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- 最強軍団に若手で挑む!井上、横井、河村、文、セフォ!ライナーズvsワイルドナイツ展望
やったー!勝ったぞーー!!
ようやく止まった連敗街道、今シーズン初勝利を掴み取ったライナーズ。入替戦が決定していようとも、重要なのはファンとチームが一つになって、喜びを分かち合うこと。勝因はいろいろあります。みんながんばった。でも1番のインパクトは、大黒柱ウィル・ゲニアが不在のなか、先発に抜擢された河村謙尚の大爆発。
先週の展望記事では散々「ブラックラムズは苦手」と書きました。強いランナーがフィジカルでガンガン縦に当たってくる。
しかし粘り強くディフェンス。その中心は、今季最も成長した男パトリック・タファ。POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)の大活躍で、ついに今季初勝利とブラックラムズに対して2015年12月以来、8年4ヶ月ぶりのリーグ戦勝利を達成しました。いやー、よかった。
んで、今週も勝って連勝だ!最下位脱出だ!と意気込めないのは、戦う相手が埼玉ワイルドナイツだから。日本代表だけでなく、世界中の代表クラスのプレイヤーが集結する、今季負けなしの相手です。試合後は、今季で引退する日本代表のレジェンド堀江翔太選手と内田啓介選手のあいさつが組まれているなど、なかなか最下位チームとの対戦が注目されにくい状況でもあります。
ライナーズも、勝利の代償は大きく。精神的支柱のクウェイド・クーパーを欠き、随一のペネトレーター(でありうっかりラインを踏みがちな男)セルホゼが危険なプレーで出場停止。若き左右のエース片岡&木村は復帰叶わず。どうなる、ワイルドナイツ戦。
ワイルドナイツってどんなチーム?
前述した通り、日本代表の品評会なチーム。今季で引退する堀江、内田はもちろん笑わない男稲垣や、山沢、長田、福井などメディア露出のあるラグビー選手の半分はワイルドナイツに所属しているんじゃないかというくらいの豪華さ。外国の代表経験のある選手(カテゴリC)も充実で、ダミアン・デアリエンデを筆頭にラグビーワールドカップで活躍する猛者ばかり。
今回のワイルドナイツのメンバーは、綺羅星が若干隠れ気味ながら、次の綺羅星を狙うメンバー。ちなみに、12月に花園で対戦した際は、前半いい勝負をしながら結局完封負けでした。
ライナーズの注目選手
まずは4月27日のメンバーを。
1.井上 優士 2.アンドリュー・マカリオ 3.文 裕徹 4.ジェームス・ブラックウェル 5.サナイラ・ワクァ 6.菅原 貴人 7.横井 隼 ⑧.ジェド・ブラウン 9.河村 謙尚
10.岡村 晃司 11.髙野 蓮 12.金澤 春樹 13.ヴィンセント・セフォ 14.リエキナ・カウフシ 15.野口 大輔
16.松田 一真 17.佐々木 駿 18.ラタ・タンギマナ 19.松岡 勇 20.ツポウ テビタ 21.中村 友哉 22.小野木 晃英 23.江川 剛人
最近ラグビー界で流行りの「プレータイムコントロール」。出場時間を減らすことによって、怪我を未然に防ごうというものです。最強集団ワイルドナイツに対峙して、ライナーズはシーズン後半に出ずっぱりのタファ(全試合出場が途切れる)、クーパー、ヘンドリクソンなどがメンバー外。逆に言えば、このメンバーで勝負できれば、ライナーズの未来は明るいってこと。
注目は、まず10岡村晃司。前節、クーパーが後半10分程度で退いたあとに、見事ゲームコントロールをこなしてチームを勝利に導きました。それが、公式戦で初の10番司令塔。
FWの注目は、7横井隼。普段はギリギリメンバー入りを逃し、花園の場外イベント「花園ハッピーパーク」で大活躍。最近はイベント打ち合わせ時に自らネタを提案するなど、社会人スキルばかりが目立つナイスガイです。ラグビー選手としてのプライドを示すとき。それは今。
もうひとり、今季初のスタメンに抜擢された13セフォにも注目しましょう。試合に出れば必ず大きなゲインを見せる、若干20歳の逸材です。ディフェンスや細かなプレーが未熟で出場機会に恵まれていませんが、それこそ今回は千載一遇のチャンス。井上、河村に続き、名を挙げられるか。
ネガティブ要素
1.ディフェンス
先発の15人中、先週試合に出ていなかった選手が10人。中心選手は軒並み欠場で、相手が乗ってきた時間(ライナーズのディフェンスがポコポコ倒れる時間)に、果たしてチームを立て直すことができるのか。今回は、タファもヘンドリクソンいません。
2.セットプレー
前節の勝利は、セットプレーの安定。なかでも「今日の勝利は1列6人の勝利」と試合後に言われたほど。なかでも田中、金子、三竹は大活躍でした。
今回その3人の名はなく。またラインアウトのキーマンだった、トゥーリスとホゼもいません。マイボールをキープすることができるのか。
ポジティブ要素
1.2週続けて若手選手が週間ベスト15(チーム・オブ・ザ・ウィーク)に選ばれる
第13節の1井上、第14節の9河村とリーグがスタッツを元に選ぶ週間ベスト15(チーム・オブ・ザ・ウィーク)にライナーズから2週続けて選出されました。
「選考委員さんに最近ライナーズファンが増えたのかな?」
と勘ぐってしまうくらい、今まで無縁だった勲章がライナーズの元へ。しかもそれが
クウェイド・クーパーとか
ウィル・ゲニアとか
セミシ・マシレワとか
すでに全国区いえ、全世界に名が轟いている選手ではなく若手から選ばれた意味は大変大きいです。
井上、河村がまたベスト15級の活躍を見せれば。それに続くスターが誕生すれば。
結果は自ずと…。
2.前節30分間をレジェンド不在で勝ちきった。
以前のライナーズなら。昨年やそのまた前の年なら、先発の15人に何かがあると大変でした。クーパー&ゲニアが同時に欠場となると、地に足がついてない、慌てまくる子どものチームになってしまっていました。
しかし、先週のブラックラムズ戦。クーパーが後半10分と少しで下がったあと、各々がしっかりプレーし勝ち切ることができました。
そして、10岡村晃司。
Player’s voice🎤
4/27 埼玉ワイルドナイツ戦
試合前インタビュー10番で初スタメン
SO 岡村晃司選手#花園近鉄ライナーズ#WeAreLINERS pic.twitter.com/Arztw9E8T5— 花園近鉄ライナーズ(公式)🐰🏉🚝 (@liners_players) April 26, 2024
ライナーズの新しいステージが始まろうとしています。
公式スコア予想
ライナーズ30-28ワイルドナイツ
相手も若手主体!やればできる。
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