苦手過ぎる相手、ブラックラムズから勝利をもぎ取ることはできるのか?ライナーズvsブラックラムズ展望

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開幕から13連敗辛すぎぃ!
スティーラーズにきっつい負け方をして、しばらくライナーズの記事をアップできていなかった週刊ひがしおおさか。ライナーズ原理主義を掲げていたのに、メンよわでごめんなさい。
今週は、リコーブラックラムズ東京戦。ここ3試合の中では最も順位が近い相手(10位)と戦います。

イーグルス戦、バッチリ撮れたホゼのトライ。見てみて〜。すごーい。

順位が比較的低いブラックラムズは、与し易い相手なのかというとそうではありません。まず、今季は第4節(1月)に対戦し、14-41の大差で負けています。

また印象が悪いスタジアムが増えちゃった夢の島での戦い。

さらに、ライナーズがブラックラムズに最後に勝ったのは、2019年7月のトップリーグカップのプール戦。RWC2019の開催年に、夏に行ったカップ戦で当時トップチャレンジ(2部)所属のライナーズは絶好調でした。トップリーグ勢はメンバーを落としたり、代表に選手を派遣したりして、手薄だったのは否めません。

2019年7月13日、最後に勝ったブラックラムズ戦。めっちゃきれいに決まったサインプレーのあと。

リーグの公式戦で勝利したのは、2015年に遡ります。五郎丸フィーバーで湧いた短縮シーズンに、ライナーズは絶好調。16チーム中7位と好成績を残しました。ひとことで言うと、
ライナーズは公式戦でも定期戦(毎年シーズン前に練習試合をしている)でも、もうずっと勝ってない。

ブラックラムズってどんなチーム?

ブラックラムズに行っちゃったマイケル・ストーバーク。今回は敵。

順位的には似通っているブラックラムズに、なぜ勝てないのか。2018年から2022年はライナーズが2部に降格していたとは言え、ブラックラムズも1部の中位から下位を行ったり来たり。はっきり「苦手」と言っていいでしょう。ではなぜ苦手なのか。

降格したシーズンの対戦でも、こんなシーンが良く見られました。

ブラックラムズと対戦すると、毎回同じ展開になります。強いランナーに縦(まっすぐ)に走って来られて、そのディフェンスに手こずっている間にスペースを与えてしまう。先週対戦したイーグルスなどと同じく「シンプルに真ん中で強い当たりで攻めてくる相手」を苦手とする傾向があります。そう、ブラックラムズは強いランナーがいる。

ライナーズの注目選手

まずは4月21日のメンバーを。

1. 田中 健太 2. 金子 惠一 3. 三竹 康太 4. ベン・トゥーリス 5. サナイラ・ワクァ 6. パトリック・タファ ⑦ 野中 翔平 8. セル ホゼ
9. 河村 謙尚 10. クウェイド・クーパー 11. 林 隆広 12. ステイリン パトリック 13. トム・ヘンドリクソン 14. ジョシュア・ノーラ 15. 竹田 宜純
16. アンドリュー・マカリオ 17. 佐々木 駿 18. ラタ・タンギマナ 19. 松岡 勇 20. 菅原 貴人 21. 中村 友哉 22. 金澤 春樹 23. 岡村 晃司


タファは言及するまでもない、超中心選手。

シーズン前半までの「怪我をしていない選手から順に出す」という状況は改善。3月からは組み合わせを試すことができています。ゲニア不在でも河村や中村が出場して、それでも絶望的な戦力ダウンには至っていない。
注目は、もちろん9河村。そして1月にブラックラムズ戦で、微妙なパフォーマンスだった10クーパーと13ヘンドリクソンにも注視…というか、奮起してくれ。
それ以上に重要なのは、ペナルティなく早めにディフェンスできるのかということ。

ディフェンスでめっちゃがんばってた宮下。今回はメンバー外で…吉と出るか凶と出るか。

不安要素

1.ライナーズのペナルティの多さ

チームのムードは日に日に良くなっている…が。

ここまでライナーズのペナルティ数は、176。12チーム中ダントツの多さで、1試合平均13.5と、だいたいの試合で
ペナルティ→ラインアウト
で、エリアを取られています。特にブラックラムズのようなフィジカルが強い相手には、ペナルティしがち。
勝利には、80分間通じて敵陣でのプレータイムを増やさねばならず…。

たぶん、ペナルティの少ないほうが勝つ。めっちゃ不安。

2.雨

このパスが、雨では繋がりにくくなる。

2月以降のライナーズはアタックの精度が上がり、どんなチーム相手でも3〜5トライ取っています。得点力不足は解消されそう。
ただ、その得点力の肝は現状「際どいパス回しの連続」にあり、特にエッジ(グラウンドの左右の端)から、内へ戻すオフロードパスの成果にかかっています。
もし、試合中雨が降れば、ボールは滑りやすく足元はゆるく。ボールをつなぐシチュエーションでミスが多くなると、トライへ至る数が減る…かも?

ポジティブ要素

1.トムヘンドリクソンの覚醒

こんなシーン、よく見るよね。責任感のディフェンス。

1月のビジターでの対戦は、新戦力トム・ヘンソリクソンのデビュー戦でした。が、パフォーマンスは今ひとつ。それもそのはず、チーム合流から1カ月足らずだったんだから。
その後、メキメキチームにフィットして、特にディフェンスはトムがいないことが想定できないほどの戦力に。


たぶん、しっかりリベンジしてくれるでしょう。
2.アタック精度の向上

みんなが精度の高いプレーをして誕生したトライ。

前述した通り、2月以降の7試合で22トライ。それまで2トライ取るのがやっとだった状態から、改善が見られます。さらにここ2試合は、エースの木村と片岡を欠きながら
vsヴェルブリッツ 4トライ
vsイーグルス 5トライ
と上がり調子。チーム全体でアタックできてて、大変おもしろいラグビーになっています。

公式スコア予想

ライナーズ45-12ブラックラムズ
ボコり返せ。


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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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