー強国とは言えず、個々の選手や戦術もほぼ情報のない相手です。そりゃだって、初出場国だしね。

事前の情報がまったくなかったチリ戦。

ということで、日本代表はとにかく圧勝することがマスト。マシレワも1トライは必須、世界を驚かせるプレーが飛び出して、月曜日の朝から日本中の子供たちがトレードマークのスネークポーズを真似することが、期待されました。

ライナーズから唯一の出場!東大阪の星、セミシ・マシレワ。

結果は、42-12の勝点5を奪う圧勝。マシレワ自身は、交代となった後半25分までチームとして役割を果たしつつ、タックルミスが被トライにつながるなど課題の残る内容でした。

常に解説から苦言を呈されていたマシレワ。そんなに悪かったかな?

週刊ひがしおおさか及びライナーズファンにとって、かわいくて仕方がないマシレワも、この試合の働きには日本中のラグビーファンの間で賛否両論。


ファンからは大きな期待が寄せられる一方で、中継を行うJ SPORTSで解説を務めた沢木敬介さん(横浜キヤノンイーグルス監督)は、終始マシレワのプレーにご立腹。後半はもうただのラグビー好きのおっさんと化して
「逆にマシレワ大好きやん」
と感じてしまうくらい、言及量の高さを発揮します。

それに釣られるように「X(旧Twitter)」でもマシレワの一挙手一投足に意見が噴出します。

マシレワの保護者を自認する編集長前田もね、思いましたよ。マシレワとレメキが交代したら、チームとして安定したなって。もう一つ加えるなら、悔しいけどバックスリーは
松島、長田、レメキ
がクオリティ高く試合ができると思う。

摂南大学出身、ジョネ。ナイカブラがワールドカップでトライ。

でもね。
じゃ、この先のイングランド戦、サモア戦、アルゼンチン戦はどうやってラインブレイク(ディフェンス突破)するんですかってこと。

チリははっきり言って格下でしょう。ワールドカップ初出場で、戦前から「まず負けない相手」だと判断できるはず。冷静な見方ができるなら。

ここまでの4年を思い起こして、戦績を見て、今年のワールドカップへの臨戦過程を振り返って。
やるべきことを完璧に遂行したからといって、イングランドとアルゼンチンには勝てない。
冷静な見方をすれば。

一瞬「マシレワ?!」と思われたリーチのトライ。

ということは、多少不確定要素をチームに持ち込んで、点を取れる可能性を上げなきゃいけない。もちろん、チームのプランを遂行してタックルにしっかり入るのは基本(チリ戦で2回?ほどタックルミスがあった印象)。

その上で、結果論的な選択ミスは許容していかないと、出場させられる選手がむちゃくちゃ少なくなるはずだ。

折しも日本経済新聞からチリ戦の分析記事がインフォグラフ的にリリースされた。松島幸太朗、ジョネ・ナイカブラそしてセミシ・マシレワの働きっぷりがよく見える。

ラグビーW杯2023、1次リーグ日本戦を分析(日本経済新聞)

次戦は18日午前4時キックオフ。ラグビーの母国イングランドと対戦する。メンバーは、15日に出るのか、16日の早いうちなのか。ポジションは11か14か、15かそれともリザーブか。ラグビー発祥の国に対して見せてくれるであろうスーパープレーを夢想しつつ、彼が世界を魅了する瞬間までを楽しみたい。


2023年9月15日10時52分追記:イングランド戦のメンバー発表。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは、マシレワをFBに起用した。

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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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