スーパー激戦区・高井田に先手を打った!スーパーオーケー開店を前に、ライフ高井田店がリニューアル
実にセンセーショナル。
文春っぽいタイトルで始まる今回は、東大阪で動く大手スーパーマーケットの顧客獲得合戦についての最新情報です。
現在高井田は、東大阪の中でもスーパーマーケット激戦区。
2019年にJRおおさか東線が全線開通し、マンション開発も進む高井田駅・高井田中央駅を中心に付近の人口は増加傾向にあります。
今秋11月26日には関東首都圏の大手スーパー「スーパーオーケー」の関西1号店の出店が決まっており、まさに大戦国時代。

平成の初期から東大阪の生活を支えてきたライフ高井田店。9年前に一度改装も。東大阪人にはこの風景が当たり前だよね。
そんな中、渦中にある「ライフ高井田店」が10月8日にリニューアルオープンするという先手を打ちました。
1996年にライフの東大阪1号店として誕生した高井田店。市内で最も古い歴史をもつ店舗が、待ったをかけます。
店舗1km圏内にはすでに7つの競合。ドミナント店舗のライフ深江橋も近いこの店舗がアクションを取ったのです。
改装に合わせて記者会見も実施され、気合いを感じます。

記者であり主婦ミホロボットが行ってきました。
改装に至った経緯は「店舗の老朽化」としながらも、記者からはやはりオーケーの進出についての質問が飛び交います。
「もちろん意識していないわけではありません。ただ、商圏のニーズを分析した上で、リニューアルの必要性がありました。」と秘書・広報部の宗大輔課長は話します。

高井田店の休憩室にて会見。
前述した通り、高井田エリアは人口増加とともに人口・世帯数ともに増加中。大阪府平均よりも20〜40代が多いという特徴があります。
駅付近には単身世帯も多く、距離的な近さから大阪市内からの顧客も。
そこから導き出される答えをライフさんが出してくれました。「即食」品の需要です。
時短につながる冷凍食品やお惣菜、手作りパンなどに力を入れ、惣菜とベーカリーを隣接させてベーカリーコーナーの面積を1.7倍に拡大。
1.7倍っすよ。いかに大きな舵を切ったかがわかります。

新たに導入されたピザ釜で、本格的なできたてピザを提供できるように。
加工食品・冷凍食品や、プライベートブランドコーナーを拡大してさらに品揃えが豊富に。
価格感度の高い顧客が多いこの地域に合わせ、価格の幅を広げ、選択肢を増やすという戦略です。

切る手間いらずの冷凍食品も充実。こういうのって、温めるだけで「作った感」が出てめっちゃ助かるんだよな。
生鮮のみ取り扱うスーパーも増える中、改装後も2Fの衣料品・日用品売り場は存続。それもこの地域のニーズをキャッチした上でのことです。
ペット用品やヘアケアコーナーの拡大、ライフオリジナルブランドの衣料品など、「あー、確かにわかってはるわ、ライフさん」という品揃えで東大阪人を出迎えてくれます。

スーパーの衣料品って、ダサいイメージやん?これならアリ、いやむしろほしい。
記者であり主婦のミホロボットがそれを一番感じたのは洗剤コーナー。
自宅で使っている洗剤の特大容量パックを発見し、俄然テンションが上がりました。
ホームセンターに行かないと売ってない量がここで買えるなんて…!

この量が普段の買い物で揃うのは嬉しい!
ライフが目指すのは、価格競争からの脱却。ちょっと普段の生活が楽しくなるスーパーを目指し、軸をブラさず進み続けます。
「いかにお客様の方を向いているか。他店にない強みを出せるかです。」

自然志向の「BIO-RAL」はじめ、4つのプライベートブランドを展開。
オーケーの進出に対してマイペースを貫きながらも、会見の最後に語られた言葉が刺さりました。
「何もしないわけにはいかない。もちろん一時的に厳しくはなるでしょうが、全面改装し底上げを。一旦、やろうと。」
かっこいいよね。こういうのを会見で、ちゃんと言ってくれるの。
血の通った回答を絞り出してくださったライフ高井田店がもっと好きになって、取材後ガッツリ普段の買い物をしてホクホク帰宅たミホロボットでした。
スーパーはこうでなくっちゃね。
■ライフ高井田店
住所:大阪府東大阪市高井田西6-1-1
営業時間:9:00〜24:00(2Fは21:00まで)
駐車場台数:102台
アクセス:大阪メトロ中央線高井田駅、JRおおさか東線高井田中央駅から徒歩約10分
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